PM 7:00
「いっちゃん、いつものー」
「はーい」
高校を卒業してから、会社に入ってもう四年目。こんなにも仕事場がしんどいことはなかった気がする。
「お待たせしましたー」
いっちゃん、いつも笑顔ですごいなあ。
「あれ、みおちゃんおつかれ?」
「うん」
「どーしたのー」
店長が串を焼きながら話しかけてくれた。もう、話しちゃおうかな。
「あのね、わたし」
「いらっしゃいませえ、ごめんねみおちゃん」
新しいお客さんが入ってきた。これはもう話すべきではないのだな。
ハイボールと枝豆から始まって、生中二杯、梅酒ロック……あとはあんまり記憶にない。ついさっき、課長に電話して怒られて、今に至る。
私の好きな人はこの電話の相手で。仕事は出来すぎるくらい出来るし、三十半ばで課長をしている。男なのにお目目はパッチリで、流行りの細マッチョってやつ?でも私は課長の容姿に惹かれて好きになった訳じゃない!
「じゃあ、どこが好きなの?」
「へ?」
「全部口に出てますよ、実織さん」
「え」
「もうだいぶ空いたから、話聞くよ?」
「すみません」
気が付いたら、客は私だけになっていた。金曜日でもみんな早く帰っちゃうのか。ぷれみあむふらいでーってやつ?
「あの、私好きな人がいて」
「うん、課長さんね」
「そうです」
三か月前、新入社員の歓迎会という名の飲み会が開かれた。大勢で騒いで酒飲んで……が得意ではない私は、二次会には参加しなかった。駅に向かう途中で定期を忘れたことに気付いて、会社に戻った。警備員さんに事情を説明すると、「まだお一人いらっしゃいますよ、どうぞ」なんて言うから、他部署でも一応挨拶しなきゃなあと思いながら、ドアを開けた。
「課長」
「うぉ、びっくりしたあ、ビビらせんなよ」
「どうしたんですか、こんな時間に」
私の記憶が正しければ、課長だって一次会にはいたはず。
「今日中にやらなくちゃいけないこと思い出してさ」
「そう、ですか」
「松多は?」
「定期忘れちゃって、取りに来ました」
「そっか、おつかれ」
まさか同じ部署の人間が残っていたとは、しかも課長。何もせずに帰るわけには行かず、コーヒーを淹れて持って行った。
「よかったら、どうぞ」
「サンキュ、助かる」
課長は一口コーヒーを飲むと、またデスクでにらめっこ。
「二次会行かなかったんだな」
ブラインドタッチで入力しながら、課長が聞いてきた。
「はい。あんまり大勢で飲むの好きじゃなくって」
「わかるわかる」
「……じゃあ、お先に失礼します」
「待って、料理が美味いワインバルがあるんだけど、行かない?」
「えっ」
「あ、いやならいいんだけど」
「あー、いや、課長のおごりなら行きます」
「よし、じゃああと五分待って」
「はい」
仕事は出来るけれど、憧れはするけれど、課長のことを好きだと自覚したことはなかった。
課長が連れて行ってくれたワインバルは、本当に料理がおいしくて、お酒もかなり進んだ。でも、上司と飲んで、千鳥足になるのだけは避けたくて、時々ソフトドリンクを挟み、何度もお手洗いに行って、悪酔いしないように調節をしていた。
「もお俺飲めないい」
逆のパターンを予測できなかった私は、まだまだ社会人半人前だった。課長はわたしがなりたくなかった酔っ払いになってしまった。別に失望はしなかったけれど。お店の人にタクシーを一台呼んでもらった。
「課長、どこに住んでるんですか」
「なんでまっつんに教えなきゃいけないのー、おれおそわれちゃう」
「襲いませんから安心してください」
「ふふふ」
店の前に停まった一台のタクシーに課長を乗せて、駅まで歩いていこうとした時だった。
「ねえお姉さん、このお兄さんの家知ってる?」
「いや」
「寝ちゃってるみたいだよ」
