田中くんといつもと違う朝のホームルーム3
そうこうしている間に、朝のホームルームの終了時間が迫る。
「はーい、皆さん! 赤羽根さんへの質問はこの後三限目の先生の授業を使ってしますので、ひとまずホームルームを終わらせますよ! それと、時間割変更で一限目は現文から体育になっているから急ぐ事! 日直さん号令お願い」
「きりーつ、れー」
「「「ありがとうございましたぁー」」」
「はい、それでは三限目にね~」
朝のホームルームをやる気のない号令で終わらせると、女子は更衣室……ではなくおそらく女子トイレで着替えるべくさっと姿を消した。ぶっちゃけ更衣室で着替えるのは最初の内だけで、二年の冬くらいから割と教室で着替える女子も増えてきているのが現実だ。ロマンもくそもないっす、はい。
「あ、そうだった。五十嵐く~ん!」
さっきまで赤羽根さんと何か話していた吉尾先生は唐突に五十嵐くんを呼び、五十嵐くんも取り出したジャージを置いて顔を上げた。
「はい、なんですか」
俺が下半身を布一枚にした所で五十嵐くんの爽やかな返事が教室に響き、そのまま廊下へと出ていった。きっと何か悪い事にしたに違いない! イケメンは無条件で怒られろ!
「じゃあ、よろしくね~」
「はぁ……わかりました」
なんだかやる気のない様な、状況が良くつかめていない様な、間抜けな様な、そんな返事をしながら五十嵐くんが教室に戻ってきた。のを、すかさず里井を先頭に俺含む数人の男子が囲んだ!
「どんな用だった?」
「なに怒られた?」
「どうしたんだよー」←俺
「イケメン怒られた?」
「誰がイケメンだ!」
「良いから早く話せって」
「いや、なんか校内案内頼まれた」
「「「ふざけんなこのイケメン!」」」←俺含む男子
「まあ待てお前ら……。で、理由は?」
「あーそれは」
「いや皆まで言わなくて良い!!」
「どっちだよ」
「五十嵐、手ぇ出せ」
里井がポケットに手を入れたまま言うと、五十嵐くんは意味が分からないといった顔をしながら恐る恐る手を出す。
「ほれ、頑張ってこい」
その手に何かを乗せ、そのまま大きい里井の手が五十嵐くんの手を閉じさせる。ちょっときもい。
「は、え、ちょっ里井!?」
「おら、男子ども! 俺らはとっととそと行くぞー!」
「よくわからんがわかった!」
「おー!」←俺
「とりあえず五十嵐くん爆発しろ!」
「お、おいみんな!!」
そして俺は里井に続き五十嵐くんの声を全力で無視して廊下に飛び出した。
下がパンツしかない事を忘れて。
どうも、よく一度に両足をつったりしびれたりする人、時雨煮です。寝ている最中だけは勘弁してください、本当に。
前回の終わり、田中くんの名前を間違ってしまいすいませんでした……。一番最初にフルネーム出していた事をすっかり忘れていました、流石モブ!(全力の言い訳)
さて、この息抜き田中も気がつけば一つの話が結構長くなってきました。最初の頃と比べても、倍かそれ以上ですねどうしてこうなってきた。まあ、こちらは一発書きからの投稿で、特に何も考えないで進める事が出来る分『世界の終わりの物語 ~World end story~』よりかは楽にかけますからね。因みに『世界の終わりの物語 ~World end story~』は、第二話の真ん中あたりまでかけていますので待ってくださっている方もそうでない方ももうしばらくお待ちください。
最後のあいさつの前に一つ。また評価及びブックマーク等をしていただき誠にありがとうございます!『世界の終わりの物語 ~World end story~』の方は最後まで話の流れが決まっていますが、こちらの田中はその時の思いつきで書いていますので、どんなふうに終わるか楽しみにして頂けたらなと思います。
それではまた次でお会いできる事を……もうね、魂という概念があるならば魂から願っております!それでは!




