表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
色の世界  作者: イヴ
過去の軌跡
40/60

葵と命2

「えっと、わかりました。俺は青井 葵っていいます。」

「はじめまして、私は白木 命と申します。今日この世界に飛ばされてしまって困っているんです。簡単にでいいのでいろいろ教えてもらえませんか?」


 葵はいい人ですぐに警戒を解いていろいろな事を教えてくれました。この世界での常識や魔法の事、そして冒険の事。

 どうやら葵は小さい頃から父親と共に冒険をしていて、10才からは1人で冒険をしているそうです。冒険に必要なのは食料や水などからモンスターと戦う武器に至るまでたくさんありますが、葵は魔法でほとんどできてしまうため大勢で移動するより1人の方が楽に冒険できるそうです。

「葵って凄いんですね。私も冒険したいです。」

 興味が沸いたため思わず口から出てしまいました。ちなみに葵さんと呼ぶと照れくさいらしく、葵と呼ぶことになりました。


「もっもう遅いから寝ましょうか。本当に俺が小屋にいてもいいんですか?」

「ええっ。1人だと不安ですし、こう見えても私結構強いんですよ。」

 不思議な事に葵と話していると笑みが零れます。実際は薙刀を少しやっていた程度でこの世界の人と戦えるとは思っていませんでしたが不思議と安心してよく眠れました。



 そして翌日、再び葵にいろいろ聞いた後初心者の館へ行き、ついでにギルドでステータスリングをいただきました。葵はゴールドランクらしく、マスターの人と楽しそうに話していました。ちなみに小屋は葵の持ち物らしく、冒険して手入れが出来ないため、あちこちに建物を寄付してたまに自分も使っているらしいです。


「白木 命さんですか?いいお名前ですね!この本に書いてある魔法が使えるかもしれないので試してもらっていいですか?」

 初心者の館ではブロンズランクの夫婦がいろいろな魔法を試させてくれました。生物にしか使えない魔法は葵が練習台になってくれるというので甘えてしまいました。


「白き精霊よ、生命の理を捻じ曲げあの者の生命を奪いたまえ。」

生命吸収(ドレイン)!」

「白き精霊よ、聖なる霧で我を隠したまえ。」

白霧(しろきり)!」


 いろいろ試してみたところ、白魔法に適性が強くあるらしくとても驚かれました。今までの経験も影響するらしいので毎日教会で祈っていたおかげかもしれません。




 そんな訳で町を全部見たあと、小屋に入ると真剣な顔をした葵に言われました。

「もし昨日言っていたように冒険したいなら、俺と一緒に旅をしないか?」

「はい、喜んで!でも私じゃあ足手まといじゃあありませんか?」

「確かに始めはそうかもしれないけど白魔法使えるだけでとても役に立つと思うし、なによりも一緒に冒険する仲間が欲しくてこの町によく来ていたんだ。」

「わかりました。よろしくお願いします。」


 こうして私は葵と旅をすることになりました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