呼んでおいてタクシーを無人で返すわけには行かず、私は仕方なく一緒に乗り込んだ。財布の中には、五千円札が一枚。行先は私の家しかなかった。
「課長、いい加減目を覚ましてください」
「んん」
課長の寝顔はまるで三歳児を見ているようだった。それを見てしまってからは、なかなか起こせなかった。現状に満足しない課長は、きっと家でも仕事をしているのだろうから。
それでも、アパートに着く前に起きてほしかった。いくら花金とは言え、明日は母とランチの約束がある。
「はーい、到着です」
「課長、課長」
「んー」
目がうっすらと開いた。
「お姉ちゃん大丈夫?部屋まで連れて行こうか?」
「あ、……お願いします」
運転手さんにお釣りはいらないと言ったら、そんな男みたいなこと言わないの。と受け取ってもらえなかった。課長を部屋に入れて、とりあえずラグの上に寝かせた。
部屋着に着替えてメイクを落としても、課長は起きていなかった。
「課長、課長?」
「んー?」
「お水、飲みますか」
「ん」
「飲んでください」
「あい」
半人前といっても、これまでいろんな酔っ払いを見てきた。アルコールの血中濃度を下げるには、とにかく飲ませて出させるしか方法はない。
「ごちそうさま」
「課長どの辺に住んでるんですか」
「んーとね、しもたかいど」
「下高井戸?」
「うん」
課長がのっそり動いて、私の膝に頭を乗せてきた。彼女いないの?これ大丈夫?と思いながら、ついつい課長のまあるい頭を撫でてしまう。左耳たぶに開いたピアス穴。なんだか課長の知られたくない部分、隙を見た気がする。
スマホでここからルート検索をすると、まだ終電はあるようだった。
「まだ帰れますよ」
「んんー、つかここどこー」
「私の家です」
「ん!」
課長の人差し指が私に向けられる。
「おぬし、おそおうとしておるな!」
「さっきも言いましたけど、そういうのないですから」
「トイレいきたい」
「玄関横です」
課長はふらふらっと立ち上がった。お手洗いから出てきたらどうか、お酒がちょっとは抜けてますように。
客人を知らせるチャイムが鳴った。ぼおっとしたままインターホンを確認すると、そこには母の姿。
「おはよー。携帯つながらないから来ちゃったよー」
「あ、ごめんごめん」
母をアパートに入れて、コーヒーを淹れる。
「携帯、充電するの忘れちゃった」
「そんなことだと思った」
私もコーヒーを淹れて飲もうと思ったとき、ハッとした。母の横には書類でパンパンになったゼロハリバートンのビジネスバッグが。
「ごめんねー、散らかってて」
わざとらしく言ったあと、置いてあるものたちを持って寝室に移動させる。重いビジネスバッグを腹に隠して、トイレに向かった。母は朝の情報番組を見ていた。
ノックをしようとして、ここでノックしたらおかしいと、ドアノブをガチャガチャする。
「課長」
小声で呼ぶけど、返事はない。
「課長!」
「なあに、どうしたの」
後ろから母の声がした。もうこれはだめだ。終わった。こういう時に脳はフル回転する。
「あ、あのさ、まだ朝ご飯食べてないんだよね。買ってきてほしいなあーなんて」
「うん、いいよ。母さんも食べてないからさ」
「ありがと、お金はあとで渡すから」
「いいのよー」
不自然に腹を抱える娘の横を通り過ぎて、母は出て行った。母が帰ってくる前にどうにか課長を起こさなければと、ドアをガンガン叩く。
「課長!朝です起きてください!」
「課長!」
トイレが流れる音が聞こえて、ドアノブが回った。
「なあ、ここ……」
座り込んでいる私を見て絶句しているのか。絶句したいのは私のほうだ。
「お前んち?」
「他にどこがあるんですか」
「やっちまったあ」
「とりあえず帰ってください、事情は後で説明します」
