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第一話 初めまして

ピンポーン


その日いつもの無機質な音がリビングに鳴り響いた。

「あおちゃんお母さん出てくるね」

「んー」

「んーもうちょっとお母さんにも興味を示してもいいんじゃ無いかな?」

そんなことを言いながら玄関に向かう母。


いつもならすぐに帰ってくるのになかなか帰ってこなかった。


(話し声が聞こえてるから家を出たわけでは無い…)


4歳ながらそんなことを考えていた私。あまりにも遅かったのでリビングと玄関を繋げる扉をうっすら開ける。そこには、女の人と自分より少し大きい男の子が立っていた。


(だれ?)


と疑問はすぐに出た。


(幼稚園にこんな子いなかった…ここら辺の子じゃない?)


「まぁ!6歳なんですか?うちの子と2歳差なんですね」

「そうなんですか?しんちゃんよかったねお友達できそうで」

「うん!」


(元気くん…)


その時

「あおちゃんちょっといらっしゃい」

と母が扉から覗いてた私に話しかけた。行きたくなくて扉を閉めようとするがすぐにバレる。

「あおちゃん扉閉めない」


(なぜバレた?)


私は、諦めて扉を開けて母の後ろに行った。

「もぉ〜一丁前に人見知りなんだから」

「かわいいお子さんですね。お名前なんて言うんですか?」

「あおちゃん自分でいいな?年少さんでしょ?」

「…湊碧(みなとあおい)…」

目も合わせない。声も小さく感じ悪い。それでも母は、

「よくできました!」

と母が頭を撫でる。それが私が知力特化になった理由の一つ。

「ほらしんちゃんも挨拶しな?」

黒川真介(くろかわしんすけ)!よろしく!あおいちゃん」

ただ…


プイッと顔を背ける碧。

「…」

「ごめんなさいねー真介くん…あおちゃん人見知りが激しくて…」

「これぐらいおとなしい方が良くないですか?うちの子は、騒がしいぐらいで」

「子供は、元気が一番じゃないですか…あおちゃんだれに似たのか大人っぽくなっちゃって…」


(リビングに戻っていいかな?…戻ろ)


「うちの子は、年相応過ぎて…今荷解きしているのに公園行きたいと騒がれちゃって…ここら辺もよくわからないから調べないとなのに調べる時間もなくて」

「すぐ近くに大きい公園がありますよ…と言ってもウチは、碧の性格的にあんまり行かないので雰囲気なんかは、分かりませんが」

「そうなんですか?」

「えぇ。他にも…」

とコンビニやスーパー、幼稚園、図書館、病院などの位置を教える母。

「本当にありがとうございます」

「いえいえ困った時は、お互い様ですよ」

「それじゃあそろそろ行きますね。しんちゃんも碧ちゃんに挨拶して?」

「碧ちゃん居ないよ?」

「え?!…あの子ったら」

「うふふ…碧ちゃんそれじゃあね」


それが黒川真介との初めまして

『私と先輩とミステリー』第1話を読んでいただきありがとございます。ぜひ感想をお聞かせください。

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