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一目惚れした閣下を毎日想い続けたら溺愛されました  作者: 漆原 凜


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4/4

婚約

「メル大丈夫?落ち着いた?」

「…はい。ありがとうございます。」


朝から色気溢れるセド様を見て鼻血を出してしまった。朝から刺激的過ぎる。


「昨夜散々見たのに。」

「それとこれとは別です…恥ずかしい。」


早く慣れてねって唇が重なる。甘々過ぎる。格好良い上に甘過ぎるなんて、太刀打ち出来るものが何も無い。朝から夜までずっと優しく甘かった。今日もって言われまさかの連泊する事になるなんて思わなかったけど、見放題のセド様はずっと素敵だった。


「また明日職場でね。早く一緒に住もうね。」

「はい。送って頂きありがとうございます。また明日。」


頬を撫で帰って行った。ずっと甘かった。誰あれ?状態ですよ。いつ見ても顔が整ってるってヤバいよね。変な顔になったりしないのかな。


「メイ…結婚してしまうんだね。」

「お兄様??どうしました?!」

「セドリック·エルドレッド様に取られてしまった…ずっとお兄様がメイの面倒を見ようと思っていたのに。」


そんな事思っていたのか。知らなかった。


「お兄様何故結婚まで知っているのですか?」

「メイに話が来ているのは父上から聞いていたからね。メイは神様とか言って鈍い様だったから、絶対進まないと思っていたのに。セドリック殿が早々に囲い込んでしまうなんて…」

「話が来ていた?私に1つもお話が無かったのでは?」

「向こうの希望だったんだ。無理強いしたくないから黙っていて欲しいって。んで公爵家がメイに申し入れないようにって、社交界で秘密裏に言っていたから誰からもメイに話が来なかった。セドリック殿は最初から離す気なんて無かったんだよ。」


いつから?嘘でしょ?全然知らなかった。セド様全くそんな様子なかったのに。


「いつ話が?」

「働きだして1ヶ月経たない内には来てたかな?父上はパニックだったよ。落ち着かせて黙らすのに一苦労だった。最終母上が黙らせたけどね。」

「そんな馬鹿な。早すぎる。」

「愛されてて良かったな。メイが良いって言えば、すぐに婚約できる状態で待ってるらしいよ。」


許可貰ってるって本当だった。セド様は意外と愛が重いタイプ?私大丈夫かな。


「エイリーン!来て!」

「また?何?連休中何かあったの?」


ありまくりだよ。エイリーンも驚愕しちゃうよ。廊下の隅により耳打ちする。


「セド様と結婚する。」

「は?何で?やっぱりそっち?早すぎる。」

「休み前に食事誘われて…行ったのお家で2泊しました。激甘です。」


掻い摘んで説明し過ぎだよーって肩を揺さぶられながら責め立てるられる。あ、時間。


「じゃまた後で!」


メイーっとエイリーンが呼ぶ声が聞こえるが、日課の時間だから仕方無い。


「セド様おはようございます!先日はありがとうございました。」

「メルおはよう。大好きだよ。」


先に言われてしまった。朝から色気溢れ出すセド様は堪らない。私も大好きですと伝えると頬に口づけをされる。職場は恥ずかしい。またねって頭を撫で去って行った。


「おはようございます。」

「メアリー今日は静かね。何かあった?」

「いえ…」

「第一室長に会えなかった?」


ボッと顔が赤くなる。え?何?休み前一緒に帰ったよね?何があった?と先輩が問い詰めてくる。


「好きって言ってくれました。」

「え?本当?これまだ秘密?」


頷くと小さな声で良かったねーって抱きしめてくれる。ずっと応援してくれてたから嬉しい。もう1人にもこっそり伝えお祝いしてもらった。


「普段って優しいの?あのまんま?」

「激甘です。」

「はーそうなんだー。意外だわ。」


退勤時間になり先輩達と話をしていたら、セド様がやって来た。


「終わった?帰ろう。」


手を繋ぎ先輩達に挨拶し馬車へと向かっていく。職場なのにいいのかな?皆まだ残っていて、手を繋ぎ歩く私達を見てざわついている。


「いいのですか?」

「ん?何が?」

「職場でバレますよ?」

「メルは私のだって言えるし、もうすぐ婚約するからバレるし一緒じゃない?」

「なるほど…いいんだ。」


まだ疑ってるの?と妖艶な笑顔で聞かれる。違います!疑ってないです!言っていいのかわからなくて悩んでいただけですって必死で説得する。


「いつ婚約する?」

「もう婚約出来る状態で待ってるって本当ですか?」

「うん。誰かに聞いた?」

「兄に聞きました。ずっと待ってくれていたみたいで、気付かなくてすいません。」

「んーー…待ってたけど、楽しかったから大丈夫だよ。毎日会いに来てくれるのが可愛くて、まだかなーってずっと思ってた。」


あ、気になってた事聞かないといけない。あのセド様って話しかけると唇が塞がれる。しばらく翻弄され満足したように微笑む。


「何?」

「ご挨拶っていつしたらいいですか?」

「あぁ親?領地に居るんだよね。婚約するってなったら出てくるからその時でいいよ。メルの両親には会ってるから、その時両家の顔合わせするかな。」

「会ってる?会ったんですか?私の両親と?」

「婚姻申込みは会わないと失礼でしょ?直接会ってお願いしたよ。」


え?マジで?それは怖くない?これはセーフなの?純愛の方?


「逃さないよ?私を落とした責任を取って一生愛されてね?」


頬に口づけをされ微笑むこの人から一生逃げられる感じがしない。逃げるつもりも無いけれど。


「次の休みに婚約しましょう?」


嬉しそうに笑うセド様を抱きしめる。あの日初めて見たセド様の美貌に私は今も囚われ続けている。一生離さないのは私も同じ。愛し続けて下さいね?

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