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25話

最終話。

魔王アルリリア視点の話。

 苦しい、死にたい、痛い、早く、殺して。

 もう何もかもを放棄してしまいたい。何度も何度も何度も仲間を、家族を殺して、私は何の為に生きているのかも見失う。

 胸に激痛が走り、目を覚ます。

 ズキリ、ズキリとした痛み。よくよく見ると、胸に黄金の剣が刺さっていた。

 これは、勇者の剣なのだろうか。ああ、確かにこんな剣だったかもしれない。悪夢で出会う勇者達が持っていた剣と同じだな。そうか、じゃあようやく、終わったんだ。ようやく殺されるのだ。ようやく、ようやく……。

 ふと、私を抱えている者と目が合った。

 金の髪が汚れてくすみ、青い瞳が私を覗き込んでいる。

 ああ……なんで。

 なんで鏡夜がここにいるんだ。

 ボロボロで、あちこち傷だらけにして、驚いたように私を見つめている。懐かしい顔に、思わず笑みが零れた。息を零したら、口から血が溢れた。


「ゆ、き、ちゃん……?」


 震えた声で、私の名を呼ぶ。

 ああ……困ったな、知っているんだな。

 影分身か、それともロイさんか。

 可能性としてはどちらかなのだろう。

 私と知っていて、なおも助けに来てくれた、優しい人。知らなければ、何も知らずに殺せば、きっと楽だったろうに。なんで知っているんだよ。


「鏡夜」


 ああ、懐かしい、何もかも。随分と遠くまで来ちゃったね。苦しかったでしょう、悲しかったでしょう、痛かったでしょう。ごめんね、でも……ありがとう。


「……あの、子は、無事?」


 ずっと気になっていた。最期に、トラックの外側に突き飛ばした女の子の事だ。無事でいてほしいと願っていたが、果たしてそうなのか。死んだ私が確認できようはずもない。突き飛ばした際に頭でも打っていたらと思うと、心配でたまらなかった。

 鏡夜は私の手を掴み、必死に私の言葉を聞く。でも、私の言葉が足りなかったようだ。「あの子」が誰か分かっていない。

 途切れそうになる息を吸って、言葉を続ける。


「トラッ、ク、突き、飛ばした……みん、な、も」

「ああっ!助かったよ!良いから喋らないでくれ!仲間も、全員無事だよ!」


 喋ると、口から血が出て来た。

 良かった。あの女の子、無事だったのか。怪我はどうだったのかな。皆も、無事なら見てみたい。本当に、無事なのかな……私チートだったしなぁ。

 もう殆ど呼吸が出来ない。肺が破れて血でも溜まっているのか……。これじゃ動けないな、さすがに……。

 体から力が抜けていく。胸が死ぬほど痛いな。まぁこれから死ぬんだろうけど……でも私を見つめている鏡夜の方が余程痛そうだった。唇をかみしめて、その綺麗な青い瞳を潤ませる。

 ああ、綺麗だ。

 頭からも血を流し、男前も台無しになるくらい泣いている。人の為に泣いている彼は、なんて美しいのだろう。

 鏡夜が立ち上がろうとするのを、手を添えて止める。

 死にたい、これが絶好の機会。もうこんなチャンス、二度とこないかもしれない。回復させるなんて、そんな馬鹿な事やっちゃいけない。また繰り返す羽目になる。私に同じ苦しみを味わわせないでくれ。

