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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第1章

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第20話 風呂上がりには牛乳

 ジージーの綺麗な体は見惚れてしまうものだ。


「技術が進むと体型ってそこまで素晴らしいものになるんだね。太っている人とかいないの?」


 アニメな世界から抜け出して来たかのような筋肉のつき方であり、女性らしいふくよかさもある。男だったら鼻血を噴き出しているところだ。ボクでもドキドキするよ。


「太った者はいないわね。ただ、個人差はあるわ。わたしは普通かしら?」


 これで普通なんだ。ナイスなバディーはどれほどのものなんだ? ちょっと見てみたいものだ。


「町に行ったら体の線を隠す服を買わないといけないね。男女で戦ってはいないけど、女の敵はいるもの。そういうのは股間を蹴り飛ばしていいよ」


 性的な目を向けられない生活ってどんなものなんだろう? 無防備な姿をしていたところからして男から向けられる目とかわからないんじゃないか? いや、本能レベルでわかるか?


 町に行く前にそのことを教えないといけないな。いや、村で訓練してからのほうがいいか? 慣れさせたほうがいいのは確かだと思う。


「わたしに危害を加えようとする男なら叩きのめしていいのね?」


「殺すと面倒だから腕か足を折ってやればいい。この時代では骨を折っただけで人生詰むからね」


 いっそのこと殺してやったほうが優しさだ。


「ただ、仲間を募るとなると難しいかな~?」


「仲間?」


「ジージー一人で仲間を捜すなら構わないんだけど、一人では無理な地域を通ったり、わけ行ったりするなら仲間を募るしかない。けど、強い女性はなかなかいない。いても男と一緒に行動している。女性だけで集団を作っているのは少ないでしょうよ」


 いないわけではない。何組か見たこともある。けど、どこの誰ともわからない者を仲間にすることはないだろう。欠員が出たり特殊な力を持っているとかなら別だろうけどね。


「それが不可能なら隊商に紛れ込んで町から町を目指す方法だね」


「たいしょう?」


「輸送隊だね。輸送艦隊とかいたでしょう? それの地上版だね。隊商は女性を運ぶときがある。そのときを狙って護衛になることだね」


「護衛が必要ってことは、襲って来る者がいるのね」


「野盗、工作部隊や遊撃隊みたいなもの? 女性や貴重なものを奪いに来たりする。ほぼ男だからそいつらを殺して怒りを鎮めたらいいよ」


 クズは死んでも世界の損失とはならない。それどころか害になるのだから進んで排除しましょう、だ。


「さて。上がろうか。もう無理」


 長湯なほうだけど、さすがに入りすぎた。


「里の村は乳牛がいるから嬉しいよ」


 牛乳を飲む文化もある。朝に絞った乳をいただき、熱を奪ってキンキンに冷やした。熱を操れる魔法、サイコー!


「美味しい!」


 恐る恐るのんだジージーが牛乳の美味しいさに感動している。そうでしょうそうでしょう。たくさん飲みなされ。

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