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世界最強、その名はランクNo.0彡☆  作者: パタパタ
魔王編

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ゴンザレスと帝国③

 街をブラブラして、帝国脱出のための買い物をする。

 準備不足での旅など自殺と変わらん。


 しっかり準備をしよう。


「アレスさん!?」

 女性に名前を呼ばれ振り向く、と。


 うーん、何処かで見た中年女。

 B上ランク?若い頃ならAにもいけたかもしれない。

 疲れた主婦顔が俺の琴線に触れるので、そこは評価プラスアルファ。


「貴女はあの時の、、、。」


 思い出せん!

 出掛かってるのに、思い出せん!


 詐欺に掛けたのは覚えている!

 それだけは覚えている!

 何処で詐欺に掛けたのか思い出せん!


 これは詐欺師として、実に危険なことだ!

 場合によっては今すぐダッシュして、逃げねばならんのだから。


「はい。お久しぶりです。、、、よくご無事で。」

 女は潤んだ目で近づく。


 これは罠か!否か!

 どっちだ!


「すまない、会いに戻れなかった。」

 女はいよいよ涙を零し、首を横に振る。


 戻るって何処によ?


「いいえ、いいえ。教祖様共々、幹部たちは皆捕まったとお聞きしていたので、貴方ももう駄目なのかと思っておりました。」


 お・も・い・だ・し・たー!!!


 あの邪教集団の時のあの中年女だ。


 同期の疲れた主婦で、俺の趣味だったから、堕としたら、その手腕を買われ幹部の青年に幹部候補にされた時の!


 あの邪教集団は結局ソーニャちゃんに、徹底的に叩き潰されたんじゃなかったのか?


「ここでは不味い。移動しよう。」


 あんたの部屋とか?

 とにかく街中で邪教の話とか、処刑ものだ。


 連れて来られたのは、割と大きな立派な建物。

 使用人らしきギョロ目の男に通され、女と共に中に。


 広い屋敷の中で通されたのは、何故か狭くて暗い部屋。


 テーブルに一本だけ蝋燭を置き、その周りを囲んでいる数人の男女。

 その中でも真ん中の偉そうな身なりの良い顎髭男が、俺たちに声を掛ける。


「ライラ。その男は?」

「あの帝国の大襲撃を生き残った、幹部のアレス様よ。」


 それは誰だーーー!!!???


「何!?あの大襲撃をか!」

 ガタガタっと全員が立ち上がる。


 顎髭男が俺を指差し叫ぶ。

「あの大襲撃で偉大なる教祖様と幹部様たちは、全て神の元に旅立った!

 今になって、幹部が残っているものか。」


 そう言って悔しそうに顔を背ける。

 周りの人も目元を抑える。


 何?この雰囲気。


「、、、もし、貴様が幹部だと言うなら。偉大なる教祖様の真名を知っているはずだ。

 、、、これを見ろ。」

 白い石を懐から取り出す。


「これは教祖様の真名に反応する。

 この石を翳すと秘密扉が開き、我ら教祖様の様々な秘宝の元に行くことが出来る。」


「ほう?」

 秘宝とな!

 それを少しばかり頂戴して、旅の資金としようではないか。


「さらに!これが見事に反応するならば!貴様を唯一の幹部と認め、我ら一万に及ぶ信徒の正教団、正式後継者として認めようではないか!」

 おお!と中年女を含む周りの人がどよめく。


 うん、それはいらん。


 一万って凄いね、邪教集団。

 世界滅びるんじゃね?

 と言うか、真名って、アレか?


「ツンデレイト。」

 ピカ〜っと石が光り、部屋の中央の石がゴゴゴっと動き、テーブルが下に落ちる。


 階段が見える。

 隠し部屋、この下にあったのね。


 ガバッと顎髭男も含め俺に跪く。

「大変失礼致しました!教祖様より真名を託された大幹部様とは気付かず、御無礼の段平に〜平に〜。」


 やっぱ、宗教にハマると、騙されやすいのかなぁ〜。

 気をつけなよ?

 俺に騙されるよ?


「良い。面を上げよ。

 早速、秘宝を取りに行こうではないか。

 そこの者、案内せよ。」


 髭面男に地下への案内をさせる。

 罠があったら、盾にしないといけないからね。


「ははー!私はグレック・ノート男爵と申します。

 アレス様の先導を務めさせていただきます!」

 私はキューリ、私はカーリー、私はクリン、私はジュリー、そして中年女がライラ。


 まあ、誰の名前を覚える気は無いけどな。


 堂々と胸を張る顎髭男を先頭に、階段を降りて行く。


 なんの罠が発動することもなく、下まで降りて、扉に顎髭男が持ってたツンデレイト石を嵌め込む。


 また、ゴゴゴと扉が開く。

 壊滅させてもまだ信徒が一万も居るから、邪教生活儲かったんだろうなぁ、前教祖。


 まあ、あっさりソーニャちゃんに切られてたから、儚いものだけど。

 悪いことし過ぎると良くない、ほどほどが大事!


 中は埃ぽく、見るからにガラクタっぽい物ばかり。


 ツンデレイトとか言う前教祖が、掃除が出来ない駄目男であると実証されてしまった。


 俺?家ないし。


 その中で、一つだけ宝石っぽいのがあったので、自然と懐にin。


「これらの物は邪神研究のための資料のようです。

 前教祖様は、世界の叡智の塔の不自然さについて、善なる神から、云々カンヌン。」

 ふ〜ん、と論文をペラペラ。


 他に美味しい獲物は無かったので、上に戻る。


 貯めてた金は、帝国に没収されたのかもね。

 それか、目端が効く奴が既に持って行ったか。


 言えることは、一つ!

 ガッカリさせやがって!!


「他の信徒にも、新教祖様のことをお伝えすると喜ぶと思います!」


 あー、はいはい。


 とりあえず、わたくし、長旅でお疲れなの。ゆっくりこの屋敷で休ませてもらうわ。


 かつては教祖となったならば、女遊びをしたいと思ったものだ。


 もうS級しか受け付けない身体にされてしまったの、ヨヨヨ。

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世界最強、その名はランクNo.0彡☆真相編女神陥落
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