9.九藤 朋様より頂き物
先日無事に、『梅の芳香、雨の音色~あなたに捧げる愛の証~』が無事完結いたしました。
「梅雨」という略称と、話の内容から何とか六月中に終わらせたいと尻に火がついた状況での執筆でございました。実は六月中に梅雨明け宣言が出ている場所は本当に少なく、大半が七月が梅雨明け予定ということを知ったのは昨日のことです。いいんです、こういうのは気分が大切なのです!
さて ありがたいことにファンアートをいただきました。なんという幸せでしょう!!!
ファンアートをくださったのは、九藤 朋様です。ありがとうございます!!!
九藤様の作品は、どれもとても繊細で美しいものばかり。『コトノハ薬局』も、『空玩具』もどれも素晴らしい。実はどの作品も舐めるように拝読しております。文学フリマに応募なさったこちらの短編『雪紅 ―――或る少年の一日―――』も、投稿日時の関係で応募できなかった『露草の下』もとても素敵でした。
どの作品も言葉が選び抜かれていて、一つ一つに重みを感じます。読み進めるうちに自分の中に染み込んでいく感覚がたまりません。
実は作品が好きすぎて、レビューをなかなか書けない作者様のお一人でもあります。珍しく『セロファン師は気が進まない』にはレビューを投稿しています。正直勇気がいりました! こちらの作品はですね、読んだ瞬間鮮やかな色が目の前に浮かんで、あまりのみごとさに鳥肌が立ったんです。それで興奮したままレビューを投稿、やはりレビューには勢いが大事だという好例ですね。
九藤様の世界観を崩すのが怖くて普段は送信ボタンを押せないのですよ。本当は文学フリマの応援レビューも書きたかったのですけど、いい言葉が降りてきませんでした。九藤様の作品に陳腐なレビューなんてつけられない。小心者レビュワーのジレンマです。でもまたこっそりレビュー書きたいです!(懲りない)