翠と橙(みどりとゆず) vol.200 「はい。お疲れ~~。お邪魔してま~~す。」
「さてと。飛香~~。」
翠。
飛香、その声に、
「はいはいはい。行きます。行きます。」
万美、
「かかかか。もう~雅樂じぃの焼き鳥の虜になっちゃったね~~。」
飛香、そんな万美の声に、
「はい。お陰様で。なんてったって、安くて美味しいもん。」
尋音、
「お~~ほほほほ。絃と雅樂じぃ、泣いて喜ぶよ。」
通りでタクシーを拾って乗り込み、橙、
「び~~っくり。巽、雅楽に行きたい。なんて…。…しかも、もう…ルッポラ、顔…出してたんだ~~。」
そんな声に巽、
「あぁ。部屋にかあさんと一緒に帰って。その後、かあさん、帰った後に、ルッポラ電話して…。そしたら、店長、迎えに来るって。」
「へぇ~~。…で、店長と一緒にルッポラ…。」
「うん。みんな…あんなに見舞いに来てくれて、お返し…出来てないから…。せめて、顔…見せたくってさ。」
「ふ~~ん。」
「それに、雅楽の…店員さん…???」
「うん。絃さん。」
「彼女も…杉浦君と一緒に、見舞いにきてくれたんだ。」
橙、
「へっ…???そうだったの…???」
「確か…、3連休の…ときか…???だから…。…で、ゆずが来たら、一緒に行こうって…思ってね。」
「あはっ。うん。雅楽の焼き鳥、美味しいもん。」
「へぇ~~。」
そして、雅楽のドアを開けた途端、
「はい…???どしたの~~???めずらしい~~。」
翠、万美。
店に入った途端に目に飛び込んできた顔。
「はい。お疲れ~~。おっ邪魔してま~~す。」
奈都である。
「混む前にって…思ってね~~。」
翠、
「かかかか。あんたのインスタの御蔭で、かな~~り、やばかった。かかか。」
舌をペロリと出して奈都、
「申~~し訳、ございません。」
「それにしても、咲茉に、美祢さん、璋子、初めてじゃない、ここ~~。」
咲茉、
「そ~~の通り~~。かかかか。」
「だ~~って、美味しいって評判なんだもん。」
美祢。
「それに~~。ユッキの料理作ってる姿も…、見れるでしょう~~。」
璋子。
「あ~~。それがお目当てか~~。」
翠、
「けど…、ユッキはまだ体、本調子じゃないから…、厨房…手伝ってないよ。今はまだ…。」
その声に璋子、
「あっ。そっか~~。」
尋音、
「ざ~~んねんでした~~。」
「でも、でもでもでも。」
手招きして咲茉、
「ここの店員さん、凄い…可愛い~~。それに、凄いプロポーション。私…羨ましくって~~。」
万美、
「あぃや~~。あんた、咲茉っ。かかかか。そうだろ、そうだろ。絃~~。可愛くって、凄い素敵だって~~。」
その声に絃、にっこりと。
雅樂、
「ありがとよ。おおきに。」
「さてと。私は…。」
そう言いながら厨房に入ろうとする翠、そんな翠に雅樂、
「みど~~。おまえ、座っとれ。かかか。こっちはまだいいわ。」
そんな雅樂に翠、
「へっ…???…いい…の…???」
絃も、
「うん。大丈夫だよ、まだまだ、宵の口。はは。」
「折角、会社の人、来てんだ。しっかりと…客、しとれ。」
万美も尋音も、そんな雅樂を見て、
「さっすが~~。雅樂じぃ、優しいねぇ~~。」
雅樂、いきなり怒った顔からすぐににっこりと、
「あったりめぇだろ。」