お腹からゼロハリバートンを出して、それを押し付けて、寝癖付き課長をお見送り。
「ここどこ」
「阿佐ヶ谷です、また月曜日お会いしましょう」
「あ、本当に申し訳なかった」
「話はあとで聞きます、とりあえず帰ってください」
もうつかれた。何も考えたくない。
「色んなものがおいしそうでさあ、いっぱい買ってきちゃった!」
「うん、ありがと」
母と朝食を食べて、シャワーを浴びて化粧をして。なんとかランチに間に合って。ちょっとショッピングをして、夕暮れには母を駅で見送った。
ちょこっと書店に寄って、アパートに帰ってくると、母からメールが入っていた。
[無事着きました。またお出かけしましょ!次は彼氏紹介してね 母]
彼氏がいないことなんて、母さんが一番知ってるじゃん……そういう催促しない人だと思っていたのに、失望した。
……待って。母さんは私の恋愛に関して、催促も干渉もしてこなかった。その存在を確認してから、私の前で彼の話をする人だ。いやな予感がした。
日曜日は朝から憂鬱で、とにかく部屋の掃除に没頭した。普段しないキッチン回りから洗面所、窓まで、まるで大掃除のように。あれから課長に連絡しようと思ったのだけれど、連絡先がグループメールしかなく、課長が設定で連絡が取れないようにしていたら意味がないし、グループメールで変に気を遣わせたり、皆に詮索されるのも嫌だったから、結局なにもしなかった。月曜になれば否応なしに課長に会うのだから。
いつも通りに出勤して、昼休みに何か言われることもなく、このまま普段通りに退勤する予定だった。
「松多、ちょっとこれやっといてくれない」
「はい」
課長の頼みは断れない。渡された資料を見ると、研修の時に少し応用で習った仕事がぎっしり。できないとは言えなかった。普段、課長は一人ひとりに合わせた仕事を与えるのにどうしてなのだろう。どんどんみんなが帰っていくのに、私は資料とにらめっこ。今夜中に終われば奇跡だ。
「おつかれ」
課長の声がして、私の手から資料がスッと離れた。
「おつかれさまです」
「ごめん、ちゃんと話したかったから」
気づいたら、私と課長の二人きりになっていた。課長は、私の隣の後藤くんの椅子に座った。わざとできない仕事渡したんだ。
「金曜日、俺どうなってた?」
「あの、コーヒー淹れてきます」
「いい。とりあえず話したい」
手首の掴まれたところが、なぜか熱くて。
「ワインバル、おいしかったです」
「うん」
「課長はどこまで記憶ありますか」
「ごめん、本当に申し訳ないんだけど、バルまでしか記憶がない」
「バルでかなり酔ってました」
「俺?」
「はい。タクシーに乗せたら帰られるだろうと思ったんですけど、乗せたら夢の中で」
「うん、申し訳ない」
「家の場所を頑なに言わないので、仕方なく私のアパートに」
「うん」
「お水を飲んだ後にお手洗いに行かれて」
「うん」
「私も結構飲んだので、そのままリビングで寝てしまって」
「そっか、そして俺はそのままトイレで寝たんだな」
「そうです」
「松多のこと信じるよ」
「信じる?」
「うん、関係はなかったってことでしょ」
「課長地味に酷い」
「どうして」
三歳児の寝顔は幻想だったのかな。
「変に関係結ぶ方が傷つくだろ」
「そりゃそうですけど」
「もしかして、彼氏とかいた感じ?」
「安心してください、いないですから」
「じゃあどうしてあんなに朝早く帰らされたの」
まるでまだ居たかったかのような言い方。腹立つ。
「土曜日は母と出かける予定がありまして」
「あー」
「携帯を充電しないで寝てしまったので、母が部屋に来たんです」
「そういうことかあ」
「はい」
「俺、お母さんに会ったよ?」
「えっ」
「娘をよろしくお願いしますって」
