第四話 兄の頼み、サソリの部隊
ミレーユの家にマーシャルが帰って来た。
「兄さん、お帰りなさい。いきなりの帰宅ね。休暇でももらったの?」
「お前は、役たたたずの地球軍・・・モゴモゴ」
ミレーユはハーン将軍の口を押さえた。
「向こうで、アインシュタインと遊んで来なさい。」
「フギャアアアア!フギャアアアア!」
「待つのにゃー、逃げるにゃー」
「なんという、振る舞いブツブツブツブツ、」
ハーン将軍は隣の部屋に行った。
「軍を退役して来た。」
「えー?!兄さん軍の高官になるのが夢だったじゃない。」
「私は今から、オーストラリアにいくが、二度と戻ってこれないかもしれない。」
(こんな、真剣な兄を見るのは、あの時以来だわ)
「ここに大統領の書状がある。中身は言えないが、重要なものだ、
アクスと接触して、火星軍の総監に渡してもらいたい。」
「火星軍の軍の高官の中に内通者がいる。直接渡すよう伝えてくれ、
アクスはオーストラリアにいる。会えるように空港内で、連絡要員を手配してある。」
「兄さん、これから何が起きるの?」
ミレーユは涙を流しながら聞いた。
「この戦争を終わらすんだ。私たち3人が力をあわせて。」
「この戦争は私たちの家から始まった。」
(バーバラ、君の哀しみを受け止められるだろうか。)
マーシャルは単独、輸送機でオーストリアへ。
ミレーユは飛行機でオーストリアへ向かった。大統領の書状を持って。
マーシャル専用機 アマードマグナム
機体名
【ホワイトナイト】
聖騎士をイメージして作られた
バランスの良いマグナム。
ゲイボルグの槍はいかなるものも貫く
ジャスティス(裁き)の鉄槌を下す。
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アクス達はコッキィ大佐ともに地球軍、サソリの部隊の掃討作戦に
参加していた。
「みちゃダメです。見てはいけまませーん」
デック(しゃべるなディック!)
アクス(なんてラブリーなマシーンなんだ!お笑いか、見ちゃダメだ)
「お前ら!オーストラリア初戦だが、サソリの部隊の説明をする!」
コッキィ大佐専用 アマードマグナム
機体名
【カンガルーKO】
カンガルーをモチーフにしたマグナム機体
コークスクリューパンチとカエル飛びダイナマイトアッパーで
敵のマグナムを粉砕する。度重なる歴戦をくぐり抜けてきた名機
「ちゃんと聞いとるのか!」
コッキィー大佐がモニターに写し出された。
アクス(コアラがカンガルーを操縦してる姿ウケる)
ディック(考えちゃダメだ、考えちゃうダメだ!)
イーグル「コアラ大佐!」
「貴様ら、真面目に聞け!正座しろ!」
3体、ディックのマグナムはキャタピラーなので2体のマグナムは
正座させられた。
コッキィ大佐「では、改めて説明をする。サソリの部隊だが、砂漠での戦いになる。
奴らは砂の中に隠れて攻撃をしかけてくる。尻尾の毒針は刺されると、解毒剤を渡したが
それを30秒いないに飲まないと死亡する。わかったか!」
ディック、イーグル、アクス
「はい!わかりました!」