表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒の竜騎士  作者: 西谷東
14/15

決着

「おら、おら、打ち込んで来い」


「こ、この馬鹿力……」


流石に、アルブムと力で対決するには部が悪い。


(魔法使う暇もありませんし)


苦戦するカエルレウム。


「アルブム様、そろそろ時間です」


抑揚のない、ホムンクルスの声。


「もう、そんな時間か」


アルブムとセトの猛攻が止まった。


「次は、愚兄とやりたいもんだ。契約してねぇかな」


そう言って、ホムンクルスと共に去って行く。


「助かった……いえ、まずは外の騎士と連絡をとりましょう」


カエルレウムはミシュナの姿で肩を竦めると


「セトのこと、ミシュナになんと言うべきか……」


剣の一閃が、青い炎を一瞬で相殺した。


「私の炎を……ゴホッ」


ディアの口元から、血が滴り落ちる。


黒い鎧を纏った少年の姿を前に


「どうして、また……」


「ディア様、それ以上は身体に障ります」


「うるさいわね、出来損ないの分際で……ゴホゴホ」


「ウロボロス族の血を輸血したとはいえ、貴方の身体はやはり不完全な状態です」


竜装(りゅうそう)を解いた、セトが止める。


「お、愚兄。契約したのか、戦うのも面白そうだが……時間なさそうだわ」


「転送装置の準備を完了、そのまま動かないでください」


もう一人のホムンクルスが、合流。


正方形の小型装置を床に投げ捨てる。


「近いうちに、また会いましょう。次は、王都あたりで」


消える直前のセトの言葉に


「当分、会いたくない」


リノスの姿で、アートルムが皮肉げに言った。








次で、グダグダ不完全燃焼エピローグ。

短編で修行をしようと思う。


セトがリノスより歳くってるのは、研究段階で成長させた個体という設定





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