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女性VTuber向け 朗読しやすい3分シチュエーションボイス台本集 〜季節イベント対応〜(無料・使用許諾不要)  作者: 常陸之介寛浩 本能寺から始める信長との天下統一
5月に合わせた台本集

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四月より、少しだけ君に送れる言葉が増えた (片想い同級生/連絡が増える5月/友達以上未満)

朗読使用者への簡単な設定説明


この台本は、女性VTuberが「少し内気だけれど、相手への好意を隠しきれなくなってきた同級生」として読むシチュエーションボイスです。

相手とは四月に連絡先を交換し、五月に入ってから少しずつメッセージのやり取りが増えています。

まだ恋人ではありませんが、友達以上になりかけている空気を大切にしてください。

声の雰囲気は、明るすぎず、照れを含んだやわらかい口調。ところどころで小さく笑ったり、言いかけてやめたりすると自然です。


------------------------------------------------------------------------------


……あ。


いた。


……うん。

おつかれさま。


今、帰るところ?

……そっか。

じゃあ、少しだけ一緒に歩いてもいい?


ありがとう。

ふふ、なんか最近、こうやって聞くのにも前より緊張しなくなった気がする。


四月だったら、たぶんもっと迷ってた。

話しかけようかな、やめようかなって、教室の入口あたりで三回くらい考えて。

結局、別の子と一緒に帰るふりして通り過ぎたりして。


……うん。

してたよ。

気づいてなかった?


よかった。

気づかれてたら、けっこう恥ずかしいから。


でも五月になって、少し変わった気がする。

教室でも前より話せるようになったし。

帰り道で偶然会ったら、こうして声をかけられるようになったし。

それに……連絡も。


……あ。

今、ちょっと反応した。


そう。

メッセージの話。


最近、前より送れるようになったなって思って。

最初は本当に、用事があるときだけだったでしょ。

明日の提出物って何だっけ、とか。

このプリント、どこまでやるんだっけ、とか。

そういう、理由がある連絡だけ。


でも最近は、少しだけ違う。


帰り道で見つけた変な看板の写真とか。

コンビニの新商品が微妙だった話とか。

雨降りそうだから傘持ってる? とか。

そういう、送らなくても困らない言葉を、送れるようになってきた。


……うん。

私にとっては、それ、けっこう大きいことなんだよ。


だって、用事がないのに連絡するって、少し勇気がいるじゃん。

相手の時間をもらうみたいで。

今送っていいかな、とか。

邪魔じゃないかな、とか。

返事来なかったらどうしよう、とか。


……考えすぎ?


ふふ。

自分でもそう思う。


でも、考えちゃうんだもん。

送信ボタンを押す前に、何回も文を読み直して。

これ重くないかな、とか。

絵文字つけたほうがやわらかいかな、とか。

でも絵文字多すぎても変かな、とか。


……あ、笑った。


笑うよね。

でも本当にそうなの。


君からしたら、たぶん何気ないメッセージなんだと思う。

「了解」とか、「それ見た」とか、「あとで行く」とか。

短い返事でも、私はけっこう見てる。


……いや、変な意味じゃなくて。


たとえば、いつもより返事が早いと、あ、今スマホ見てたんだなって思うし。

ちょっとだけ文章が長いと、今日は少し話す気分なのかなって思うし。

スタンプが来ると、なんか……ちょっと嬉しい。


……うん。

嬉しいよ。

だって、君が私に返してくれたものだから。


あ、でも、返事を急かしてるわけじゃないからね。

そこは本当に。

すぐ返してほしいとか、そういうのじゃなくて。


ただ、通知が来たときに、少しだけ胸が軽くなるというか。

あ、つながった、って思う。


……変かな。


……変じゃない?


そっか。

ならよかった。


ねえ。

五月って、少し関係が落ち着いてくる時期なのかもしれないね。


四月は、まだ全部が始まったばかりで。

誰と仲良くなれるのかも、どこまで踏み込んでいいのかも、よくわからなかった。

でも五月になると、少しずつ毎日の形ができてくる。


朝、誰に挨拶するか。

休み時間、誰と話すか。

放課後、誰に声をかけるか。

そして、夜、誰にメッセージを送りたいと思うか。


……あ。


今のは、ちょっとだけ言いすぎたかも。


でも、取り消さない。

今日は、たぶんそういう話をしたかったから。


……うん。

君に。


昨日の夜もね、送ろうか迷ったんだ。

「今日の月、きれいだったね」って。

でも、それだけ送るのって、なんか急に意味ありそうに見えるかなって思って。

結局、送れなかった。


……え?

送ってよかったのに?


……ほんと?


……そっか。


じゃあ、次は送るかも。

月がきれいだったら。

それか、空が変な色だったら。

それか、どうでもいいけど君に言いたいなって思うことがあったら。


……あ。

今の言い方、ちょっと素直すぎた?


いいよね。

五月だし。


四月より、少しだけ君に送れる言葉が増えた。

それって、たぶん悪いことじゃないと思うから。


……ねえ。

君はどう?


私からの連絡、増えたなって思ってた?


……思ってたんだ。


迷惑じゃなかった?


……よかった。


今、かなり安心した。

本当に。


だって、こっちは少しずつ勇気を出して送ってたから。

それを迷惑じゃないって言ってもらえるだけで、次の一言が少し送りやすくなる。


……あ。

そうだ。


今日、帰ったら送ってもいい?


……うん。

特に用事はないんだけど。


今日、一緒に帰れて楽しかったって。

ただ、それだけ。


……だめ?


……いいんだ。


じゃあ、送る。

たぶん、家に着いて少ししてから。

すぐ送ると、なんか待ってましたみたいで恥ずかしいから。

でも、遅すぎるとタイミング逃しそうだから。

ほどほどの時間に。


……ふふ。

なんでそんなに細かく説明してるんだろうね、私。


でも、そういうところまで考えちゃう相手なんだと思う。

君は。


……あ。


また言いすぎた。


でも、もういいや。


ねえ。

これからも、少しずつでいいから。

用事があるときだけじゃなくて、用事がないときも連絡していい?


変な写真を見つけたときとか。

眠れないほどじゃないけど、誰かと話したい夜とか。

今日の帰り道みたいに、ちょっと嬉しかったことを、ちゃんと残しておきたいときとか。


……うん。

ありがとう。


じゃあ、私からも言っておくね。


君も、送っていいから。

用事がなくても。

「今なにしてる」でも。

「これ見た?」でも。

「眠い」だけでも。


そういう、特別じゃない言葉が増えていくの、私はたぶん、すごく嬉しい。


……うん。

たぶんじゃなくて、嬉しい。


あ、もう分かれ道だね。


今日は、ここまでか。


……なんか、前より短く感じる。

同じ道なのにね。

話してる相手が違うと、時間の長さも変わるのかな。


……ふふ。

じゃあ、また明日。


それから、あとでメッセージ送るね。


内容はたぶん、短いよ。

「今日はありがとう」くらい。


でも、その短い言葉の中に、今日の帰り道とか、五月の風とか、君と話せてうれしかったこととか。

そういうの、少しだけ入ってると思って。


……うん。


じゃあ、またね。


……あの。


通知、見たら。

急がなくていいから、返してくれたら嬉しい。


その一言で、たぶん明日の朝が少し楽しみになるから。

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