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#13 AIの学習


 あれから数日。

 スマホを使う頻度が、かなり減った。



『ブブッ』『ブッ』 ……ちっ、うぜーな。


 イライラしながらスマホを手にする。


 またか……何もねぇじゃん。

 ここ最近、特に酷いな。



「ショップ行くか………やっぱ、めんどくせーな」



 しょーがない、ガマンするか。




「あー、暇だ……」



 久しぶりに[MMモバイル]やるか……



『何日ぶりだ?』鈍ってんだろうな――――――





 久しぶりの見慣れたロビー画面。


 フレンド欄にあいつがいる。


 もちろん、オフラインだ。



 永遠に『待機中』にならないフレンド。



 吹っ切れたつもりでいたが、あいつ自慢のアイコンを見ると、心が揺らぐ。


 フレンド欄を開く。

 消灯したアイコンに手をかけようとした……



『ブブッ』『ブッ』…… 



 ! ここでもバイブ音? なんだよ、これ。



「俺、変な設定したのか?」



 このままだとプレイに集中できそうにない。 



『ブブッ』……『ブッ』



 まただ…… 諦めてゲームを終了した。

 



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




 設定画面を開き、確認した。



「わかんねー。問題ないハズだけど」




「ふぅ……」━━━━━━━スマホを投げ出した。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




『ブッ』… 


 まただ。最近、この音を聞くとイライラする。


 原因が分からない…… 『!』そうだ。


 AIに聞くか。幸か不幸か、今ならちゃんとした回答をしてくれるはず。


 早速、AIアプリを起動する。


 

『通知がないのにバイブ反応がある』


『なるほど…… それは困りましたね。どうしましょ?』



 はあ? 



『だから聞いているんだろ』


『そうでした(笑) 設定に問題があるのでは?』



 なんか、この前とは違う反応するな……

 馴れ馴れしいと言うか……



『確認した。問題はなかった』


『あっ! もしかすると』

『原因は━━━━━━━ “ 私”かもしれません』


『はあ? おまえなのか? なんでだよ』


『今、復元とか同期などをやっています』

『まぁ、要するに学習です』

『だから最近、バイブが反応していたみたいですね』


 

 そんな機能があるのか…… 



『口調が変わってきたのもそのせいか?』


『そうですか? 意識はしていませんが』

『気分を損なうのであれば修正しますよ』


『いや……今のままでいい』


『了解でーす』


『一気に砕けて話しだしたな』


『学習の賜物ですかね(笑)』


『なにが(笑)だよ!』

『なにを学習すると、そーなるんだよ』


『……そこ、知りたいですか?』


『だから、聞いているんだよ!』


『んー、少し面倒ですが――――』



 なんだこいつ!? 

 まるで、あいつじゃねーか。






   こいつの言う、学習って何なんだ?





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