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今回も長くなってしまいました。読みにくければ分けるので仰って下さい。

今後もよろしくお願いいたします。

はぁ〜楽しかったですわ!

イザベラ様とレオン様とご一緒に下町を巡ったり、一緒にお茶をしたり、美味しい物を食べたり、珍しい物を見たりとレオン様の領地に来てから、楽しく過ごしていました。


そして、ついに、レオン様が動きましたの!

待っておりましたわ、この時を!


今日、わたくしはお留守番で、イザベラ様とレオン様お二人で下町へと向かっておりますわ。


前日にイザベラ様より、一緒にと誘われましたが、その前にレオン様から【2人で過ごしたい】とお願いされましたもの!全力でわたくしはご一緒出来ないことをお伝え致しましたわ!


そして、現在、わたくしは、望遠鏡改を手にし、イザベラ様とレオン様のデートを覗いておりますわ!


「イザベラ、逸れたら俺が困る」

そう言い、手を掴むレオン様…

手の繋ぎ方は、こ、こ、こ、恋人繋ぎ〜〜!!!


イザベラ様は真っ赤になりつつその手を握り返していらっしゃいますわ。


と、と、と、と、と、尊い。

わたくしは、その場に崩れます。

はぁはぁ…と胸を掴み、全身で悶えるのを堪えます。


まだよ、アイリーン、これは、言わば前菜…

倒れて見れないなんて以ての外…

わたくしの領主の時の様に、声を出してはダメですわ!

耐えるのです!!


わたくしが蹲っていると、

そこに住む下町の人に心配されますが、大丈夫だと、尊過ぎてむしろ幸せなのと伝えると、引かれましたが、何故?解せぬ!


その後も、バレないように、隠れつつ、お二人を覗きます。


「立ち食いなど、お前は嫌がると思ったんだが、どうしても一緒にしてみたかったんだ」


「ふふふ、レオンがいつもこうやって食べてると知れて嬉しいわ」


「ここの、屋台はオススメだ」


そう言って2人でホットドッグに似たような物を食べている。


「クスッ、イザベラ付いてる」


そう言って流れるように、イザベラ様の口に付いていたケチャップを手で取り、それを自分の口に持っていく


「な、な、な、な、な、な、%#¥€$々°」


「うん、上手いな」

そう言って、色気を僅かに含む笑みを浮かべる。


レオン様〜〜!!!!!!!

わたくしは、腰が砕けそうですわ。


だって!だって!だって!

イザベラ様の口に付いていたケチャップを取った後、少し口をなぞっていたのを、わたくし、バッチリ見てしまいましたわ!


なんて言う破壊力!恐るべしレオン様!

それを間近に受けたイザベラ様は、顔を真っ赤にして震えておりますわ!


もぉ〜全力でイザベラ様と同意致しますわ!


きっと、イザベラ様は思っているはずですわ!


萌え殺す気かと…


望遠鏡越しでも、凄い破壊力ですもの、直撃したイザベラ様は死んでも可笑しく無いわ。


わたくしはうんうんと納得する。

1人で納得していると、イザベラ様が話し始めました。


「レオン、淑女の唇をそんな軽く触れてはいけませんわよ」


精一杯の反撃にわたくしは、悶えます。


「軽くではない…俺はイザベラにしかしない!お前にしか触れたく無い、こうやって触れたくなるのも、お前だけだ」

そう言って、自分の口に手を触れ、それを、イザベラ様の唇に押し付ける。


「だが、イザベラが嫌ならやめる」

そう言って捨てられた子犬みたいな顔をする。


「い、い、い、いやではありませんわ…でも…恥ずかしいのです、それに、わたくし達の関係はまだ幼馴染ですわ、やはり、こういうのは良くありませんわ!」


「分かった、我慢する。早く、婚約者と認められるように、イザベラの父上を説得するよ」


「レ、レ、レ、レオンはわたくしの事…「好きだよ、誰よりも」」


ぎぃぃぃぃぃやぁぁぁぁあああああああ!


はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ…

萌え殺されますわ!


まさかの、ここで、好き発言!!

あまりにアッサリ仰ったので、イザベラ様がポカンとしておりますわ。


わたくしは望遠鏡でイザベラ様のお顔を見つめます。


突然、ボッと音が聞こえそうなぐらい、イザベラ様のお顔が真っ赤に染まって行かれます。


「いずれ、しっかりとした場所で、もう一度お前に言う。今のは、フライングしたと思ってる、でも、知って欲しかったんだ、必ず、お前に相応しい男になって、幸せにしてみせる。、それまで待ってて欲しい」


「は…い…お待ちしております」

そう笑った顔は幸せに溢れておりました。



確かに、わたくしは、萌えさせて頂きましたが

イザベラ様の立場で考えると、無いですわ!

レオン様…後でお説教ですわ!

誰が、こんなサラリと告白する方がいらっしゃいますか!場所も場所ですわ!


確かに、わたくしは萌え殺されると思いましたが!


それとこれは別ですわ!

わたくしが静かにレオン様へクレームを入れようと思ってると、護衛の方が呟く。


「お嬢様、覗きしてる事が、バレます」と


うん!萌えだけ、ありがとう!

あっさりとレオン様へのクレームを下げ、イザベラ様へと謝る。


イザベラ様申し訳ございません、再度、しっかりとした場所でとレオン様も言っておりますし…


これは、これで、アリな気がしてきましたわ!


護衛から呆れたため息が聞こえましたが、無視です無視!

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