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第2話 初めての事件…?

嵐の後の晴れた休日の朝

「あら黒川さんおはようございます」

「湊さんおはようございます。碧ちゃんもおはよう」

「…おはよう…」

やっぱり声は小さい私の挨拶

「よくできたね」

と褒める母。

「黒川さんもゴミ捨てですか?」

引っ越しの挨拶から数日ちょこちょこと交流を深めていた。

「引っ越ししたばかりでゴミが出るんですよ」

「引っ越しあらあらですよねー」


(引っ越しは、ゴミが出る…覚えとこ)


「にしても昨日の大雨ひどかったですよねー」

「急に風も強くてウチ傘が折れちゃったんですよねー」

「ウチは、洗濯物干してたら小物干しが壊れちゃって…」

「今日は、どこの家も不燃ごみたくさんでそうですね」

「碧ちゃんは、お手伝い?」

「…お母さんが動きなさいって」

「この子こうやって連れ出さないと滅多に外に出ないんですよ」

「…幼稚園いつも行ってる」

「でも幼稚園行ってるって外で遊んでないでしょ?動かないとだめだよ〜」

「確かにちゃんと動かないとですよね…うちの子は、動きすぎる気がするけど」

「その元気をあおちゃんにも分けて欲しいですよ」

そんなたわいのない会話をする2人。

マンションのゴミステーションに着いたらそこには、

「うわぁまたゴミが荒らされてる…」

そこには、袋を破いたような跡と何かを漁った痕跡が残っていた。

「しかも今日は」


(不燃ごみの日…カラスじゃない…ゴミステーションだから人じゃないと開けられない…)


「不燃ごみですよね?ならカラスは、来ないはず…」

「しかもゴミステーションですからねカラスが荒らすわけないんですよ」


(ごみの中に無いものといえば…傘は、ある…えっと他には…)


「ほらあおちゃん家戻るよ?」

「…」

「ほーら」

そう言うと私を抱き上げる母。

「え、あ」

「碧ちゃんは、集中力が高いのね」


(ムゥーお母さんめ!)


「まさか犯人見つけようとしたの?」

「もしそうだったら碧ちゃんは、名探偵ね」

「まだ4歳ですよ?猫じゃらしが気になったんでしょ?」

ゴミステーションのすぐ横に猫じゃらしが生えてた。


(違うもん!猫じゃらしじゃなくて犯人が盗んだらしきものを探してたんだもん!)


「まぁ中の物が袋に当たって破れたんでしょうね」

「ゴミってことは、ボロボロですもんね」

「それじゃあまた今度」

「はいそれじゃあ」


部屋に戻ると仕事が休みで今の今まで寝ていたであろう父がいた。

「ふあーぁ…おかえり2人とも」

そう言いながら母から私を預かって手を洗わせに行く。

「ただいまー疲れてるのにありがと〜」

「これぐらい別にいいよ…育児は、2人ですることだし」

「…ねぇお父さん不燃ごみの日によく捨てられるものってなに?」

「どうしたんだ?急に」

「最近ゴミステーションのゴミが漁られてるみたいな感じになっててね。それも不燃ごみの日だけ」

「ヘェ〜…最近仕事が忙しくてゴミ捨て行けなかったからな…いつのまにそんなことに…」

「んーまぁよくあるのは、調理器具とか日用品、工具、ガラス製品、小型家電とか?まぁ昨日は、急なに風が強くなったから傘とかウチみたいに小物干しとかかな?」

「ふーん」

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