最悪だ。最悪。いやな予感が当たった。
「そんなことしたら頭崩れるぞ」
「いいんです」
「せっかくセットしたんだろうに」
ぐしゃぐしゃにした頭を机に伏せると、優しく撫でられる感じが。
「ごめんな、本当に」
「彼女さんに悪いです」
「大丈夫だよ。俺、今フリーだし」
何だかホッとしている自分がいた。
「俺、お母さんに肯定も否定もしてないから」
「はい」
「否定すると逆に疑われるかなと思って」
「自分の株を下げたくなかったんですね」
「まあ……それもあるかもしんねえけどさあ」
「知らねえ男と一晩限りの関係結ぶような娘になりたくねえだろ?お母さんが可哀想だ」
何故か、涙が止まらなくなって。
「どうした」
「ごめんなさい、なんでもないです」
「俺でよかったら話聞くよ?」
「いえ、大丈夫です」
もう課長とこんな話をしたくない。社内恋愛が嫌いなのだ、私は。課長のことを万が一聞かれたら、母さんには別れたと言おう。
「松多!」
鞄を持って、総務課のドアを開けた。
どうして泣いているのかなんてわからない。理由がわからないから、話しても仕方がない。
泣きながらヒールを響かせて、駅ビルのトイレに入る。メイクを直して、何も考えず歩いた。途中でコーヒーチェーン店に入って、ホットコーヒーを飲んで街並みを見ていたら、ちょっと落ち着いてきた。駅に戻って、阿佐ヶ谷まで帰った。
南口のスタバに寄ろうか迷ったけれど、もういろいろ面倒くさくなって、そのまま帰ることにした。まだ冷凍のパスタが残ってる。
それから、火曜日、水曜日、木曜日……と、上司と部下の関係のまま、日は過ぎていった。そして、金曜日。課長は金曜日になると、大学の同級生と飲みに行っていると、この間のバルで聞いた。
駅の出入り口にある太い柱にもたれている男性が、課長に見えたのは気のせい。
誰かがついてくる気がする。怖くなって、ちょっと早足になる。
「松多!」
ストーカーじゃなくてよかった、とちょっとホッとした。
「ごめん、家まで行ったらさすがにストーカーみたいだからやめた、ちゃんと話がしたい」
「私は、話すことなんてないですけど」
「お願い、家には行かないから」
駅から逸れたとは言え、学生もお年寄りもいる。課長がスーツ姿の女性に一瞥されているのを見て、結局駅前に逆戻り。
「俺が納得いかねえっつーか、なんか放っておけなくて」
「はい」
とりあえず、課長の話を黙って聞くことにした。抵抗するより早く帰れる。
「受け取ってほしい」
菓子折りと茶封筒がテーブルの上に置かれた。茶封筒の中には、諭吉が二枚。
「いらないです」
「タクシー代」
「いや、でもこんなに」
「あと世話になったし」
「……はい」
なるべく長引かせたくなくて、それをバッグに入れたけれど、なんだかお手伝いさんみたいでちょっと気が落ちた。
「俺、お前になんかした?」
「いいえ、何も」
「じゃあなんで避けるんだよ」
「避けてなんかないです」
「給湯室で会ったらさっさと出ていくし、六時になったら逃げるように帰るし、何より話しかけないでくださいオーラがひどい」
何も答えられなかった。なるべく課長と仕事以外の話をしないようにしているのは事実だから。ただただ、涙で視界が滲んでいくのがわかった。
「すみません、コンタクトが」
そう言って、トイレに入る。どうして泣くのかがわからない。原因は?課長にあることしか、わからない。
しばらくここにいたら、課長は帰るだろうか。会社以外で会うことがなくなるだろうか。トイレの窓から逃げ出すことはできるのか。野暮な考えが頭のなかをぐるぐる回る。
五分くらい経ったあと、勇気を出してトイレから出た。
「大丈夫か」
「はい」
