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二度としないでね
神様が「天子ちゃん、どこ行こっか?」
「光の、行きたいとこ、どこでもいいよ」
「私は、神様だから、もし、本当に行きたければ、神の力で直ぐに行けるからさ。天使で、色々ちょっと自由のききにくい天子ちゃんの行きたいとこ優先でいいよ」
そうしたら、天子ちゃんは、少しうーんと考えて、「海に行きたい!」
「えっ、海?えーと、三分の二の私とクルージングや釣りに行ったんじゃなかったっけ?」
「行ったけど、記憶がボーーッとしてるから、もう一度行きたいなって…」
「……ごめん。天子ちゃん。催眠かけて」
「もう、三分の二とか、どっちか分からないから気にしないで。好きって確かめあった後だし。事件のようなこともあったし。めちゃくちゃ、酷いこともされてないから…。
その、代わり、二度としないでね」天子ちゃんは、少し怒って目力を強めて言った。
続く
二度としてほしくないよね。




