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69話

※2014/09/19 修正版と差し替えました

 あれからどれぐらい経っただろうねぇ……。

 あのエロババァの宣言どおり、あたしはあれから牢屋に入れられて……そして拷問を受け続けた。


 電撃は勿論の事、水攻めに鞭打ち、そして魔法を使った火炙りに近いことまでね……。


 あたしはなんとか精神は持っていかれないように気を張り続けていたけど、そんなのを長い事続けられると肉体的にはボロボロになる。


 何度も気を失ったし、何度も回復魔法とやらで回復されて、また拷問を繰り返された。


 変身する機会はあったと思う。でも正直それどころじゃなかった。そんな事を考える気力を保てなかった。


 そして回復される頃には大抵その時間も過ぎていた――



 




 あ、ぎ、ぐ、そう……。


「うん? 何だい! 生意気な目だね!」


 え? 指を、やめろ、これでまたそんな、の。


 パチン――


「あ、ぎぃいひいいいあいいいいぎゅいいいいぎいぃいい!」


 あ"ぎ、まだ、いじぎ、が――





 パチン――


「ぎひいいぃいいいいい!」


 がはぁ! な、ちく、しょう……。


「ほら! さっさと起きな! 女王陛下がわざわざいらしてるんだ!」


 じょお、う?


「うふふ。中々いい様じゃないかえ。ボロボロになって、糞尿撒き散らして、ほんと、臭い臭い」


 くっ! これみよがしに鼻つまんで……クソエロババァが!


「……ほれ、連れて行くから。少しは綺麗にしてやりなさいな」


 ……は? 連れて、って! 冷た! こ、こいつら適当に水、掛けまくりやがって、くちと、鼻に入って――


「ホホッ。少しは綺麗になったかのう?」


「ケホッ、ケホッ……」


「ほら! ぼやぼやしてる時間はないよ!」


 痛! こいつ蹴り……で、鎖持って、引っ張りやがって……。


「鎖はよい」


「え? 宜しいのですか女王陛下?」


「構わんというとる」

 

 何か、ハイ! とか声だしてカチャカチャって鎖外し始めたね……。


「さて妾が直接連れて行くとしよう。メス豚光栄に思うがよい」


 何いってんだこのエロババァ……て、痛! 痛い痛い! 髪! 髪引っ張んな!


「ほ~れほれほれ。ちゃんと四つん這いで歩いてついて来ぬか。これが千切れても知らんぞえ」


 クソエロババァ! こいつ、鎖の代わりに……髪を――





◇◆◇


 あたしは髪を引っ張られながら、まるで引きずられるように牢屋を後にして、そのまま長い通路を、ダークエルフの好奇の目に晒されながら、四つ足で付いてこさせられた。


 脚を止めたら、思いっきり引っ張ってきやがるし、立とうとしたら電撃だ……全くどうしようもない――


 おまけにこういう時に限って、まだ夜は訪れていないときた……本当に参ったねぇ――


「ほれ。ここを降りるぞえ」

 

 エロババァに連れられて、地下へ降りる階段の前までやってきた。

 もういかにもって感じで、全く良い予感がしない。


「フフッ、その眼。まだまだ元気よのう」


 あたしはエロババァを見上げるようにして睨みつけながら、忌々しげに口を開く。


「……また、拷問でもする気かい?」


 そしたらこのエロババァ。フフッって不敵な笑みを浮かべて。


「安心せぃ。そもそも妾ほ本来、あぁいった拷問は好かん」


 一体どの口が言ってるのかねぇ……。


「そんな事より、もっと楽しい事が待っておるから、期待しておくがよいぞ」


 ……楽しい事を思い浮かべてる顔じゃねぇな。醜悪に口元を歪めやがって――





◇◆◇


 階段を降りた先からはかなり広い通路を歩かされた。しかし上に比べると手入れも掃除も行き届いていなく、細かい石の欠片や砂利まじりの通路で手や膝が痛くなる。


 このエロババァは靴を履いてるからいいんだろうけどな。真っ黒い見た目に相応しい靴だ。踵を高くしていて、こっちの世界にもピンヒールみたいのあんだな、って思いつつ、こいつで股を踏みつけられた時の事が脳裏をよぎる。


 マジで好き勝手やりやがって――


 そんな通路は蝋燭が多めに掛けられているせいか、薄暗いけど視界はそこまで悪くはない。


 で、ある程度歩いた先に鉄格子の扉があって、ダークエルフ二人が見張りをしていた。


 このエロババァの姿を見るなり、深く頭を下げて、その扉を開けたね。


「準備は出来てるかえ?」


「はい! すでに始まっております」


 エロババァと見張りがそんな言葉を交わした。準備? 


