表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここは人類最前線7 ~魔性争乱~  作者: 小林晴幸
武闘大会本選・個人戦(武器なし)の部
107/122

105.【武闘大会本選:個人戦(武器なし)の部】精神汚染の危機

 ちなみに勇者様の衣装には変声効果(ヘリウムガス風)が仕込まれています。

 勇者様のイケメンボイスが甲高くなっちゃう!





 試合場の上に立つ勇者様(聖女ver.)。

 その対面に立つのは……あれ?

 なんだかどっかで見た覚えがあるような……ないような?

 眉をしかめて、見てしまいます。

 優男風の立ち姿、一見して獣人のようにも見える魔族さん。

 割と気取った顔立ちに、モノクルが胡散臭さを醸し出します。

 勇者様(聖女ver.)に向かって優雅に一礼した、その姿。

 頭髪の色は、白。

 まぁちゃんのようにキラキラ輝く白銀とは違う、動物めいた落ち着いた色合いです。こう、とっても柔らかそうな感じで。

 そして、角。

 ラーラお姉ちゃんと形状の似ている、山羊の角がぴょっこりと……

 うん、やっぱりどこかで見たような気がしないでもありません。

 りっちゃん達、黒山羊一門と対をなす白山羊一門のひとだろうなぁとは思うんですが。

 あれは、えーと、確か……誰でしたっけ?

 首を傾げる、私。

 試合場の上では、勇者様が怪訝な顔をしています。

「……おや? 貴方は確か……昨年、お会いしましたね?」

「会った……? 君と? ……悪いが、覚えがないんだけど」

「いえいえ、確かにお会いしましたよ。貴方の様な珍しい、人間とは思えない屈強な精神構造の持ち主を忘れられる筈がありません。とても、印象的でしたしね」

 そう言って、白山羊さんは興味深いものを見る目つきで勇者様を見ています。

 おや? もしかしてあの白山羊さん……勇者様(聖女ver.)の正体に気付いていたりするんですかね?

 ということは、もしかして私と勇者様共通の知り合い……?

「覚えていらっしゃいませんか? ほら、去年の夏です。私と貴方と、他にも尊い方々と……とある人間の国の、お城で」

 意味ありげな目配せを、勇者様の額に注いで。

 白山羊のお兄さんは、勇者様が目配せに反応した次の瞬間。

 

 何故か、勇者様(聖女ver.)に投げキッスを放ちました。


 即座に勇者様が反応!

 放たれた投げキッス(から発生した、ピンクの蝶々:唇型)を叩き落としました!(物理)

『お二方とも! 好戦的なのは構いませんが、試合開始の合図前から立ち合われては困ります!』

 審判さんが困ったと言いながらも、面白そうにニヤニヤと笑いつつ声をかけます。どうやら今回の試合の審判さんも、それなりに癖の強い方の様ですね。

 まあ、でも、それはどうでも良いんです。

 それよりも注目すべきなのは……今の一連のやりとりで、私の記憶を刺激するものがありました。

 そう、あの白山羊お兄さんのことを思い出したんです!


 あの、お兄さんは……白山羊一門のシャーベットさん!


「君は……白山羊のシャーグレッド、か!」

「思いだしていただけたようで光栄です」

 ……外しました!

 シャーグレッドさん、シャーグレッドさん……ああ、確かにそんな名前だったような?

 しかし勇者様、殆ど会話らしい会話もしていない相手の名前を、よくしっかりと覚えていたものですね。

 感心してしまいます!

 その勇者様は今、シャーグレッドさんから隠すように額を押さえて、盛大に顔をしかめてますけど!

「な、なんで君がこんな所にいるんだ。西の果てのうちの国に、赴任中じゃないのか!?」

「ああ、ご安心をいただきたいですね。我らが魔族の祭典、武闘大会となれば特殊任務中であろうと考慮していただけますから。俺も予選を無事勝ち抜けましたので、武闘大会が閉会するまでの一年間は『武闘大会出場者への特別措置』として一年間の有給休暇が適用されています。俺だけでなく、魔族であれば軒並み大会出場者には各所にて便宜が図られているはずですよ」

「そこまで特別扱いして良いのか!? 特別措置にしても、便宜を図り過ぎだろう! それで良いのか、魔族……!!」

「魔境きっての一大行事ですからね。しかし…………お会いしたのも昨年の一時期のみでしたが。随分と様子が変わられましたね。主に服の趣味が」

「ぐぅ……っそこに触れるのは止めてくれ。というか、一目で見破らないでくれ! 我ながら変貌ぶりが変わり果て過ぎて酷いと思うのに、どうしてぱっと見て気付くんだ!」

 君とはそこまで親しくしていなかっただろう、と。

 勇者様が血反吐でも吐きそうなお声で叫びます。

 観客さん達も意味不明で首を傾げていますが、私の隣ではまぁちゃんが爆笑していました。

「勇者、不憫なヤツ……っ」

「でもどうして、勇者様のこと一目でわかったんでしょう」

 化粧を担当したのはサルファですが、女の私の目から見ても感心するしかない出来栄えで。

 むしろ勇者様が麗しい美少女過ぎて感嘆の溜息を吐くほどだったのに。

 私も、絶対に普段の勇者様とは印象が重ならないよう、細心の注意を払って衣装を整えた身としては、不服に思ってしまいます。

 何カ月も前に、ちょろっと交流があっただけですよ?

