↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/45

王子付き侍女の仕事

ベットシーン?ではないな!

「お、おはようございます・・・・・」


私は朝から何が悲しくてこんな光景を見なくてはいけないのだろうか・・・・・

王子付き侍女の朝の仕事はまず王子を起こす事だと侍女長から指示があり、嫌々?起こしに来たのだが・・・・・

辺りに漂うアルコールの臭い

ベットに寝ている裸のお姉さんと、王子・・・・・

先にお姉さんが私に気がつき、むくっと上半身を起こす

私と同じチェリーブラウンの艶やかな髪を整え目をこすり寝ぼけ眼で私を見た


「あなたがねぇーふーん。」

頭の先からつま先まで見て何が思わせぶりに微笑む

「あ、あの?」

私は戸惑いながらどうかしたのか聞こうとしたがお姉さんは王子を起こし出した

いつも整えられているクリーム色の髪はボサボサになり、全裸の王子が寝ぼけてながら起きる


「エル王子、彼女が来てますよ?私は帰りますね」

お姉さんはベットすぐ側に落ちていたガウンを身に付けエル王子の頬に軽く口付けを落とし部屋を出て行った

王子は頭を押さえながら上半身を起こす

鍛えられた身体か露になり、所々に小さな赤い痣がある

キスマーク?

私は目のやり場に困り顔が引き攣った


「・・・・・水・・・・・」

小さく呟く声が聞こえ、私はすぐに水をコップに入れて差し出す

俯いたままコップを手に取り飲み干す

ゆっくり視線を上げて私を見た


「だ、大丈夫・・・・・ですか?」

「・・・・・」

どこか虚ろな瞳のエル王子が少し心配になってきたが侍女長から言われた伝言を伝えなければならない


「あの、後ほど士官イアン様がお越しになるので身なりを整えておくように言われてます」

その言葉を聞いてエル王子は軽く目を閉じ再びベットに倒れた

こりゃ二日酔いでダウンか?

どうしたものか困っているとエル王子が


「わかった。着替えを持って来て・・・・・」

と目を閉じたまま呟く

私は言われた通りイソイソと着替えの準備した

私が着替えを準備している間にエル王子はベットルーム隣りにある浴室にシャワーを浴びに行っていた

シャワー室の籠に着替えを置き、荒れた部屋の片付けに向かった

侍女長いわくエル王子は身なりの事は全て自分でする方なので、主に部屋の片付けが仕事のメインになると言っていた

シャワーを終え簡単に服を着ているエル王子が部屋に戻る

クリーム色の髪からはまだポタポタと雫が垂れていた


「あ!エル王子ちゃんと髪を拭かないと!」

私は急いで乾いたタオルを持って来て、わしゃわしゃとエル王子の髪を拭いた

王子は何も言わず俯いている

勇者パーティーでは戦士なだけあって身体はデカく190cm近くあるだろうか?頭をタオルで拭くのに背伸びが必要だ


「まるで子供のようですね?」

部屋の入口から声がした

そこには以前城の侍女になる時に私を家まで迎えに来てくれた士官が立っていた

右手にはファイルを持ち、眼鏡をくいっと上げてエル王子近づく


「あなたらしくない。遊女を呼んでやけ酒なんて・・・・・何かあったのですか?」

士官のその言葉にピクっと反応して直ぐに私が拭いていたタオルを払い応接室に向かう


「・・・・・イアン、今日の予定は?」

カウチに腰を掛けふんぞり返って頭が痛いとばかりに右手の甲を額に当てる

この士官さんがイアン様かー

どうやらエル王子の秘書的立場のようだ

王子の横に立ち、次から次へと今日の予定を淡々と話す士官イアン

会議にお茶会に稽古に謁見に・・・・・

聞いているだけで可哀想になってきた


「昨日の分まで溜まってますからね」

あ、そうだった

私は申し訳ない気分になった

チラッとエル王子を見ると少し目が合う

その瞳は何処か悲しそうな瞳だった


「・・・・・わかった。資料をくれ、会議室で話を聞く」

そう言うとエル王子は部屋を出る

士官イアンも私に会釈をして出て行った

エル王子の様子がおかしい

やっぱり二日酔いのせい?



新キャラ?士官イアンはメガネクールキャラです

ぼんくらエル王子の為に日々頑張ってます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。