第一話。ゲンコツ山って歌詞に引っかかるんすかね?
あなたが、どうしてこのページを開いたのか、私には想像も付きませんが、
宜しければ、しばらくお付き合い下さい。
なんでもないおじさんが、ちょっと毛色の違う世界で暮らす話です。
お急ぎの方は、話の動き出す40話、
ワレポン辺りから、お読みになると良いと思います。
そこまでは、特に何も起こりませんです。
何がどうなってるのか興味が湧いた方は、戻って読み直すが吉かと。
はてさて困った。
30代独身のしがないおっさんが、
何がどうなってただただ白い世界にフワフワと浮いているのか・・・。
時間感覚が麻痺しているのか、もう数日くらいフワフワしているような。
なんでこんな事になってるのか、
心当たりがないのだが・・・。死んだ覚えは無いがなぁ。
ここ何?俺もしかして死んだ?ここ天国?地獄って感じは無いな。
ただただ果てし無く明るい空間が広がってるだけ・・・か・・・。
もしかしてあれだろうか?あの異世界転生ってヤツが始まるんだろうか?
チートな能力を貰って大活躍なアレか?
はたまたチートな能力を貰って、
まったりスローライフなアレか?アレなのか?
前世?現世?には、未練なんざまったく無いぜ!
なんせしがない中年男性さっ!
連れてってくれぃ!異世界ってヤツに!
ウハウハでウマウマでモテモテなあの異世界ってヤツに!!
そんな事を何度も考えていたところ。
「あーすまんね。おまたせじゃ」
おっと、来た来た異世界の神様だな。待ってましたよ!
姿も形も見えないが脳内に声が聞こえたっ!
待ってましたよホントに!!
低い頼もしい声が脳内に響く、
ちょっと軽い性格なのか、随分口調が砕けた神様のようだ。
「うむ、神様なんじゃけどね、面倒ごと担当の中間管理神じゃ。
色々手違いで最終的にワシに話が回ってきたんじゃが・・・。
なんだかんだあってすったもんだの挙句、
各方面と相談、会議、調整の果てに、
死んでも居ないアンタが人間違いでここに召喚され、
戻す訳にも行かず放置しちゃってるんじゃけど・・・。」
は・・・?異世界転生ウハウハは?つーか死んで無いの?
「頼み事も役割も与えるチートも特に無いんじゃよ、
さてどう始末を付けるかのぅ」
はぁ?
ウハウハでウマウマでモテモテな異世界の寸前でなんすかそれ。
そりゃないっすよ、どうにかウハウハでウマウマでモテモテなアレに。
美女に囲まれ、出来ればタレ目で可愛いタイプの美女に囲まれ、
そそ、俺タレ目がタイプっすタレ目、可愛い感じのタレ目の美女に、
そりゃぁもうウッハウハ、乳はいいんす俺、あんまり乳には・・・。
聞くに堪えない心の声が神様にだだもれ状態の中、
異世界転生を熱望する中年男性と、
予定外の召喚と男の心の声に困惑する神様。
「むぅ・・・」
なんかあるっしょ?なんか。
「タレ目と言えばあれか・・・」
おっ!来ましたね。なんか来ましたね!!
「ふむ・・・亜人の中でもタヌキ族はあまり栄えておらん」
タヌキ顔っすか?大好物っす!!亜人タヌキ族いい感じするっす。
「タヌキ族担当の神はおるんじゃが、名さえない若き下級神じゃ・・・、
まぁ・・・どうにかなるじゃろう」
中間管理神は、タヌキ族担当と連絡を取り相談を始める。
異世界転生がふいになるかと心配したが、
どうにかなりそうだと胸を撫で下ろす、
チャンスを逃す所だった中年男性。
どうやら送り先が決まったようだ。
「お前さんの知る色々なゲームに近い世界じゃし、
ワシなりのチートも用意した。
タヌキ族担当も手配がすんだようじゃ」
ワシなりっすか?
それなりの適当なヨワヨワなチートっすか?
「強いチートは世界のバランスを崩す上、
死んでもおらん者にそんな改造は毒じゃ。
大丈夫じゃ、タレ目の一族を盛り立ててやってくれ。
ホレタレ目じゃぞタレ目」
なんかダマしてないすか?
心配になって来ましたけど・・・。
「ホレホレ、送り込むぞ、お前の世界より遅れた世界じゃ、
お前の世界の知識も役に立つじゃろう」
なんか適当じゃないっすか?
大丈夫っすか?まじで・・・。
「まぁ大丈夫じゃ、行って来い」
ふっと目の前が暗くなり気が遠くなって来た・・・。
異世界転生・・・俺大丈夫か?
さらっと、斜め読みでも、読んで貰って有り難いっす。
ちょろっとでも、面白いかな?良いトコあるかな?と思っちゃったら、
いいねやら、感想やら、ブックマークやら、レビューやら、
星5やらw頂きたいっす。
それが、この話への応援となります。
具体的には下の方の☆☆☆☆☆っす。
反応無いと、便所の落書きだもの、反応無いの悲しいっす。