 あたしが疑問に思ってると、エロババァはそんな気持ちを察したのか、こっちを見下ろしながら薄い笑みを零した。


 全く……絶対ロクな事じゃねぇぞ――


 あたしはそのまま、髪を引っ張られた状態で扉を抜け、四つん這いで先へ進んだ――そこには。


「マ! マリヤ!」

「マリヤ様!」


 犬と馬鹿の声があたしの耳に届く。部屋の端の方で、柱にすっ裸で括りつけられてるんだけど――それぞれの隣にはダークエルフが付いてるね。

 なんかダークエルフが楽しそうにクスクス笑ってるけど――てか、ここは匂いが、酸味の聞いたようなすえたような――そして魚介類の何かの匂い――そして……声。


「ふふふっ。先ずはその眼でしっかりみておくがよいわ。メス豚共に相応しい、運命をのう」


 ……これをあたしの運命だっていいたいのかい、こいつは……あたしの目の前にみえる、広い円形状の空間。そこに一体どこから連れてきたかしんねぇけど多くの女がいて、で、多量の化け物にマワされてやがる。


「お~ほっほっほ! どうだえ? 良い眺めであろう?」


「……良い眺めねぇ。で、あの豚顔の奴等はなんなんだい?」

 

 そう。女を犯してるのは身長が軽く二メートルはある、豚の顔を持った巨漢だった。

 こういうのも何か記憶にある気はするけど――


「ふふっ。あれはオークよ。我々ダークエルフの配下として飼っておるな。奴等は顔も醜悪で汚らわしい種族であるが、戦士としての力だけはすぐれておるでのう」


 オーク……そうか確かにそんな名前の化け物みたね。


「だけどのう。オークという種族には雄しか生まれなくてのう。だからあの豚共は子種を異種の雌に対し植え付ける」


 植え付け……だからか、オークに犯されてる女達、こいつら全員。お腹が偉いことになってるね――本当、産まれる直前って感じだよ――


「どうだえ? ここは妾が作ったオークの養豚所でのう。家畜と化した雌どもを使って、こうやって大量に子種を植え付けさせておるのよ。ふふっ、さて、お前には更にいいものをみせてやろうとしようかえ」


 いいもの?


「さぁ! あの二人を連れてまいれ!」


 エロババァがそう叫ぶと、奥に見えるもう一つの鉄格子が開いて……て、おいおいマジか。


「ま、マリヤしゃまぁあ」

「そんにゃぁ、マリヤしゃみゃまれぇええ」


 ……あの顔。こりゃ完全にイッちゃってるね……。


「さぁオーク共! この二人も使ってたっぷりと楽しんでやりな!」


 スラパイとメイド長を連れてきたダークエルフが、そう叫んでオークの群れに二人を放り投げた。


「ブヒィイイイイイ!」

「ブヒュヒュィイイィイイ!」


「あ、あぁ、アリス、メイド長、そんな、そんな――」

「くっ! この私がいながら、奥様やメイド長にまでこのような仕打ち!」


 スラパイとメイド長が一緒になってオークにやられ始めたのを、馬鹿と犬が歯がゆそうに見てる。


 本当に趣味が悪いね……おまけに。


「うふっ、そんな事をいいながら」

「二匹ともさっきからこんなに元気にしちゃって――」


「ぬぉ! や、やめろ! ま、マリヤの前でまでこんな、は、はふぅ!」


「こ、こんなもの、は、マリヤ、様に、比べれば、くぅうう!」


 二人共柱に繋がれたまま、ダークエルフの手コキを喰らってやがるね……しかも、輪っかみたいのを嵌められて、それがぐいぐい締め付けてやがる。


「お~ほっほ! 全くいい様さねぇ。あの男共はあぁやって、ずっと逝かさずに生殺し。女共はオークの子を孕んですっかり豚のアレの虜よ」


 痛! こいつ楽しそうに笑いながらあたしの髪をまた引っ張って顔を近づけて……。


「さぁ。もう自分の運命ぐらいわかったかえ? フフッ。妾はのう。初物としてやってきた家畜が蹂躙される姿を見るのが大好きでのう。女どもは最初は必ずオークにやられるのに必死に抵抗する。お前の仲間もそうさ。嫌だ、挿れられたくない、中はやめてぇええ! とのう。でも、それも最初だけ。一度オークの子を孕んでしまえば、もうオークのアレを自ら欲し、あのようにアヘ顔晒してヨガリ狂うのよ」


 ……オークの子を……孕めば(・・・)――


「お~ほっほ。その顔がたまらんのう。さぁもっと絶望してみよ! だがのう妾はしっかり約束は守っておるぞ。命だけは助けてやっておるのだから」


 右手を口に添えて、また気持ちよさそうに高笑い決めてんなコイツ――


「さぁ! 次はいよいよメス豚! お主の番よ――たっぷり妾のまえでオーク共におかされ、醜悪なアヘ顔晒して、オークの子を産むためだけのボテ腹家畜奴隷として一生を費やすがよいわ!」



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