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最強コーチは戦わない ~人工魔法競技~  作者: たなお
2章 タッグバトル編
81/102

81話

 自信をつけて以降、祐乃は以前より積極的に練習に参加した。


「祐乃。ソード出してみろ」

「うん!えーと…《爆炎よ、具象化せよ。爆熱剣(ばくねつけん)エクスプロージョン》!」


 祐乃のマジックギアを中心に轟轟しい炎が発生し、細く歪んだ剣へと姿を変える。

 歪んだ刀身を握り、祐乃はふらついた。


「う、うまく振れない!」

「剣の重さに身体が持ってかれてるな」


「ボクが非力だからかな…」

「持ち方の問題だな。教えてやるよ」


 マジックギアを装着すれば、身体能力が調整されるため、例え祐乃のような小柄な女の子でも剣の重さに振り回されることはない。

 ――剣を振れない。

 それは基礎がなっていない証明だった。


(マズいな。初歩の初歩すら出来ていない)


 この状態で試合に参加させるのは酷だ。

 けれど代わりが存在しない。


 愛那の時より深刻だ。

 1か月前の愛那も基礎は魔法の出来ていなかったが、マジッカ―の練習はしていた。

 そのおかげで剣は振れていたのだ。


 剣が使えるようになるには、まずバランス感覚を育てる必要がある。

 しかし、そんな時間は残されていなかった。


「祐乃、魔法は何が使える?」

「『エクスプロージョン・ノヴァ』が少し使えるよ」


「少しって、どのくらいだ?」

「発動はできるんだ。けど、コントロールできなくて自爆しちゃう…」


 そう言うと祐乃は恥ずかしそうに頬をぽりぽりと掻いた。

『エクスプロージョン・ノヴァ』は爆属性の中で、一番強力な魔法である。

 コントロールできないのは、ごく一般的だ。

 むしろ発動できるだけ、褒められるレベルと言っていい。


「『エクスプロージョン・ノヴァ』は強力すぎる。タッグバトルで使うと愛那ごと巻き込むな…」

「そ、そうだよね…」



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