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おいらthe3rd  作者: 川進


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24/24

なぜ?





 おはようございます!

みんな元気かな?


かささぎ先生は。

世界小さい鳥会議に出席するため。

明日の半分くらいのあいだ。

留守にします。


出席するのは、先生と。

すずめマネージャーと。

こたつちゃんの3名です。


こたつちゃんは明日のための。

衣装合わせに行っているので、

今日はお休みになります。




こたつちゃん。

とり、じゃない。




むったは言った。




まだ。

鳥じゃない。

ということで。


からすの着ぐるみを着ての出席が、

特別に許可されたんだ。




さんたが言うと。

かささぎ先生は頷いた。




そうなんです。

とても理解ある会議ですよね。


鳥である先生も。

本当なら招待範囲外の、

サイズなのですが。


どうしても。

まめはちどりさんに、

お会いしたくて。

議長に立候補してみたら。


見事!

当選したんです!


先生の熱意が!

みんなに伝わりました!




ゆるい。

せかい。




むったはつぶやいた。




明日のことは。

きじさん、はとさんに、

きちんとお願いしてあります。


ですから。

いつも通りに。


楽しく!

登校してくださいね!





次の日。

きじと、はとは。

将棋セットを台車に載せて、

教室に入ってきた。


きじは。


10時のおやつと図工の授業について。


と書いてある付箋の貼られた、

2枚綴りの紙を取り出した。

はとは容赦なく、1枚むしり取った。


それぞれ。

紙を眺めると。

はとは、みんなの机に配って歩いた。


きじは言った。




配られた竹ひごを使って。

ピラミッドの形を作っていただく。

準備ができたら始めるように。




はとは。

配り終えると、そそくさと戻り。

すでに座っている、きじと。

将棋盤を挟んで向かいあった。


くるっくー。


はとの声が、教室に響いた。



むったたちは、机の上を眺めた。

長いカルパスが3本ずつ置いてある。


一斉に、ビニールを剥くと。

黙って、むしゃむしゃ食べた。





 かささぎ先生は。

まめはちどりに押してもらった、

足跡の色紙を抱えて。

教室の戸を勢いよく開けた。


きじと、はとが。

将棋盤の駒を散らかしたまま。

安らかな寝息を立てていた。


窓から差し込む夕日に照らされている、

生徒たちの机の上には。

ビニールの包み3本が、三角形に。

きれいに並べられていた。




あれっ?

ピラミッドは?




かささぎ先生は、首を傾げた。




だれも。

いない。




晴れ着である着ぐるみを着たまま、

こたつちゃんはつぶやいた。




はっ!




すずめマネージャーは。

勢いよく、お土産の袋を漁った。




先生っ!

「 まめはちどりのたまご 」は!

入手困難なお菓子ですよ!

我々で食べちゃいましょっ!




そうしましょう!

お腹も空いたことだし。

そうすると。

1人2箱ですね。




やまわけ!




こたつちゃんは叫び。

包装紙をびりびりと破いた。







「まめはちどりのたまご」とは?

老舗和菓子店に伝わる高度な技術により、

作り出された菓子である。

豆蜂鳥の卵の様子を忠実に再現している。

職人たちのこだわりは原寸大であること。

ひとつの長さ約6㍉ 重さ約0.3㌘。

1箱100個入り。

ピンセット付き。



竹ひごは?

はとの机の上に置きっぱなし。


373( ◉⌓◉ )39


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