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9/9

彼女の笑顔から、目が離せなかった

 昼下がり。

 陽は高く、校舎の影は短い。

 外の一角が、いつもより少しだけ賑わっていた。


「参加しないの? すごく楽しそうだよ」


 唐突に、マリナが言う。


「ん?」

「レンに誘われてたじゃん。いいのかなって」

「んー。いいや。見てる方がおもしろい」


 外に目線を向けると、沢山の人の中心にレンがいるのを見つけた。


「さすが人気者。いつもどこからその元気がきてるんだろうね。どこにいてもレンの声が聞こえるんだもん。こわいよー」

「たしかに」

「でも、さっきの誘い断られたレンは珍しくしおれてておもしろかった!」

「でも一瞬で戻ってたけどね」

「ねー」


 静かになる。


 外から視線をずらし、マリナの方を見る。

 マリナは変わらず、騒がしく声のする方を眺めていた。

 その横顔は、楽しそうに微笑んでいる。


「んー。でもさ、私としてはレンの方行かないでくれて嬉しいよ。1人になっちゃうもん。寂しいじゃん」


 マリナがこちらを見る。


「今のレンには内緒ね」


 そう言って、にこりと笑った。

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