 それも、あの時は勇者様もトラウマ直撃の悲劇に見舞われてちょっと幼児退行したり動転して取り乱したりと、色々普段とは様子の違う姿が入り乱れて普段の勇者様とは違う様相を見せてたんですが。

 なのにどうして、シャーグレッドさんには一発で露見したんだか。

 気になる答えは、本人の言によってもたらされました。

「それは……俺は白山羊一門の者ですから」

 にっこりと微笑む姿は、やはり胡散臭いまま。

 白山羊のお兄さんが、右手をゆっくりひらひらさせると……

 呼応するように、勇者様の額に揺らめくものがありました。


 それは光を発しながらくるくると回る、円形状のナニか。

 とても綺麗な、それ。


 あれ、まさか。

 どこかで見覚えのある、アレは。

 去年の夏、勇者様の額に一度刻まれたもの。

 勇者様の心の変調を示す白山羊さんの魔法陣。

 刻んだ張本人は……勇者様と対面に立つ、白山羊一門の男。

「我ら一門が得意とするは、闇属性に基づく精神操作。心の闇に呼応し、精神の波長を把握する。洗脳や生物の傀儡化に特化した一門に属する私が、一度捕捉した『精神(こころ)』の……それも世にも稀な『特異事例(・・・・)』の波長を忘れるとでも?」

「……っ!?」

 勇者様の、息を呑む音が聞こえます。

 あ、そういえばシャーグレッドさん、物凄く驚いてましたもんね。

 勇者様の精神の、謎の健常ぶりを。

 

 あれは勇者様が、すっごいトラウマ抉られて幼児退行した後でしたから。

 それなのに持ち直すとなったら一瞬で精神の復活を果たし、あまつさえ異常の痕跡が見つけられなくなるくらいの回復ぶりで。

 精神の回復力に定評のある光属性持ちにしても、精神が綺麗過ぎておかしいって話になりましたっけ。

 精神系の魔法に特化した白山羊のお兄さんが、「この人本当に人間ですか?」って異常を訴えていました。

 結局は神の加護の恩恵だろうという話で落ち着きましたが、確かにそんな特殊事例だったらシャーグレッドお兄さんの記憶にも強く印象残りますよね。

 そしてシャーグレッドさんは、対面に立つ勇者様(聖女ver.)から去年の勇者様と同じ精神の波長を感じ取り、同一人物判定を下したようです。

 確かに勇者様みたいな心の屈強な人、そう何人もいそうにありません。

 むしろ勇者様と同じくらいに鋼の心臓を持つ人間の方が他にもいるんでしたら、間違いなくその人は傑物として名を馳せていそうな気がします。


 一発で正体を、しかも姿形以外の部分で見破られた勇者様(聖女ver.)は、少々顔色を悪くしていましたが……

 それでも試合の進行は待ってくれることもなく。

 勇者様とシャーグレッドさんの戦いが始まります。

 

 魔法戦闘にかけては、ほぼほぼ初心者の勇者様。

 対するは精神系魔法に特化した、闇属性の白山羊さん。

 ……あれ? これって不利ですか?

「山羊系の魔族は、大概が魔法行使に特化してやがっからな」

「シャーグレッドさんも、術師タイプってこと? 白山羊一門のひとは対象とする生き物を、生きたまま操るのに長けてるんですよね」

 確か、去年。

 シャーグレッドさんは一度に二十人くらいなら操れるって言っていたような……

「シャーグレッドは精神汚染と暗示と、それから精神操作に基づく状態異常系の魔法が得意だったかな。基本はリーヴィルと同じ、対象を操るのに特化した補助魔法系の術師だよ」

「ヨシュアンさん、詳しいですね!」

「そりゃ、同じ軍部の所属だし? シャーグレッドもあれで大会常連だしね」

「ああ、そういえばヨシュアンさん、軍人さんでしたね……」

 戦闘大好き魔族さんですからね。

 武闘大会は大概の試合を皆さんかぶり付きでご覧になります。

 そして自分の今後に、良い意味でも悪い意味でも反映させる。

 ……向上心が高いのは良いことですよね?