 ……なんだか寒くなってきた。彼の手が、体が、とても温かいのが分かる。ずっとこうしていたい気分だ。とても居心地がいい。


「ゆきちゃ……」

「泣か、ないで……笑って」


 その頬に触れて、血を拭う。

 ああ、でも余計に汚れてしまったみたい。

 こんな時も、私は貴方を汚すんだね。ごめん鏡夜……こんな役目を背負わせて、ごめん。

 ただ、泣かないで欲しい。私みたいな身勝手な奴の為に胸を痛めないで欲しい。貴方は勘違いしている。私はそんなに良い人間じゃないんだよ。

 でも、そう思いたいなら、そう思わせておこう。

 クスリと笑いが漏れた。ああ、私は魔王だ。彼に悲しまれる事が嬉しいのだ。良い人だと思われて、とても。悲しまれて、嬉しいなんて……こんなに酷い話もない。


「……《生きて》」


 傀儡魔法を声にのせる。

 勇者に闇属性は効かない。そんなの分かっている。けれど生きて欲しい。私を忘れて生きて欲しい。優しく、強いあなたならきっと、いつか幸せになれるだろう。

 私の言葉に、鏡夜は何故か絶望した顔を浮かべた。

 そんな顔をさせたい訳じゃない。

 けれど……最期に鏡夜の顔が見れて良かった。


 そして世界が暗闇に包まれる。





 目を覚ますと、そこは暗い闇の中だった。

 上を見ても、右をみても、左も……勿論前も。

 ここはどこなんだろうな。とんとんと指で眉間を突っつく。

 私は死んだはずだ。

 鏡夜に刺されて死んだはずだ。今でも生々しく剣の冷たい感触が胸にあるくらいだ。

 ……辛かっただろうな。

 私が逆の立場なら、無理だ。

 よくやり遂げてくれたと褒め称えてやりたいくらいだ。まぁ、もう会えないだろうけど。

 ふむ、真っ暗だけど、自分の手ははっきり見えるな。なんとも不思議な事だ。


「……ん?」


 自分の腰にぶら下がっている剣に気付く。その剣は白銀に光っている。……なんだ、この剣?こんなの持ってなかったんだけど。普通に鍛冶屋で売ってる奴を強化して使ってたんだよなぁ。沢山の武器を買ったわけだが……こんな武器に見覚えがない。

 でもまぁ、強そうだ。

 知らない剣を腰に携えたまま、暗闇を歩く。


 歩く。


 歩く。


「……うん」


 いや、何もないのだが。本当にどこなのだろう。

 ここが死後の世界って事なのだろうか。こんなにハッキリ意識を保てるものなのだろうか。

 ……暇だ。何もないからな。

 あるとすればこの剣だけ、か。

 とりあえず、剣を抜いてみようか。

 鞘から抜くと、リィンという音がなった。

 途端に、周りに火が灯る。

 松明に火が付き、道を照らす。道は真っ直ぐで、曲がる余地もない。ふむ、剣を抜けばこの道が現れたって事か。ならさっさと抜くべきだったな。すげぇ時間を無駄にした気分だよ。説明書にでも書いててくれよ、「死後剣を抜く様に」ってさ。

 私は現れた道を歩く。薄暗いが、見えない訳ではない。松明の火が揺れる。風があるわけではない。これは……魔力圧、か。

 私は白銀の剣に手をかけ、警戒しながら進む。

 すると、広いホールにでた。


「なっ……!?」


 驚きに目を見開く。

 そこには、氷漬けにされた歴代の魔王の姿があった。皆、絶望して自我を放棄し、そして勇者に討伐された者。この世を嘆き、苦しみ抜いたその姿のまま、時が止められている。

 まるで魔王の墓場のようだ、と思った。


「クスクスクス……」


 バッと振り向くと、そこには玉座に座った魔王……アスタロトがいた。

 その瞳は黒く澱み、闇の深さが分かる。


「馬鹿よね、あんな剣じゃ私を殺しきれないのに。何回もおんなじことするの。どうせ世界は滅ぼされる運命なのに」

「……なに?」


 私が睨むと、ワザとらしく肩を竦める。


「いくら倒したって意味ないのよ。所詮殺せるのは表面だけなんだから諦めて滅ぼされれば、生まれて苦しむ事もないでしょうに、馬鹿よね」


 その言葉は、侮辱として受け取ろう。

 皆苦しんでいた。私が倒れる度に、真っ青な顔して駆け寄ってくれて、夜通し看病してくれたこともあった。私の事を本気で心配し、助けようとして、それでも殺してくれた優しい仲間達の全てを否定するような言葉だった。

 ギリ、と歯を噛みしめ、彼女に剣を向けた。白銀の剣が鋭く光り、私を僅かに照らす。


「みぃんな知らないのよね。私の殺し方なんて」

「……」


 揺るぎなく剣を向け、彼女の動きを見逃さない。

 アスタロトの殺し方だと?

 そうか……魔王は何度もあの世界に現れる。その根源がアスタロトなのだろう。完全に殺さないと、何度でも現れる。私が死んだとしても、また別の被害者が出るだけなのだ。なんてことだ。私が死んでも無意味だったのか。


