プロローグ
初心者です。優しい目で見てもらえると嬉しいです。
-嗚呼どうしてこうなってしまったんだろう
目の前が真っ赤に染まっていく--
私には母親がいなかった。父親は子供のことなど気にもかけない人だった。最低限の義務教育は受けさせてもらえた。けれど小学校では外見や、家の事情のことを理由にいじめられた。中学校に行ったら何かが変わる-そんな淡い期待は一瞬で裏切られた。水をかけられ、パシリにされ、無視され、陰口を叩かれ-どうして私だけがこんな目にとずっと思っていた。中学校を卒業して、働き始めた。働いても働いてもお金をもらえない。そう、働き出した会社はブラックな会社だった。しかも、情けとばかりに渡される給料は全て父親の酒代に消えていく。そんな生活を一ヶ月も送った頃だったろうか。何かがプツンと切れる音が聞こえた。その時から何も感じなくなった。どんなに上司に怒られても、給金を全て父親に取られても何も思わなかった。信号が青なのに自動車が曲がってきても…
もうどうでもいいかな、と思った。どんなにがんばっても報われないなら…今轢かれても問題ないのではないのではないだろうか…
そう思ったから避けようとしなかった。頭を庇いもしなかった。
突然激痛が襲ってきた。視界が赤く赤く染まっていく。人のざわめきをどこか遠く感じた…
そして意識は消えていった。
次は一週間後に更新の予定です。




