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 魔王が俺を呼んでいった。

「勇者よ、こいつが人類の最後の女だ」

 見ると、ボロボロに傷ついた体をしているのに、うつろげな美少女が引きづられてくるところだった。

「勇者よ、おまえは人類最後の男だ。この女と一緒になり人間を繁殖させるのだ。魔王の手下として飼ってやろう」

 え、この美少女と結婚するの?

 それから、魔族が婚礼の祭りを開いてくれた。人類最後の女と人類最後の男の婚礼だというと面白がって騒いだ。

 やった。超運がいい。奇跡の大逆転勝利。見たか、あのくそ人間ども。勇者とはこうやって世界を救うものなんだよ。ばーか。ばーか。今まで俺をバカにしていた人間バーカ。俺の勝ちだ。俺は美少女と結婚してこれから子づくりだ。他の勇者がバカなんだよ。ほら、見たことか。俺の凄さを見ろ。褒め称えよ。

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