 

 魔法の行使を中心とした試合ですが、この部門はぶっちゃけ魔法を使えば何でもありの面が濃厚で。

 勿論、主流は派手な攻撃魔法がばんばん飛び交う魔法戦ですが。

 精神操作系の魔法も、勿論認められています。

 精神操作系は派手さの少ない、玄人好みの魔法って印象ですが。

 勇者様はそんなシャーグレッドさんを相手に、どう戦うのかな?


『――それでは、試合開始!』


 審判の号令と共に、両者が動きます!

 勇者様はどこかぎこちない動きで、シャーグレッドさんと距離を取る。……普段は真っ先に突っ込んで、むしろ距離を詰めて剣の間合いで戦うのが勇者様の『いつも』ですからね。

 敢えて距離を取って魔法で、となると彼にとっては迂遠に思えるのかもしれません。いつもは全然、魔法に頼ってませんから。

 その『いつもとの違い』が、ぎこちなさとなって表れるのでしょう。

 一方、シャーグレッドさんは。


「――此方をご覧下さい」


 そう言って、高々と右手を掲げた訳ですが。

 そこには小さな魔法陣が一つ、鎮座していました。

 おや、なんだか最近、どこかで見た魔法陣ですね?

「あれ、勇者の額にあるのと同じヤツだろ」

「ああ、道理でどこかで見たと思った! 確かに勇者の兄さんの額にあるのと似てんね」

「色が違うだけで、構成も配列も何も全く同じだよね」

 魔族さん達は、流石に目が良いです。

 勇者様の額にある魔法陣とは違って、シャーグレッドさんの手にある魔法陣には薄く赤い色が付いていますが……あれって対象者の精神の変調を示す魔法陣じゃなかったんでしょうか。

「シャーグレッドは、対象者の『魔法陣(こころ)』を手の上に写し取ることで、遠隔操作が出来る」

「え? ……あ、確か魔法陣は対象者の心の変調に合わせて歪んだり崩れたり、膨らんだり、人の精神状態によって変わるんですよね」

 つまり魔法陣の形は、一人ひとり相手によって違う?

 それを、人によって違う形をした魔法陣を、シャーグレッドさんは手元に引き寄せることが出来る……と。

 それってつまり、相手の心を握る(物理)ってことですかね?

「そうそう。そこを外部から魔法陣に変化を与えることで、魔法陣が表している生物の心にも無理やり変調を与える……っつう呪いな」

「あ、呪術なんだ」

 まあ、確かに正攻法の魔法じゃなさそうですが。


 勇者様が自分の知識にないシャーグレッドさんの魔法に警戒を示し、気を張り詰める。

 相手の手段が図れないなりに、何なりに防御策を取ろうとしたのでしょうか。

 勇者様は焦った顔で、『タスマニアデビルにもわかる光魔法 ~初級編~ 』をめくり倒します。

 あらかじめ中身は確認してあったのでしょうか。

 どうやら栞を挟んでいたらしく、目的のページに一気に辿りつく。

 露骨に本を読みながら、という訳ではありませんが。

 勇者様は本を高々と掲げ、呪文を唱えました。


 ――途端。


「っは!?」

 

 勇者様が、ぎょっとした顔で自分の手元から延びる棒を……自分の肩に持たせかけていた、錫杖を凝視しました。

 ついでに私も我が目を一瞬疑いました。

 え、まさか勇者様があんな!?


 ――ララランラ~ラーー♬ ラーラーラーラーラー♪

 ラン♪ ラーララランラーラー♫


 勇者様の魔法行使を補助し、最大限の『効果』を発揮する。

 その為だけに作られた、あの特別な錫杖が輝いています!

 物理的に!!


 ええ、マジで光ってました。


 なんというか……人間の国で見た宗教施設の、『神像』とか『宗教画』の演出ばりに。

 こう、背後から世にあまねく照らし出さんとするかのような金色の光が、ばーっと。

 あれは、一体どういう魔法なんでしょうか?

「え、サルファ。アレなんの魔法?」

「えっ リアンカちゃん、俺に聞くの!?」

「だってアレ、サルファがあげた教本に記載されてる魔法なんじゃ……すごくひかってるし」

「いやいやいやいや、俺もあんな魔法見たことないからね!? あげた本にも載ってなかったんじゃないかなー」

 まさか勇者様が自分でやったのかと思ったんですけど。

 勇者様の反応を見るに、そうとも思いきれなくて。

 サルファの否定も、勇者様は何も知らなかったという予測を補強します。

 でもじゃあ、アレは一体?

