・なろうの地雷『ハーレム』
たぶん最終話です('ω')
は~い (´・ω・`)ノ はっじまるよぉ~
先に言っておきますが。
今 回 は 熱 く 語 る ぜ ッ !
一部、個人的感情が先走る表現がございますが予めご了承くださいますようお願い申し上げます。
保険は打ったのでさっそくいこう。
これまでの話でちょいちょい触れてきたので見当がついているかもしれませんが。
そう、私は『ハーレム』に一家言あるのです!
『なろう』の地雷、言わずと知れた『ハーレム物』。
タグに『ハーレム』という文字があった時点で読まない人も多いのではないだろうか?
私は読みません。
初めの頃はそうでもなかったのですが、今では拒否反応が出るようになってしまいまして。
(腹痛、眩暈、鼻水、悪寒、頭痛、咽喉痛、耳痛、腰痛、肩こり、筋肉痛)などなど。。。
楽しむために物語を読んでいるはずなのに、気分が悪くなってしまう。
おかしいな(´・ω・`)
こんなはずじゃなかったのに。
今回は『なろう』の地雷である『ハーレム物』。
その要素について三つほど触れていきたいと思います。
正直これには迷いました。
数が多過ぎて、書きたいことが多過ぎて、絞るのに苦労しました。
そして厳選したのが、
①男女差と美少女率
②奴隷
③チョロイン
この三つです。
他にも色々ありましたが、とりあえず読んでみてください。
ではどうぞ
①
まず鼻に付くのが、男女比が明らかに偏り過ぎている点。
偏ってるんじゃない。偏り『過ぎている』んだ。
しかも登場人物は揃いも揃って美少女ばかリ。
アッチを向いてもコッチを向いても美少女美少女美少女。
なに? 美少女にしか人権ってないの? 他の人は生きてちゃいけないの?
世界の八割は女の子でできてるの?
そもそも『美少女』と言う表現や『イケメン』といった表現を多用する事が気に入らない。
うん、普通に使う分なら全然いいよ。
美少女もイケメンも意味が伝わるから問題ないのよ?
でもさ、キャラクターの登場するシーンで絶対使うよね?
美少女美少女美少女イケメンイケメンイケメン……
ゲシュタルト崩壊ですか。
顔が整っているというのを強調したいのは分かるんだよ。
でも容姿の表現を手抜きするなよ。
『美少女』とか『イケメン』って言葉を『使い過ぎ』なんだよ。
そのくせ絡みのシーンで「急に顔が近づいてドキッとした」とか「胸が~」とか身体的、外面的要素ばかりに触れてキャラクターの『中身』は空っぽだし。
……欲求不満なの(´・ω・`)?
『美少女』『イケメン』それを使うだけで好意を寄せるためのブランドが手に入るのだから非常に便利な言葉です。
私も醜いよりは綺麗な方が好きです。
ですが、多用し過ぎて価値が暴落している点にも目を向けて欲しい。
もう時代は変わったんです。
美少女やイケメンと言うだけで希少価値はないんです。だってそれがデフォだし。
だからもっと人物としての魅力を追及していただきたい。
②
次は『奴隷』について触れていきましょうか。
正確には『奴隷少女』。
もっと正確に言うなら『奴隷美少女』。
そう、主人公が出会う、もしくは目を向ける、助ける相手は可愛い女の子に限られる。
ただし美少女に限るってアレだね。
加えて言うなら 美少女=奴隷=処女 に限定される。
『奴隷』とは社会的弱者なので、男の自尊心や自負心を刺激し、圧倒的優位の立場から女の子に手を差し伸ばすというある種作為的な優越感に浸る事ができるので数多の作品に登場する存在だ。
人としての尊厳を奪われ、品位を地に落とされ、誇りを凌辱された哀れな『奴隷』。
だが大丈夫。安心してくれ。
『奴隷』の少女はちょっと優しくしただけで、
「助けてくれてありがとうございますぅ~」
とか
「買って(拾って)くれたのがご主人様で良かったぁ~」
とか言ってくるから。
好感度? そんなの服を着せてご飯を食べさせただけで振り切ってますがナニか?
