7 〔ドライブ〕決意
かなみ
「〈来世〉の部屋へ進むのは、未だにする。──生き返って、ホムステンさんの手伝いをする!」
ホムステン
「いいのかい?」
かなみ
「──……うん。決めたから。〈天使付〉になる。〈天使付〉になって、〈悪魔付〉を見付ける。〈悪魔付〉を見付けて、肉体から〈魔界人〉を追い出すよ。〈天使付〉になった私には、それしか出来無いんだよね? ……それでも、いいよ。もう一度、『越前かなみ』として生きれるなら!! 諦めたくないし……」
ホムステン
「叶えたい夢でも有るのかな?」
かなみ
「……うん。夢って言っていいのか分からないけど、……目的が出来たから」
ホムステン
「そうかい。それは良かった」
かなみ
「〈天使付〉になったら、〈天使付〉でも〈魔界人〉を見付けて、人間を襲う前に〈魔界人〉を捕まえる事が出来る方法を探すの!! 被害者が出る前に〈魔界人〉を捕まえる事が出来たら、〈悪魔付〉は間違いなく減少するよ! その方が絶対いいもん!! だから──、私を〈天使付〉にして下さい!! 私にホムステンさんの手伝いをさせて下さい!! お願いしますっ!!」
ホムステン
「頼もしいね。──有難う、越前かなみ。君の決意に感謝する。──では、新しい〈命糸〉を作ろう。君(魂)と肉体を繋げるよ」
ホムステンさんが言うと、私の目の前に一筋の細長い光が現れた。
細長い光が新しい〈命糸〉なのかな?
まるで糸みたいで──、ううん、糸だ。
新しい〈命糸〉だ。
ホムステンさんが、私を生かす為に〈天力〉で作ってくれた新しい〈命糸〉。
新しい〈命糸〉は、金色じゃなかった。
かなみ
「──わあ〜! きれい……金色じゃ無いね。虹色??」
ホムステン
「──うん。〈天力〉で作った〈命糸〉は、七色に輝く糸になるんだよ。元々ある切れそうな〈命糸〉に重ねて──……はい、終り。目を覚ましたら、君は生還者(天使付)だよ。……暫くのお別れだ」
かなみ
「ホムステンさん……ちゃんと会えるよね?」
ホムステン
「心配しなくていいよ。君が目を覚ました時には、ちゃんとボクの姿は見えているからね」
かなみ
「──うん(///)
有難う、ホムステンさん」
ホムステン
「おやすみ、かなみ。ボクの━━━━……」
かなみ
「──え? 今…何て──?? 聞こえな──……」
ホムステン
「またね、かなみ」
ホムステンさんの顔は光っていて見えない。
けど──、とても優しくて、心地の好い声が、耳元で囁かれた気がした。




