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【番外】神格化をめぐる五勢力

(※本編外幕間。3分で読める「王都の神格化勢力図」)


【幕間】王都におけるアッシュの「神格化」の構造と、彼を巡る各勢力の勘違い


第2章では、アッシュの「ただエラーメッセージのYESを押しているだけ」という行動が、周囲の勘違いを加速させ、ついに王都(国家スケール)の事件へと巻き込まれていく様が描かれました。

この幕間では、アッシュを取り巻く各陣営が彼をどう解釈し、どう「勘違い」しているのかを整理します。


1.アッシュ親衛隊(狂信者たち)の解釈

【主要メンバー】 エレナ(筆頭)、レディス(特攻隊長)、学園の生徒多数

【アッシュの認識】 「絶対神・至高のマスター

・エレナの視点: アッシュの『事象の削除デリート』を、「彼が高次元において完全に魔法を理解し、世界の理を書き換えている証拠」と解釈している。「魔力がゼロ」であることすらも、「凡人には観測不可能な次元に魔力を隠蔽している」という究極の縛りプレイ(慈悲)だと思い込んでいる。

・行動原理: アッシュの平穏を邪魔する者はすべて「神への冒涜者」として排除する。彼のためならば大魔導師にも騎士団にも一切容赦しない、物理的・魔法的な最凶の「盾」。


2.魔法省(国家の魔法行政機関)の解釈

【主要人物】 アルベルト長官、ゼノン査察官

【アッシュの認識】 「国家レベルの戦略兵器・歩くアンチマジック」

・視点: 学園での数々の事件や、査察官への「ルートミュート(一時凍結)」を通じて、アッシュを「いかなる魔法をも強制停止させる、未知の古代遺物の所有者(あるいは能力者)」と判断。

・行動原理: アッシュを敵に回せば、王都の防衛機構はおろか、国中の魔法使いたちが無力化されると危惧している。そのため、莫大な富と地位(特別顧問)で彼を懐柔し、国の都合の良い「兵器」として飼い慣らそうと画策している。


3.異端教団テロリストの解釈

【アッシュの認識】 「秩序を乱す偽のバグ

・視点: 彼ら自身が、AIネットワーク(旧世界のシステム)の一部をハッキングして「偽の神明」を操っている。そのため、システムから直接「管理者権限」を与えられているアッシュの存在に気づき、彼を「自分たちのハッキングを妨害するバグ」として敵視している。

・行動原理: ネットワークへの物理的DDoS攻撃などを仕掛け、アッシュから「管理者権限」を剥奪しようとする。しかし、アッシュの『マニュアル操作(コマンド入力)』の前にあっけなく敗れ去った。


4.実家(アルマンド侯爵家)の解釈

【主要人物】 父親(侯爵)

【アッシュの認識】 「出来損ないの突然変異・便利な道具」

・視点: アッシュの力を「ただの突然変異」と見なし、自分が親であるという絶対的な優位性を信じて疑わなかった。

・行動原理: 『服従の呪印』を使って強制的にアッシュを支配し、侯爵家の権力闘争の道具にしようとした。しかし、エレナたち親衛隊の圧倒的な「神への狂信(殺意)」を前に、手出しすることすらできずに敗走した。


5.セレスティア王女(王国騎士団)の解釈

【アッシュの認識】 「世界の理に干渉する真の怪物」

・視点: 「魔法だけで奇跡は起きない」という論理的な思考を持っていたが、アッシュが自分(物理寄り)とエレナ(魔法寄り)の両者のバフ効果を「寸分の狂いもなく完全に相殺(一時停止)」したのを見て、彼が「神の領域」にいることを確信してしまった。

・行動原理: 魔法省に独占されないよう、自らアッシュの「盾」となることを誓い、エレナと日夜【誰が真のナンバーツー(教皇)か】という泥沼の派閥争いを繰り広げている。


★ アッシュ・本人の認識

「AI(神々)から迷惑なデバッグ作業(バグ消去)を押し付けられてるだけの、非正規の出張保守メンテ業者。早く定時退社できる公務員になりたい」


——この圧倒的な『認識のズレ』を抱えたまま、第3章ではさらにスケールアップした「王都全域を巻き込むシステム異常」と「教団の反撃」が、アッシュの平穏な生活を理不尽に破壊していくことになります。


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