114.ひのとりさん と はちどりさん
ひのとりさんは きょうも ひとりぼっち
ひとりで わるいまものと たたかっています
がおー がおー
おそってくる まものを ほのおのつばさで おいはらいます
ひっしでがんばる ひのとりさん
だけどだれも それを みていません
だれも ほめてはくれません
ありがとうと いってもらったことは いちども ありませんでした
かみさまだけが みてくれて いました
でも いいの
だれも わかってくれなくても
みんなのやくに たっているんだから
みんなが しあわせで いてくれたら それでいい
ひのとりさんは じぶんに そういいきかせました
だけど さみしいきもちは きえません
ひのとりさんが いわばに かえると
いちわの ちいさなちいさな ことりがいました
ひのとりさん おかえりなさい
あなたは だれですか?
ぼくは はちどりだよ
きみが かえってくるのを まってたんだ
わたしのかえりを? どうして?
おれいを いいたくて
いつも まものを たいじしてくれて ありがとう
あなたは なぜそのことを しっているの?
このまえみんなを たすけてくれたじゃないか
あれからずっと きみを さがしていたんだ
わたしを?
あなたは わたしが こわくないの?
こわくないよ きみはとても つよくて やさしくて
そしてとても きれいだよ
ひのとりさんは びっくりしました
そんなことを いわれたのは はじめてでした
だれもしらなくても みんなのために
いっしょうけんめいな きみを ぼくはしっているよ
ぼくは きみが だいすきなんだ
[しつもん]
ひのとりさんは なんとこたえますか?
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