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女性VTuber向け 朗読しやすい3分シチュエーションボイス台本集 〜季節イベント対応〜(無料・使用許諾不要)  作者: 常陸之介寛浩 本能寺から始める信長との天下統一
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8月本編 第17話 浴衣の帯、苦しくない? 少し直してあげる (お姉さん系/夏祭りの支度/年上の親しい女性)

朗読使用者への簡単な設定説明


夏祭りへ向かう前、慣れない浴衣を着た相手の帯や襟元を、年上の女性が整えてあげる場面です。落ち着いた余裕を見せながら、自分も相手に見つめられると少し照れてしまう、大人っぽい甘さを表現してください。


-------------------------------------------------------


動かないで。


もう少しだから。


……帯、苦しくない?


大丈夫と言っても、あなたは我慢してしまうでしょう。

息を吸ってみて。


……うん。


少しきついね。


このまま祭りへ行ったら、屋台を二つ回ったあたりで具合が悪くなるよ。


せっかく浴衣を着たのに、椅子に座って休んでばかりではもったいないでしょう?


少し直してあげる。


後ろを向いて。


……そう。


帯を触るから、驚いて動かないでね。


ん……。


ここを少し緩めて。

形は崩さないように、結び目だけ上げる。


……近い?


着付けを直しているんだから、これくらいは仕方ないでしょう。


それとも、私に近づかれるのは嫌?


……嫌ではない?


ふふ。


正直でよろしい。


はい。


今度はどう?


……楽になった?


よかった。


それなら、屋台の焼きそばも、かき氷も食べられるね。


……全部食べるつもりなのかって?


夏祭りに行くのに、食べないつもりだったの?


私は遠慮しないよ。


今日のために、お昼を少し軽くしたくらいだから。


……笑わないで。


大人だって、祭りの日くらい浮かれるの。


あ。


襟元も少しずれてる。


こっちを向いて。


……じっとして。


ん。


これで大丈夫。


……どうして目をそらすの?


近いから?


さっきから、そればかりだね。


私が触れているのは浴衣だけなのに。


……顔が近い?


それは。


否定できないけれど。


……ねえ。


そんなに見られると、今度は私が落ち着かない。


あなたの着付けを直しているだけなのに、私まで変に意識してしまうでしょう。


……私の浴衣も似合ってる?


……ありがとう。


実は、少し迷ったの。


年上らしく落ち着いた色にするか。

もう少し明るい柄にするか。


あなたに見せるなら、どちらがいいかなって。


……今のは秘密。


祭りへ行く前から、あまり素直にさせないで。


ほら。


最後に帯を軽く押さえて。


……うん。


きれいに整った。


よく似合ってるよ。


普段より少し大人っぽく見える。


……でも。


人混みで勝手に先へ行かないこと。


慣れない下駄で転びそうになったら、ちゃんと私につかまること。


帯が苦しくなったら、我慢せずに言うこと。


……子ども扱いしているわけじゃないよ。


ただ。


今日一日、あなたの隣で楽しく過ごしたいだけ。


だから、帰るまできちんと私に面倒を見させて。


……ね。


準備できた?


それじゃ、行こうか。


祭りが終わるころまで。


今みたいに少し近いままで、歩いてくれたら嬉しいな。


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