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第2章  花沢はモテる 

高校生の間で話すことで一番多いのって結局恋バナだと私は思う。まあやっぱ面白いからね。

「花沢くんってさ、やっぱかっこいいよね。」

そう話しているのはクラスで一番仲のいいゆかりだ。ちなみにゆかりは彼氏持ちである。

「うん、確かにそうかも?」

「かもじゃなくてかっこいいでしょあれは。あんた小学校から同じでよく好きにならないね。」

「まあかっこいいとは思うよ?実際なんでもできるしモテるのも納得ですよ。」

花沢螢一は、小学校からのいわゆる腐れ縁というやつだ。頭脳明晰、運動神経抜群、高身長、端正な顔立ち、まあモテない方がおかしい。何度か出かけたりしたことはあるし、普通に話はする。けど、たまによく考えてることがわからないことがある。

「香苗は彼氏ほしくないの?」

「ほしいよ!けどさ、こう思ってたのと違うっていうか、、私はさ、」

私はずっと少女漫画のような恋をしたいと思っていた。運命的な出会い、そしてすれ違い、キスまでの長い時間、下の名前で呼ぶ恥じらいなどなど、それなのに現実はみんな簡単に下の名前で呼ぶし、キスどころか体の関係もすぐに持ってしまう。私がしたいような恋愛はできないこだろうか。

「香苗はさ、自分でも気づいてないけどわりかしモテるんだから早く彼氏作ってよね、そしたらダブルデートできるし!あっ、彼氏校門で待ってるてさ、うち行くわ」

「ちょ、まったく、、まあうちも帰るか。」

(バン!!)

「いった、、なにすんのよ!」

「わりい、わりって佐倉か、痛くなかったか?」

「花沢くん、まあ大丈夫」

 バスケットボールがいきなり頭に飛んできたのでびっくりした。

「お前部活今日ねーの?」

「うん、帰りまーす、早く寝たいしね。」

「俺も今日部活ねーんだ、いっしょかえろーぜ」

「いいけど…」

小学生の頃は気にせず帰ってたけど、今帰ると色々噂されるのでは、、、まあ気にしても仕方ないか。それにしても花沢くんを改めて見ると本当になんて綺麗な顔しているのだろうか。思わず見惚れてしまう。

「あんたってほんと綺麗な顔立ちしてるよね、ずっと見てるといいことありそうだわ。」

「何言ってんだよ、気持ちわりーな、顔の造形なんかどうでもいいだろ、」

「あんたねえ、てか今日もあたし告白されてるの見たんだけど少しも女の子に興味ないわけ?」

「ねえよ、あいつらとバスケやってるのが一番だ、第一女心とか理解するのもめんどくせーしな。」

「ふーん。まあそんなもんか。」

「そういうお前は?すきなやつでもいんのかよ。」

「いないけど、、まあいつかいるはず。」

「なんだそりゃ笑まあいいや、俺家こっちだからじゃあな。」

「バイバーイ。」

 いつか私も恋とかするのかなあ、したいなあ、、

 


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