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第1章 エピローグ
この物語は、私自身の物語というか課題と言っても過言ではないです。本当に自分は生きていて意味があるのか、どうして人と関わるのはこんなに辛いのか、という私の実体験に基づいたもの、そして、本当に心から愛おしいと感じた人とのお話です。細かい体験はもちろん違うことが多いですが、セリフや行動は本当に私が今でもたいせつにしているものたちばかりです。
生きていて、生まれてきて良かったって言う人ってこの世の中に一体どのくらいいるのだろうか、結局世の中プラスマイナスゼロだなんて言う人がいるけど、それは間違いなく嘘だと思う。まず見た目や家庭環境で大きな差が生じている。何をするにしたっていつもどこでも人は評価されて生きている。私のこの26年間、いいこともあった。だけど本当に苦しい瞬間もいっぱいあって、だけど、だけどあの人との出会いだけは本当に良かったと思える。初めて本当の意味で温もりを与えてくれた人に出会えた。あの人の優しさ、誠実さに私がどのくらい救われたか分からない。これは、私とある人との紡いできた物語。これは、これだけ、この思い出だけは誰にも汚されたくないの。




