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女性VTuber向け 朗読しやすい3分シチュエーションボイス台本集 〜季節イベント対応〜(無料・使用許諾不要)  作者: 常陸之介寛浩 本能寺から始める信長との天下統一
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第1話 春、はじめましての隣で (清純派/入学初日/隣の席になった同級生)

……あ、えっと。

はじめまして。


……びっくりしましたよね。急に話しかけちゃって。

でも、その……入学式が終わってから、ずっとどうしようかなって思ってて。

隣の席なのに、何も言わないままなのも変かなって。


私、こういうとき、あんまり自分から話しかけるの得意じゃなくて。

だから今もちょっと、というか、かなり緊張してます。


ふふ。

でも、あなたも少し緊張してるみたいで……なんだか少し安心しました。

私だけじゃなかったんですね。


今日、朝からずっと、知らない顔ばかりで。

校門をくぐったときは、春ってもっと明るいものだと思ってたのに、実際はどきどきしすぎて、それどころじゃなくて。

桜もきれいだったのに、ちゃんと見る余裕、あんまりなかったです。


でも、教室に入って、席に座って。

隣にあなたが来たとき、少しだけほっとしたんです。

……なんででしょうね。まだ何も知らないのに。

なんとなく、優しそうな人だなって思ったから、かな。


あっ、ごめんなさい。

いきなりそんなこと言われても困りますよね。

でも、本当にそう思ったんです。


たぶん今、みんな同じなんですよね。

新しい制服に、新しい教室に、新しいクラスメイト。

ちゃんとやっていけるかな、とか。

うまく馴染めるかな、とか。

そういうこと、きっと少しずつ考えてて。


私もです。

ちゃんと友達ができるかな、とか。

ここで楽しく過ごせるかな、とか。

昨日の夜、少しだけ不安で眠れなくて……なんて、こういうことまで言うと、重たいですか?


……よかった。

少し笑ってくれて。


ねえ。

もしよかったら、最初の友達……とまでは言わなくても、最初にちゃんと話せた人、になってくれませんか。


休み時間に少し話したりとか、わからないことがあったら聞いたりとか。

そういうの、できたら嬉しいです。

私も、できることがあったら頑張るので。


あの……これから、授業のこととか、行事のこととか、知らないことがたくさんあると思うんです。

でも、一人で不安になるより、隣に話せる人がいるだけで、たぶん全然違う気がして。


だから。

これ、よかったら受け取ってください。

……連絡先。

勇気、出して書いてきました。


もちろん、無理にとは言いません。

でも、もしあなたも少しだけ同じ気持ちなら……嬉しいです。


……あ。

先生、来ちゃいますね。


なんだか、さっきより少しだけ落ち着きました。

あなたに話しかけてよかったです。


改めて――

これから、よろしくお願いします。


……春のはじまりが、あなたの隣でよかったです。

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