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翠と橙(みどりとゆず) vol.135 翠の右腕の方から振り返って橙、「麗奈姉ぇ。」

翠の右腕の方から振り返って橙、

「麗奈姉ぇ。」


そして麗奈、

「あら、ゆず~~。へっ…???」


万美、尋音、そして翠も、

「へっ…???」


万美、尋音、

「あっ。へっ…???…じゃ、ゆずの従姉の看護婦さんって…???」


翠、

「ゆずの…。あは。看護婦さん、沢木さんだったんですか~~。」


麗奈、

「へっ…???…あっ、いや…。ゆず…???…えっ…???…こちらの方と…???」


橙、

「うん。会社の人たち。」


巽も知美も、柴乃も…、

「…… ???」


麗奈、

「へぇ~~。いや~~。凄い偶然。逢坂…さん…。」

そして、

「へっ…???…じゃ…、遊馬…さん…???」


翠、

「いえいえ。遊馬君は…、会社の人じゃないんですけど…。」


麗奈、

「あ~~~。あっ。…えっ…???へっ…???」

そして、

「あっ。ごめんなさい。少し…良いですか…???いろいろと…調べる事が…。」


翠、

「あ~~。はい。あっ、ごめんなさい、私たちの方が…。ゆず。」


橙、

「あっ。ごめんなさい。お願いします。」


麗奈、巽のバイタルからいろいろと調べ始める。

「でも…今回は、逢坂さんがいてくれて、助かりました。」

そして、

「そして、師長もいましたから…。」


翠、

「師長…さん…???あぁ…もう一人の看護婦さん。…確か…、奥村さん。」


「えぇ…。奥村師長がすぐに、脳梗塞って…。…だから、すぐにこの病院に…。」


そこで初めて知美、

「ほんとうに…ありがとうございました。御蔭で…。」


「遊馬さん…、本当に良かったですよね~~。…でも、これから…リハビリ…なりますけど…。」


知美、

「えぇ~~。もしこれが、あまりにも時間が掛かってしまっていたら…。なんて思うと…。」


麗奈、数分掛けて、全てチェックした上で、

「まさか、ここでゆずに会うとは…。」


橙、

「うん。私も…。」


そして麗奈、

「ふふ。ゆず、良い人たちに、恵まれてそう~~。」


「うん。ありがと。毎日、楽し。」


麗奈、

「では…遊馬さん。」

知美にお辞儀をして。そして、

「逢坂さん、ゆず、お願いします。」


翠、

「ありがとうございます。はい、分かりました。」


麗奈、最後に巽に、

「遊馬君。頑張って。順調ですよ。」


巽、顔だけ少し動かして、

「ありがとうございます。また、お願いします。」


「では…、ごゆっくりと…。」

そう言い残して病室を後にする麗奈。


「へぇ~~、ゆずちゃんの…何…、従姉…???」

飛香。


橙、

「はい。少し…歳…離れてますけど…。まだ…看護婦…なって…、1年…かな…???」


「あの人と、もうひとりの看護婦さんから…。私も…救われた。」

翠。


巽もそんな翠の顔に向いて…。


「まさか…、ホームで倒れるなんて…。……何をどうすればいいのか…。なんにも…できなかったもん。そこに…。」


万美、

「看護婦さんたち…。」


「…うん。」


巽、今度は万美の顔に向いて。


「でも、雅樂じぃも…言ってたじゃない。傍にいるだけでも、いいんだって。」

万美。


その声に一同、静まり返り…。


知美の声、

「その通りですよ。傍にいてくれただけでも、どんなに救いになるか…。」

少し鼻声まじりに…。


巽、

「かあさん。」


橙、また枕元まで腰を低くして。

そんな女性を黙って見ている知美。


巽、

「みんな…ありがとう。」


一同、顔を横に振りながら…。


「早く…元気になろ。」

尋音。


他の面々、

「うんうん。そうだよ。」




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