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アリシア物語 閑話集  作者: mery/長門圭祐
世界観説明
2/2

世界観説明:魔法について

アリシア達の世界は剣と魔法の世界です。

もちろん火を起こしたりする魔法もあります。


ただ、こちらの世界の魔法は大変地味です。

ファンタジー王道の、大きな魔法で敵を殲滅したり、という使い方は全くされません。

この点、ちょっと補足させてください。


まずこの世界の魔法の極めてざっくりとした法則ですが、消費魔力=Eエネルギーです。

一瞬で広範囲を焼き尽くすような現象を引き起こすのに必要なエネルギーはどの程度になるか、と考えると、大変難しそうな感じがします。

実際難しい。

作中最強のアリシアで象一頭分の腕力をだして化け物扱いです。

たとえば大型爆弾のデイジーカッターで、ニトロ火薬kt級の威力になるのですが、この爆発のエネルギーを魔力で代替するのは、ほぼ不可能だなぁと考えました。


アリシア級の火魔術師がいた場合は、10人を一度に焼き尽くす程度の攻撃魔法が可能です。

ただこの場合も大規模魔法の魔力をねってる間にだいたいやられます。


ジークの護衛にいた雷魔法使いぐらいが一番現実的な使い方です。

アリシアにワンパンされてしまいましたが、彼でも他所に持っていけば大魔法使いという扱いになります。


軍隊だと身体強化の他には、水魔法使いや毒(薬)魔法使い(生水の解毒担当、衛生担当)、予知魔法(天気予報担当)、念話魔法(通信担当)などが重宝され帝国軍でも活躍中です。

攻撃は大抵の場合、物理で殴ったほうが早いです。


火や氷は、人を傷つけるよりも民需で使ったほうがずっとお金になります。

例えば夏場の暑いときに、いつもひんやりしている氷魔法使いは、大変人気があります。


自然現象を扱う魔法はレア職でもあるため、わざわざ命がけの戦争に出向く人は殆どいません。

貴重な魔法使いに頼るよりも、油撒いて火を放つほうが確実なのがこの世界の世界観になります。


作者的に、ご近所に、ぼそぼそっとなにか詠唱するだけで、辺り一面焼き尽くせるような人が住んでるのは怖いなぁと思ったので、こういう地味な魔法の世界観を採用しました。


以上です。

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書籍化してしまいました。
書籍版urlを活動報告に載せております。
もしよければお手にとっていただけるととてもありがたいです。
― 新着の感想 ―
[気になる点] auブックパスにある、書籍2巻のあらすじに、 アリシアとジークが婚約後、 『アリシアは王国のことをレナードに丸投げして、帝国陸軍大学へ進学する。』 なんてことが書いてありますけど、機動…
[良い点] ほんへもこちらもとても読みごたえというか旨みがある [気になる点] 大魔法使いと度々揶揄されるメアリは結局何の魔法使いなんだろうか…人間を超越した描写を見るに身体強化系?ただアリシアよりは…
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