ここで、目が痛いので帰りますと嘘を吐いても、私にとって面倒が伸びるだけだと思った。もう、立ち向かおう。何が敵かなんてわからないけれど。
課長の口は開かない。冷めてしまったコーヒーに手もつけない。
「単純に、社内恋愛とか仕事以外でごちゃごちゃするのが嫌なんです」
「……それは、本当に悪かった」
「どうしてここまでくるんですか」
「俺もわかんない、でも、もっと松多と話さなくちゃって思った」
「プライベートの連絡先知らねえし、この際ストーカーだと思われてもいいって思ってさ」
「どうして」
「わかんねえけど」
「私は、今まで通り課長と仕事ができれば、それでいいです」
「俺は、……さみしいかも」
「え?」
「いや、なんでもない」
課長が話さなくなった。もう帰っていいかな。
「帰りますね」
「待って、とりあえず連絡先だけ」
イケメンに止められているブスは、周りから見たら滑稽なのよ。課長。
「お前さ、何が不安なんだよ」
「わかりません」
「ちょっとずつでいいから話してくれよ」
「気が向いたら、後々」
「わかった」
これは社交辞令だと言い聞かせて、課長と連絡先を交換した。
[家に着きました。お気遣いありがとうございました]
[俺もそろそろ家に着くよ]
なんだか彼氏みたいでむず痒い。課長は私のことを何も想っていないのに。
人間は、自分を守ることに精一杯なのだ。課長はきっとこれ以上の昇進だってするだろうし、平社員と恋愛でごちゃごちゃしたくないだろう。
[金曜日、本当に課長とは何の関係もありませんでした。私のアパートに連れていってしまったのは申し訳ないと思ってます。すみませんでした]
もう、これで課長とは普段の関係に戻れる。
[もう気にしてないよ]
ちょっと寂しいと思うのは、私の恋愛経験が少ないからなのだろうか。
[ありがとうございます。おやすみなさい]
[おやすみ]
昔から思っていた。おやすみ。と、おはよう。を言い合う関係は、恋の始まりじゃないかって。
「で?そのあと課長とは?」
「さっきまで一緒に飲んでました」
「もう彼女じゃん、ぜったいみおちゃんに気があるよ、ねえ?」
「そうですねえ」
「電話してみたら?」
「いやですよ」
「課長さん、うれしいと思うけどなあ」
「なんの用があって電話するんですか」
「え?会いたいって」
「さっきまで一緒にいたのに」
「だからいいんじゃーん、今日金曜だしさ、ね?ね?」
「いやです」
「私、どうしたらいいかわかんないんです」
「課長と比べたら、恋愛経験なんて圧倒的に少ないし、課長の横を並んで歩く想像ができないんです」
「でもさあ、やってみなきゃわかんなくない?」
さっきまでおちゃらけていた店長が、しっとりと答える。
「この世界ね、予想通りにはいかないんだよ。だから面白いんじゃないかなあ」
「ねえ、いっちゃん」
「そうですね」
いっちゃんも答えてくれる。
「もったいないですよ、実織さん」
「目の前に幸せのかけらが落ちてるのに、それを拾わないで不幸だって嘆いていたら、ずっと幸せになんてなれないと思います」
「幸せは、……自分の幸せは、強引にでも掴まなきゃいけないんです」
「でもね、どうしたらいいのかわかんないの」
「まずは、自分の気持ちを認めるところからだよ。ラッキーなことに、今、彼女いないんでしょ?会社とか、世間体とか、そんなの気にしないでさ」
「でも、実織さんはそれができないんですよね」
「うん」
「幸せになっていいんですよ、実織さん」
「……ありがと」
最終更新日 17/04/01
今回は上司と部下のお話でした。作者のお気に入りはこの実織ちゃんです。
次回はこの上司目線で物語が進んでいきます。
更新遅くなりましたが、今後はもっと遅くなると思います←
完結はいつになることやら(おい)、次回をおたのしみに!