そして 美少女=奴隷=処女 この事実は揺るがない。
どうせ気になるのはそこだけでしょ?(笑)
主人公はぁ~~奴隷の少女とぉ~~出会ったぁ~~
なんやかんや行動を共にして絆を育んだぁ~~
……でも奴隷のままじゃん!
『奴隷』からの解放?
そんなのするわけないじゃん。せっかくの『奴隷』ブランドが無くなっちゃうし、『奴隷』じゃなくなったら俺が優越感に浸れないじゃん。
……クズめ。
そういった本性を隠す奴は決まって『俺は悪くないんだスタンス』を貫こうとする。
俺は解放したいんだよ? でも相手がそれを望んでないしぃ~
俺は解放したいんだよ? でもこの世界の法律がぁ~
俺は解放したいんだよ? でも状況がそれを許してくれないしぃ~
そもそも相手が女の子なのも偶然だしぃ~
……クズめ。
穿ち過ぎかもしれない。
邪推なのかもしれない。
私の性根が汚れ切っているからそう見えてしまうだけなのかもしれない。
…………クズめ。
『奴隷少女』中には主人公を悪く見せないために「お願いします! ご主人様の奴隷のままでいさせてください!」なんて言い出すメンヘラさんもいらっしゃる。
奴隷として身柄の保証。
主人公との繋がり、絆の保管。
弱者でいる事への依存。
うむ、分からなくはない。
これまで身を寄せていた居場所が消失してしまうような、そんな不安感に襲われてしまうのも理解できる。
他人から見たら歪かもしれないが、主従という確かな絆がそこにはあるのだろう。
でも主人公は『奴隷少女』を大切に思っているんだよ。
現代社会日本の価値観を持つ主人公は『奴隷少女』を一人の女の子として見ているんだよ。
それに対し 主人公 → 特に行動ナシ
な ん で だ ッ ( ゜Д゜)!
「君がそれを望むなら」
出ました『俺は悪くないんだスタンス』‼
あくまで相手を想いやってるフリをする悪魔の所業‼
お前さ、ホント……
仲間なんだろ?
大切な相手なんだろ?
少なからず好意を持ってるんだろ!?
どうにかしてやりたいとか思わないの?
奴隷が人間として扱われないって知ってるだろ?
「たとえ奴隷でも、お前を大切なことに変わりはない」
onz おふっ……
だがまあ、一理ある。
どのような立場であろうと一人の人間として扱い、一個人として尊重する。実に素晴らしい人格者だと言えるだろう。
でも違うだろ?
もういいよ。無理だよ。隠し切れないって。
本音で語ろうぜ? 分かってる。分かってるから。
人間なんだ。薄暗い気持ちがあるのは仕方ないって。
女性を物みたいに扱いたかったんだよな?
ちやほやされて嬉しかったんだよな?
綺麗なまま優越感を感じていたかったんだよな?
大丈夫。
二次元の世界なら許されるから。
物語の中でなら全てが肯定されるから。
書いた側も。
読んだ側も。
その欲望は等しく透けて見えてたから。
あんまり女を馬鹿にするなコノヤロー
③
『チョロイン』
その言葉を知らない人はいるでしょうか?
念のため簡単に説明しますと、チョロインとは簡単に惚れるヒロインの事を表します。
『チョロイ』 + 『ヒロイン』
||
『チョロイン』
物語の中で『恋愛』とは大きなファクターを占めています。
(もちろん、そうじゃない作品もあります)
読者の中には主人公と自分を重ねて楽しむ人も多いです。
異性にモテモテとか憧れる人も多いです。
でも攻略とかメンドクサイ。
早く惚れろよ。
『異性に好かれる』という目的が大事であって、それまでの道筋なんて興味ないしどうでもいい。
作家さんの場合なら、人の機微を書くのは難しいから安っぽいキャラでいいや。どうせバカならこんなのでも満足して喜ぶだろ。
そんな方々の為のお手軽簡単インスタントヒロイン。
それこそが『チョロイン』なのです。
わかったかな(。-`ω-)?
