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47話 CGアニメーションスタジオは、異世界でも手を止めるな!

「サボテンキツネも大ヒットしているじゃないですか~、おめでとうございます~!さてさてさて!ここでこの勢い止める訳にいきませんよ~、サンダーストラックアニメーションスタジオ制作の第2弾の映画、企画を立てようじゃありませんか~!」


スタジオに戻った俺たちは、次の映画の企画を考えるべく会議を開く事になった。

会議室のテーブルには既に何十冊もの小説や絵本が積まれている。


「これ全部、映像化希望して送ってきてくれた本すっか?」

和彦も驚きを隠せない。これには俺も驚いた。


「どうです?凄い量でしょう~。もうすっかりメジャースタジオの仲間入りじゃないですか~」


「やはりアニメーション映画というコンテンツのインパクトかなり大きかったようだ」

「ふむ……原作選びで苦労する事はなさそうだね」

虎之助さんと義雄さんが本をパラパラめくりながら言う。


(確かにそうだけど……それでいいのかな……)

俺は腕を組み考え込んだ。

「どうしたスネタ?浮かない顔して」

俺の様子に気付き虎之助さんが声をかけてきた。


「いえ……その、もっとスタジオの色を出すというか自由にやれたらどんないいだろうなって思いまして。オリジナル作品で勝負できないかなって、少し思いました」

「オリジナルかぁ」

「スネタちゃ~ん、気持ちはわかるけどハードル高いよ」

やはり皆、及び腰な雰囲気だった。


でも同じ事をやっても意味がない。


「サボテンキツネのヒットで俺たちのスタジオも有名になったとは思います。元の世界では一部のアニメファンしか知られていないスタジオですが、ここでは違います。オリジナルを制作してもきっと見てもらえるはずです」

「確かにな……言ってしまえば、今俺たちはスタジオジ〇リくらい、メジャーなスタジオって事だもんな」

「そうです!まさにそれです」

流石、虎之助さんだ。わかってくれたようだ。


「オリジナルっすか」

「ふむ……オリジナル」

「メイドさんを主役にしたオリジナル……」


徐々に皆の目の色が変わってくるのがわかった。


「改めて聞きます……次回作はオリジナルにしませんか?」

俺は立ち上がり皆に問いかけた。


「よし、やろう!」

「やってやろうじゃないですか~!」

「うっす!」

「ふむ、やろう!」

「決まりですね!次回作は完全オリジナル作品で勝負です!!」


「おー!」と全員で声を上げた。


俺たちは手を止めない、何が起きようとアニメーション制作を続けるぞ。

そう決意をして制作をスタートさせた。


第1章「完」



第1章完結しました。

読者の皆様本当にありがとうございます。

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