翠と橙(みどりとゆず) vol.099 「逢坂さんと一緒に仕事、したい。」
呉羽、
「みど、ロンドから、企画開発から一名専属スタッフ、立ててくれと、申し出があった。みど、あなた、お願い。」
翠、
「来ました…かぁ~~。」
呉羽、
「うん。今まで、窓口、営業だけだったんだけど…。さすがに、それだけじゃ…。当然、企画開発は、商品管理も兼ねているから…。それに、工場とも、やりとり…。そっちの方は、企画開発がネックだからね~~。」
「わかりました。」
「それに…。な~~んだか…。向こうさん、やたらと、あなたを押したいような…。」
「は…ぁ…???」
「ほら、ロンドの企画開発に…草島流歌…さんっているでしょ。」
「あ~~うんうん。企画開発室長の寺崎さんの下の…、主任の…???」
「うん。」
「その草島さんが、逢坂さんと一緒に仕事、したいって、寺崎さんに申し出たみたいなの。彼女と…どうなの…???」
そんな呉羽に翠、
「いや…、どうなのって…言われても…。」
頭を傾げながら、
「普通に…当たり前に…電話で接してる…けど…。」
腕組みをして翠、
「あっ、そういえば…、今度名古屋に来たら、一緒にご飯食べようって、向こうから…。かかかか。」
「ふん。まっ、親しみやすいって、言うのも…あるのかも…知れない。近いうちに、向こうさんに挨拶に行くことになるから。」
呉羽。
「はい。分かりました~~。」
フロアに戻って翠、パソコンの受信ボックスを見て、
「おっと~~。」
万美、
「みど、コバちゃん、話…何…???」
向かい側の席の尋音も、体を乗り出して…。
翠、
「あ~~。ロンドから、企画開発の方からも専属で1名立ててくれって…。…で、ご指名…受けちゃった。」
万美、
「ほぅ~~。ふ~~ん。かかか。そういえば、向こうさんの草島さん、みどと電話…感じ良かったもんね。」
「まっ。まだ、声だけの相手だけど…。馴染みやすさは…あるよね。…と~~。」
受信ボックスからメールの内容。
「ん~~???ひぇ~~。」
万美、
「どしたの…???」
「ロンドの…あの…、いわくつき…、またもや増産。」
「へぇ~~。売れてるんだ~~。」
「なんと、なんと、増産の増産。凄いね~~。…で、この添付ファイルは…なんだって…???」
そして、そのファイルをクリック。
「ん~~~???」
万美と一緒にその画像を…。
翠、万美に、
「どうよ、これ…???」
「買う。うん。私だったら、即買いしちゃう。」
そして腕組みして万美、
「いやいやいや。さすがにロンド、目の付けどころ、違うね~~。私には無理だ、このデザイン。絶対に思いつかない。」
「ニットに…このサロペットか~~。」
そして、詳細を見て…。
「うんうん。これなら、今回は…。ニシ。ロンド様。ごちそうさまで~~す。」
翠。
そこに呉羽、
「みど、夕方からのコレクション、頼むね~~。向こうさん、あなた、ご指名だから~~。」
翠、
「あ~~。は~~い。」
万美、
「おっと~~。そっか~。今日だっけ、関口恵のコレクション。」
「ふ~~ん。なんで…私…指名なんだろ…???」
「それは…仕方がない。関口恵の担当は榛名さんだけど…。」
「ただいま、子育て真っ最中…ってね~~。コレクションの時間は…、保育園へのお迎え~~。」
「そゆこと~~。」




