ギルドランクSと言う名の世界観[3]
「はいよ、お嬢ちゃんお待たせしたね」
丁度会話が途切れたタイミングで、おやっさんのランチメニューだった食事が出来た。
「‥これはまた‥パスタか?、これは肉?かな‥隣のギザギザしたモノはなんだろ‥?」
四角い洒落た皿が三皿丸いカップが一つ、先ずはボロネーゼ、次の皿にはおやっさん自慢のデミグラスソースをかけたハンバーグにカニクリームコロッケ、付け合わせにニンジンとアスパラを茹で小振りに切ったものを色合いに添えている。
三皿目には碗形の皿に、水洗いして綺麗に飾り付けた見た目にも綺麗な生サラダ。
そして丸いカップにはコーンポタージュだ。
「見たこと無いかい?まぁ食べてみてよお嬢ちゃん?」
おやっさんがニコニコ笑いながらリリーナを急かす。
恐る恐るリリーナは見覚えが有りそうなボロネーゼに先ずはフォークを伸ばした。
「あむっ‥」
意を決してボロネーゼを口に入れたリリーナは、小さく咀嚼して味を噛み締めている。
「‥‥‥、‥‥‥、!?あみゅっ!?」
謎の言葉を発して目を見開いた。
「おっ‥‥美味しい!?何これ!?こんなパスタ初めて食べたっ!?」
綺麗な顔を輝かせ、頬を真っ赤に染めながら叫ぶリリーナ。
「はっはっは、お口にあったようで何よりだ」
おやっさんが顔を綻ばせながら喜ぶ。
その後も「ニンジンが甘い!何これ!?」や「何このお肉!?筋が全然無い!?ソースが濃厚でお肉がとてつもなく美味しい!」や「野菜が瑞々しい!シャキシャキ言ってる!」や「このスープ凄い味が濃い!中にパンの小さいやつみたいなのが入ってる!」等々、一々感動をしていた。
隣で見ていた英雄はそんな様子を見ながら思った。
(レバンノンの他の店に入った事無いけど、一体どんな料理が出てくるんだ‥‥)
かなり不安である。




