第二話 ハンガリー戦線
火星の地上部隊のドミノ軍曹と合流したアクス達、アーマドコア部隊は次々と
ハンニバル機獣部隊を撃破。マケドニア ルーマニア ブルガリアと占領していった。
地球軍 ドイツのヨーロッパ指令部
「ブルガリアの機獣部隊が火星の特殊部隊に全滅させられ陥落しました。」
「くっくそぉー。何をしとるか!高々、100機ほどの部隊に!」
「マーシャル大佐がおみえです」
軍服姿のマーシャル大佐と赤いドレスの女性が司令室に入ってきた。
「これはハンニバル将軍、苦戦をしいられているようですな。」
「マーシャル大佐、武功は聴いておりますぞ。隣には美女を従えて余裕ですな。」
「ハンニバル将軍、傭兵バーバラでございます。」
「死の舞 バーバラ、噂はかねがね聞いておりますぞ。
なぜ大佐と一緒に?」
「大佐と私の利害関係が一致しましたので、共に行動しております。」
「ボディーガードのようなものです。暗殺も用心してます」
「この司令部におれば安全ですぞ。がははは!」
「・・・・」(敵はあんがい身近にいるものさ)
「次のハンガリー戦線はワシの機獣 象の部隊が火星の部隊を
踏み潰し殺しますぞ」
「将軍自らご出陣されるのですか?」
「ヨーロッパで15年、戦い抜いたワシの戦いをみててくれ!
出陣の用意をしろ!」
「私ども共も、ご一緒させてもらいますよ。新型のアーマドコアにマグナムを持参しました。」
(ワシの戦場を実験機の試験場にする気か!若造め、)
次の戦いはハンガリー、アクス達に待ち構えるハンニバル将軍 機獣像部隊
間もなく開戦されようとしていた。
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マケドニア ・ブルガリア・ ルーマニアと地球軍の拠点を陥落させていった。
アクス達アマードコア部隊はハンガリーでハンニバル将軍率いる機獣部隊が象の部隊と向かいあって陣を敷いていた。
火星軍 陸軍拠点
ドミノ軍曹を中心にアクス、ディック、イーグルは
作戦会議に出席した。
中央に大きな円卓のテーブルがある。
「ハンニバル将軍が出てきたということは、向こうも厳しくなってきた
追い込まれてきた状況に違いない。」
「機獣象の部隊のデータをお願いします。」
ドミノ軍曹はモニターにデータを映し出した。
機獣 象のデータ
全高 5m 重量 115トン 装甲厚さ32cm
「マシンガンは効かないな。爆弾を足に仕掛けるとか」
「足元はサーベルタイガ部隊が守っている。油断すると象の鼻で上空に放り投げられ叩きつけつけられるか。踏み潰されるか」
「何か対策はないんですか?ペッチャンコはカンベンねぇー」
「入り口が腹の下にあるのでまず爆弾で破壊。中に爆弾を投入すれば内部から破壊出来る。」
「そんなにうまくいくのか」
「多くの犠牲がともなったが、その方法で一度倒した。」
「とりあえず、サーベルタイガ部隊を倒さないと爆弾も仕掛けられないね。」
「サーカスの小屋に放り込まれる気分デース」
(マーシャルもこの戦いに参戦するんだろうな)
アクスは空を見上げた。
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地球軍 陸軍拠点
ハンニバル将軍は機獣 象の整備中を自慢気にマーシャル大佐へ披露した。
「我が象の部隊は百戦錬磨、負けるはずなどありません」
「えー楽しみにしてますよ。」
「マーシャルどのに出番はないと思われますぞ。
一気に蹴散らし粉砕してご覧にいれよう」
「大佐。地球軍から伝達が入っております。」
「軍の本部から指令が入ったようです。失礼いたします。」
(若造め。ワシの戦場を見て震え上がるがよい)