手縫いの服
第二十三話 ハレティの置き土産
オレはムジナとヘッジの部屋に戻ると目を疑った。
机の上に畳まれたタキシードが置いてあったからだ。
「……何これ」
「あら、手紙があるわよ」
スクーレが紙を持ってヒラヒラしている。そこにはこう書かれてあった。
『スクーレ、レインさん、ヘラくん。旅は順調ですか?私です、ハレティですよ。あなたたちがカリビアさんと戦っている間、レインさんの新しい服を置いておきました。気に入ってもらえると嬉しいです。
ハレティ・ユグドラシルより』
「ユグドラシルって……アルメト様の苗字?でもどうして?」
「一緒に旅してたらしいし結婚でもしたんじゃねぇの?」
「あのハレティが?アルメト様と?あり得ないわ。女の考えること全くわかってないポンコツなのに」
「ひどい言いようだな」
「というか、何で私たちが戦ってたってわかったのかしら?」
「ハレティだからだろ」
答えになっていない答えを口にし、オレはタキシードを広げた。よくよく見ると、ところどころが虹色に輝いている。これは何だろう?
「あ、それ?ハレティがよく使ってたわよ。強化の糸、だったかしら」
「強化の糸?……確かに力が漲ってくるな」
まず、ハレティの手作りということに驚きだ。まさかタキシードまで作れるなんて思わなかった。
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「似合うじゃない」
「ふふーん♪」
レインはタキシードを着て見せた。前とあまり変わらないが、なぜかかっこいいと思ってしまった。
「私はもう遅いし寝ちゃうわ」
「そうか?もっと見てもいいのに」
「変態か!」
私はベッドに潜り込んだ。その後、レインもベッドに入る音が聞こえたので、私も眠りについた。
どうも、グラニュー糖*です!
服縫えるのはヘラとハレティです。
うまいのはヘラです。ムジナの服作ってました。一期でエプロンも作ってたし。
では、また!