実は私、以前とある作品で『チョロイン』を指摘したのですが、その方に言われました。、
「幼馴染なのにチョロインなの? それっておかしくない?」
おかしくありません。
定義は人によって少し違ってきますが。
私にとっての『チョロイン』とは、いくら設定上で過去に付き合いがあろうとも、物語でソレが語られない以上は『チョロイン』なのです。
この考え方だと後に回想シーンで『しっかりとしたバックボーン』が語られると変化しますが。
それが行われるまでは最初から好感度MAXの『チョロイン』でしかありません。
極論 恋愛物の幼馴染はみんな『チョロイン』
……ごめん、それはちょっと言い過ぎた。
ともかく『ハーレム物』の特徴として、とりあえず登場する女性キャラは主人公に惚れます。(確信
しかも『チョロイン』との絡みを見た読者はそれを『恋愛』だと思い込んでいる。
絶望。
そりゃ『恋愛』の定義なんて無いよ?
当人が言えばそれが『恋愛』になると思うよ?
『恋愛』に薄っぺらいと言う権利なんて誰も持ってないよ?
当人の恋愛観を否定まではしないよ?
でも私はそんな小学生でも分かるような事を言いたいんじゃないんだよ。
『悪役令嬢物』で言えば分かりやすいかな?
婚約破棄されて
↓
無実を証明して
↓
「私にはもっといい男いるしぃ~」と『チョロイン(男)』参上
↓
ざまぁ
…………。
(´・ω・`)ね?
私が言いたいことはただ一つ。
人 の 心 を 舐 め ん じ ゃ ね え !
そういう事です。
もうさ、『ハーレム』をジャンルで別けて欲しいよ。
ランキングを見ると『ハーレム物』が多くて多くて、ちょっと食傷気味なんです。
ランキングは作品を探すのに使えなくなってしまいました。
まあ『ハーレム物』で別けるのも難しいと思いますけどね。
何のプライドか知りませんが、読者や作者様の中には悪足掻きする方もいらっしゃるので。
全員に恋愛感情を持ってるわけじゃないから うんたら~
主人公はヒロイン一筋だからこれは純愛だ かんたら~
……うん、だからなに? 見苦しいとしか言えないのだが。
主人公の周りに女の子が溢れてたらそれはもう『ハーレム』だよ。
ヒロイン一筋とか言いながら他の娘とイチャコラしてんじゃないのさ。
変なところで意固地にならないでよ……。
なんだよそのプライド、どうでもいいよ。
私は誰かも知れない他人の趣味趣向なんて否定しません。せいぜい心の内に秘めたり今回のような形で発散するくらいです。
私の主義主張なんて意見の一つだと聞き流してください。
それで全然構いません。
むしろそれで住み分けができるかと思います。
隣人を愛せなくても、ただそこに在る事を許してください。
これはそういうお話しなのです。
――と、何だかんだで文字数が思ってたよりも多くなってしまった。
まだまだ言いたい事、書きたい事は多々ありますが、もう簡潔に言いますね?
どうか言わせてください。
ハーレムが悪いんじゃない。魅力の無いハーレムが悪いんだ。
ハーレム? 良いですよ全然。面白い作品は面白いですから。
チョロイン? 頭空っぽにして読める作品だってあっても良いと思います。
でもそればかりを言い訳にするのはヤメテくれ‼
過程を楽しませてよ! 物語でしょ!?
キッカケとか好きだと自覚した瞬間とか大切でしょ!?
ヒロイン達をちゃんと魅力的に書いてよ‼
主人公を『ハーレム』ができても仕方ないなと思えるよう魅力的に書いてよ‼
薄っぺらい内容で満足するなよ。
王道とか言い訳して二番煎じに甘えんなよ。
あなただからこそ書ける『小説』。
どうかそれを私に読ませてください。
僭越ながら。
最後に私からアドバイスを一つ。
物語に肉付けするには何が必要か。
結論
そうだね、プロテインだね
つまり、これはそういうお話しなのです。
長々とお付き合いいただき誠にありがとうございました。
もしかしたら今後も更新するかもしれませんが。
『☆なろうを利用する上での心構え☆』はひとまずこれで完結とさせていただきます。
……だが忘れるなよッ‼
お前たちが『なろう』を乱した時、私は必ず帰ってくるッッ‼
例え命尽き果てようとも。
その時は第二、第三の私が現れるだろう‼
……そんじゃ('ω')ノ バイバイ