pf.技術/兵器
SHL:
概念波送受信装置。JUNO021に、試験的に搭載された他、BELL01が保有している。
配鎖コーディング:
複雑錐に殻鎖紐を繋げて、それをあらゆるコンポーネントと接続する様式を工夫することで、一種の有用なプロセスを構築すること。
配鎖構造式:
配鎖コーディングの設計図にあたるもの。
経路航行法:
表向きには始点と終点の座標を入力することでその間におけるあらゆる経路を積分し、出現した(航行可能・航行有能)確率分布における確率振幅が最も大きい経路を算出、その作業を移動中にも繰り返すことで最高効率かつ最高に安全な航行を可能とする航行法。渦域に網衛錐を拡大するためにファインマンが開発した。
ウィリアム・ローワン・ハミルトン教団との関連は不明。
休息時保護殻板:
ハミルトニアンで言うところの布団。
硬質透弾:
体内のコロイドを硬化させた、透明な弾。体のコロイドを変形させた射出口から撃ちだして攻撃に使う。
低摩擦流結晶針:
面の破壊に向く硬質透弾よりは、ピンポイントに貫くことを目的に、自由コロイドを用いて構成することができる弾丸の一種。対象の防御が厚い時に有効であるが、単純に与えられるダメージは硬質透弾の方が上。
ランダウがこれを精製したのは、ヴェルナー・ハイゼンバーグの厚いコロイドを貫き、しっかりと枢錐に損傷を与えたかったためであり、ランダウのヴェルナー・ハイゼンバーグ殺害に向ける本気度が窺える。
カアテン:
大型疑似反波発震体。外部から飛来するあらゆるものに『反波』をぶつけて破壊する。また、内側は、ラグランジュに果てが無いように錯覚させるような像を映し出している。
ラグランジュ内部以外に世界は無いということを信じさせるため、実質的に社会を動かしていたウィリアム・ローワン・ハミルトン教団が設置した。教団の高等教役やリフシッツはこれが作られるより前、資本主義社会時代以前の出身である。
岩塊状硬結晶:
自由コロイドで構築された岩塊状の硬い結晶。硬質透弾を上回る威力を持つが、精製するためにはより多くのコロイドを必要とする。
攻線:
励起した圧コロイド粒。粒子ビームと言っていい。
樹状砲艦:
樹の枝のような砲門を前面に向けた砲艦。高出力攻線砲を大量に有する。ラグランジュにおいて幕外国家との戦争で確認された他、その時蓄積された情報をもとに、後にランダウとなったJUNO021が形成するなどした。
連球状共鳴波発兵器:
ランダウとなったJUNO021が形成した兵器の一つ。コロイドからなる連球としての外観をしている。擬似反波を指向性を持って飛ばせる。
近接用反接機構搭載腕:
ランダウと化し、ハミルトニアンの姿を象ったJUNO021が、自身に生やした追加腕。腕の先にはあらゆる接合を外せる切断用具が接合の種類に応じてコロイドで形成される。
汎用受信中枢:
レーダー。SHLに、効率よく必要な情報を伝えるためのもの。