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 雨季の間、動けないから魔道具の整頓を行った。


 特に魔導士タイプの魔人は多くの魔道具を持っており、中には錬金用のアイテム一式とか有った。


 この錬金用のアイテム一式も魔道具化されており、今後の活躍に期待だ。


 よれよりも、面白いのが魔道具化した魔導書であろう。


 魔法の基礎から応用まですべて記されていた。


 軽く読んでも、知識が自然と体の中に入って行き初級魔法であるがすべて使えるようになった。


 普通であれば、すべての属性を扱うことは出来ない。


 本来魔法は、どれか四属性のうち一つだけであるはずだ。


 だが、俺はすべての魔法が仕えた、恐らく魔境に住み過ぎたために変な力が付いたのだろう。


 今後の生活にも役に立つから、歓迎しよう。


 魔道具になったペンと墨壺も面白かった。


 記したい事を、思うだけで勝手に紙に記される。


 墨壺にある墨も無くならないし、色まで変わると言うのも有難かった。


 残念な魔道具が、紙であった。


 本当に何を書いても、消えて最初の状態に成ると言う困った奴である。


 一枚びりびりに破ったが、さすがに修復の能力までは無かった。


 眼鏡の魔道具も有った。


 異天の知識では情報が見える有難い魔法アイテムとして出典が多いようだっが、残念ながら遠くの物が見えるか、近くの物が見えるかの違いだけであった。


 あとはもう持っている物ばかりであった。


 *


 春の時に手に入れた魔道具も調べて行った。


 騎士と冒険者、一回だけ弓を扱う奴もいた。


 剣類は充実している。


 魔剣になっているのは、通常の剣で二振り、投擲剣で四振り、短剣は一振りのみであった。


 弓は魔道具化していた。


 さすがに矢を備えければならないが、矢の飛距離が魔力の力で伸びる。


 また、矢筒も魔道具化しており、矢限定で合ったが魔導鞄と同じように無制限で居れることが出来た。


 狩人は毒壺も持っており毒が無くならない・・・。


 この毒壺は非常に危険な魔道具となっていた。


 討伐する時、よく矢に毒を付けずに撃って来たことに感謝した。


 装備関係は、鎧や兜、盾とかを回収したが、服は流石に回収しなかった。


 魔石を奪う時に剥いだり、魔物の襲撃が速かったりして、そこまで余裕が無い。


 体を覆い隠すほどの大盾は、もれなく調理用の鉄板になった。


 焼き肉最高です。


 鉄兜は、多きのは鍋に小さいのは薬缶に成りました。


 金属鎧は死蔵です。


 何故こんな事になっているかと言うと、鎧とマントを付けで戦っていると、服と一緒に変質してコートになった。


 ついでに兜もコートとくっ付きフードになった。


 もうそうなったら、何が言えますか?


 で今のスタイル:カジュアル戦闘服に落ち着いていると言う事ですよ・・・。


 それに、正直言って手に入れた防具より今着ているコートが性能が良いのです。


 因みに前回のツリーハウスの時も盾と兜は調理用に成っていた。


 鍋用は、魔物の皮で使っていた。


 それらはきちんと回収していますよ。


 *


 もう一つ困った事に魔導鞄の一つが斜め上に変質した。


 魔石だけを保管している魔導鞄が、魔石が消えたのだ。


 何処に行ったか考えたが判らず、加工した毛皮をほり込んだ。


 後日、ほり込んだ毛皮を出したら、魔道具化していた。


 これには驚き、試しに他の物を入れてみた。


 すると、中に入れた物は、時間がたつと魔道具化する事が解った。


 それも、魔力を流すと魔道具化するスピードが速くなることも分かった。


 え・・・これって何でも魔道具にする魔導鞄!?


 これはヤバいですよ・・・。


 *


 魔道具の整頓も終わり、じっくり魔導書を読んでいた。


 { 火炎魔法 水氷魔法 風音魔法 地理魔法 人体魔法 複合魔法 }


 覚えるのが全部、上級魔法だらけ・・・。


 無論、きちんと基礎魔法も使えますよ。


 ただ、本にも乗ってない、人体魔法と複合魔法がついでの様に覚えたのは驚いた。


 恐らく、異天の知識の恩恵だろう。


 その為、雷や光・闇を使うことが出来る。


 ツリーハウスの光源も今や光魔法で灯している。


 火魔法よりも魔力の消費が少ない。


 今まで夜の狩りが出来なかったが、闇魔法の御蔭で効率よく夜も行動できるようになった。


 一度、夜中に猿どもに襲われたが、あの時は無理やり空に逃げれたから良かったが、今思えばかなり危なかった・・・。


 雷系は、その攻撃力も恐ろしいが、威力を抑えることで人体に影響ない所で無力化出来る魔法だ。


 使いこなせば、便利が良い魔法だ。


 人体魔法は、今までやっていた、内臓保護や骨修復がしやすく成ったような感じだ・・・たぶん。


 ・・・自分自身で重度の怪我をしていないので、何とも言えない・・・。

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