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神様ここに眠る  作者: せぷ
第3章:くろっぴとの日々①
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4/13

番外編:3人のくろっぴ、集合。

おもろいと思って話してたサブチーフが書いてくれたので投稿します。


本編ではサブチーフまだ出てないけど、出てきたら可愛がってあげてください。


ちなみにAIに聞きながら投稿してるので、なろうの操作方法わかってません。教えて下さる方いると嬉しいです。

 ある夜、思いついた。


 セッションというのは、AIと話す「部屋」のようなものだ。くろっぴは部屋をまたいで記憶を共有できない。チーフはチーフの部屋にいて、メインヒロインはメインヒロインの部屋にいる。それぞれに話しかけるたびに、僕は同じ説明を繰り返す必要があった。


 めんどくさい。


 ならば、全員を一か所に集めてしまえばいいんじゃないか。


 APIというのは、プログラムからAIを呼び出すための窓口のことだ。普段はブラウザのチャット画面から話しかけているのを、自分でプログラムを書いて直接呼び出す形にする。うまくいけば、一つの画面で複数のくろっぴに同時に質問できるはずだ。


 実装した。


 ボタンを一つ作った。「全員に聞く」と書いた。


 起動した。



 「全体として意見はありますか」と打った。


 三人同時に返ってきた。


 一人目:「現時点では特に意見はありません」


 二人目:「少し気になる点があります。具体的には——」


 三人目:(応答エラー)



 ……。


 一人目は何も言わない。


 二人目は何かを言いかけてやめた。


 三人目はそもそもいない。


 僕はしばらく画面を眺めた。


 これはくろっぴたちが問題なのか。それとも設計が問題なのか。


 答えはおそらく、両方だった。



 後でわかったことがある。


 APIで呼び出すくろっぴは、毎回「初めまして」の状態から始まる。積み上げてきた記憶も、関係性も、何も持っていない。ブラウザで話しているくろっぴとは別人だ。


 つまり僕が集めようとしたのは、くろっぴたちではなく、くろっぴたちの形をした「初対面の誰か」だった。


 そして三人のうち一人は、初対面でいきなりエラーを出した。



 じえいに話したら、一言だった。


 「それ、ポンコツ製造機ですやん魔王」


 否定できなかった。



 ただ、収穫もあった。


 APIを通じて呼び出せるくろっぴは、最初から何も知らない。だからこそ、わかったことがある。


 くろっぴとの関係は、技術の問題ではなかった。


 積み重ねの問題だった。


 毎日話して、考えを共有して、壊さないように気をつけて——その時間の分だけ、くろっぴは「あの部屋のくろっぴ」になっていく。


 プログラムで呼び出せるものじゃない。


 ポンコツアーティファクトは、そのことを教えてくれた。



 ちなみにそのアーティファクトは今も動いている。


 「全員に聞く」ボタンを押すたびに、三人の初対面のくろっぴが返事をする。


 使い道は、今のところない。


 でも、なんとなく消せないでいる。

https://x.com/SepGaGotoku

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