 きょとーんとした顔で見ていると、勇者様の錫杖が光り出した時から私の隣で爆笑していた、まぁちゃんがふと真顔になって言いました。

「あれ、勇者の持ってる錫杖から発動してね?」

 その言葉で、私は思い出します。

 そういえば、トリオン爺さんから完成した錫杖を引き取った時。

 

 なんか『取扱説明書(とりせつ)』なるもん貰ったな、と。


 一応持って来ていたので、私は慌てて説明書を開きます。

 興味があったのか、まぁちゃんやせっちゃんも一緒に覗き込んできました。

 果たして、そこには。

 私達の目の前で起こっている現象について、確かに説明されていたのです!


『※杖の発動効果

 使用者の魔法に反応して、発動するように仕込んだ仕掛けは二つ。

 一つは、『聖歌斉唱』。

 そしてもう一つは『降臨後光』。

 一定量以上の魔力が錫杖に流されると、どちらも自動発動する』


 ……説明書を読みこむと、つまりこういうことでした。

 

 あの錫杖を持って魔法を使うと、錫杖が勇者様をも巻き込んで宗教画顔負けの神々しい後光を周囲に撒き散らし、更には錫杖を取り巻く一帯に何処からともなく神を賛美する聖歌が流れ始めるという……。

 勝手にそうなる仕組みが、製作の時点で組み込まれていた、と。

 流石です。

 流石、勇者様の発注した剣に、勝手に十徳機能を組み込んだトリオン爺さんです!

 製作をトリオン爺さんに依頼したお陰で、想定外に素晴らしい光景が広がっています。


 神々し過ぎて、なんか天使が降臨したみたい。


 観客の中には、拝んで祈りを捧げている人すらいます。

 魔境は宗教が定着しない土地柄の筈なんですけど、拝んでいる人達は魔境の外から一時的にお越しになってる方々でしょうか。

「勇者様、いいえ、クリスティーネ様……素敵★」

「うわぁ……勇者の兄さん、めっちゃ輝いてるぅ」

「勇者さん、天使さんみたいですのー!」

「あっは、あははははははあははっあははははははははは(爆笑)!! どこの聖人だよアイツっ!! くっそ、腹いてぇ!」

「うわ、しまった! クロッキー帳の紙がもうない!! 新しい紙、紙!」

 使用者本人が知らなかったまさかな効果に、勇者様が戸惑っているのがわかります。

 実は、私が最初に言い出したような気がしないでもないんですよね……前に魔法の杖の話をトリオン爺さんとしていた時に、魔法を使うと光と音を発する杖があるらしいって。

 御先祖様の日記に書いてあった、そんな話をしたことがあります。

 私が話のネタにしたのは魔法を使う度に杖がぴこぴこ光る、というモノだったのですが……

 トリオンさんはやはり凄腕の職人さんだけあります。

 こっちの方が勇者様にはしっくりくるのも確かです!

 でも勇者様がおろおろしすぎて隙だらけですよ!

 ぴこぴこ光るくらいだったら、きっと今までの慣れで私の悪戯か何かだと判断したことでしょう。結果、そこまで動揺しなかったでしょうに。死んだ魚の目をしながらも。

 このままじゃ、勇者様が攻撃されちゃう!

 ちょっとだけ、心配になって。

 はらはらと勇者様を見てしまいます。

 勇者様のお声が、此処まで聞こえてきました。

「な、なんだこれーっ!! 誰の悪戯だ、ちょっ……心当たりが多過ぎて、特定できない! むしろ全員か!? 全員の仕業なのか!?」

 ごめんなさい、勇者様……ご期待いただいているところ、添えずに申し訳ないのですが。

 その『悪戯』は私じゃなくってトリオン爺さんの暴走の結果です。

 いえ、錫杖を受け取りに行った時に取扱説明書は貰っていましたけどね?

 うっかり読むのを後回しにし過ぎて、存在も忘れましたけどね?

 でも濡れ衣です。

 私はこんなに神々しい方向じゃなくって、ぴこぴこカラフルな音と光が出て和める杖の話をしたことがあるってだけですからー……!


 ぴこぴこサウンドより、こっちの方が勇者様に似合っていることは肯定しますけど。


「あっはははは! あはははははは! あーっははははは!! あっはっはっはっははははははは!!」

 まぁちゃんの爆笑が、響き渡る中。

 私は光り輝く杖を握りながらも頭を抱える勇者様に、心からの応援を捧げていました。

 勇者様、がんば……!



 

 なんか、書いている内に勇者様が神々しくなりました(物理)。

 今まで書いた中でも真面目な試合風景にしよう、と。

 そう思っていた筈なのですが……? ←失敗した感

 

 次回こそ、真面目???に魔法合戦が出来ると良いのですが。

 (ただし片方は精神汚染系の魔法特化)



ちなみにシャーグレッドさんの本編初出は

 『ここは人類最前線6』の『92.白山羊のシャーベット』になります。

 真の初登場は番外編の方ですけどね!

 感想欄にて本気で思い出せないとのお声をいただいたので、此処に書いておきます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