「貴方もここで永遠に囚われて死ぬのよ。素敵よね」


 クスクス……という笑いが癪に障る。

 構えた白銀の剣が私に気持ちに応えたかのようにリィンという音がなる。

 魔王は死んでもここに魂を囚われて、新しい生すら与えられない。それは永遠に続く拷問のようだった。

 ならば、その永遠を壊してやろう。貴様を殺して見せよう。このループに終止符を打とう。


「私はここでお前を殺す」

「できるかしら?どいつもこいつも出来なかったのに?」


 ふ、と私は笑った。


「出来るさ」

「自信家ね」

「事実だ」


 アスタロトはふん、と鼻で嘲笑った。


「さぁ、貴方もここで眠るのよ。他の馬鹿な子達と共に」


 手を上にあげてパチリと音を鳴らす。すると、地面から黒い手が生えてくる。私の足を捕えて動けないようにするようだ。


「ふっ」


 剣で軽く薙ぐと、簡単に散る。

 とんとんと剣の腹で軽く肩を叩く。リィンという音がするこの剣は、なんだか知らないが、とても使い勝手が良い。今までずっと使って来たように、手に馴染む。

そして、とても軽い。

 私が簡単に手を薙ぎ払った事を見て、魔王が驚いている。


「あなたは……なんなの」

「はぁ?……正気か?」


 全く呆れてモノも言えない。

 私を散々苦しめておいて、なんなのかと問うのか。

 表現するべき言葉はこれしかないだろう。


「私は―――魔王だ」


 私は彼女の所に駆けだした。

 風のように駆け、もう彼女はすぐそこだ。彼女は慌てた様に身を翻す。


 キィン!


 彼女に刃が届く前に、何者かに剣を防がれる。

 6代目魔王だった。そうか、アスタロトは死者を動かすのが得意だったな。気配を絶ち、背後から迫り敵を撃つ魔王。だが気配を探るのが得意な勇者に殺された魔王だ。戦闘能力は、とても低い。私は彼を切り裂いた。

 次に私の前に躍り出たのは5代目魔王。詠唱を極端に省略するのが得意だった魔王。が、単語を放つ魔王よりも無詠唱の勇者に敵う訳がない。彼女はそれなりに強い。

 彼女が放った魔法を受けた。私は剣で受ける事もせず、そのまま突っ切った。

魔法の嵐から走り抜けた私は無傷。驚愕の表情を浮かべた彼女を切り裂く。

 次に悠々と現れたのが4代目魔王。彼は人に化ける事も出来る魔族だった。今彼の姿は、ギルの姿だった。銀色の髪と翡翠の瞳が美しい。

 だが、私はその姿を嘲笑った。ギルはそんな表情しねぇよ?まるで獰猛な獣のように邪悪な笑顔だ。彼はもっと……うん、もうちょっとうまく化けような。

  4代目魔王と剣を合わせる。獅子王もまた、姿を変えられたのだったか。4代目もかなり強い。味方のフリをして近づいて来られて、死にかけていたな。まぁ、私には意味がないけれど。剣を弾き飛ばし、そのまま切り捨てる。

  3代目魔王は魔物を扱う。ズルリ、ズルリと黒い物体が姿を現す。私はそれを薙ぎ払い、距離を詰めて彼を殺す。

 次に2代目魔王。バシャ!と上から水が降って来た。いいや、これは毒だった。何かが焦げる様な嫌な臭いが立ち込める。

 濡れてしまった私を見て、ニヤニヤ笑う2代目魔王。私は彼に笑みを返した。私に毒の雨など無意味だ。この程度の毒の雨、水とそう変わらない。髪をかきあげ、綺麗に乾かす。どこも怪我していないし、痛くも痒くもない。

 私の様子を怯えたように見上げてきた。まだ子供なのに、彼も魔王に囚われた可哀相な被害者だった。その首を遠慮なく跳ねる。頭がどこかに落ちたのか、べしゃりという嫌な音が響いた。


 さて、と。

 アスタロトに目を向けると、真っ青になっていた。

 彼女の操る人形はもう全て切り裂いた。


「ふっ」


 私の笑いに、アスタロトはビクリと震えている。

 一歩、魔王に近づく。


「知らないのか?私も魔王なんだ」


 一歩、アスタロトが後ろに下がる。

 開いた距離をまた一歩詰める。


「最強で最凶な魔王なんだ」


 一歩、またアスタロトが下がる。

 私は構わずまた一歩。


「―――貴様が操った人形如きに、私が屈するはずもない」


 アスタロトは下がろうとして、尻餅をついた。

 知っている。アスタロトは戦闘面はそんなに高くはない。その繰る技術が長けているだけで……決して強くはなかった。だから初代勇者の攻撃性でねじ伏せられた。

 だが悪夢はそれでは終わらなかった、彼女の強さはその毒の強さ。

 震えるアスタロトに剣を突きつける。

 ああ、なんて弱いんだ。こんなにも弱い。毒さえなければ、こんなにも。


「助けて……」


 震える声で命乞いをする。

 貴方は助けた事があるのか。

 毒を弱めた事があるのか。

 どれだけの人間が死に、苦しんだか分かっているのか。

 私は首を振った。

 この人は、もう狂っている。

 何を言っても、もう無駄だろう。

 私は冷たく言い放つ。


「―――死ね」


 ニッコリ笑って彼女の体に白銀の剣を刺す。胸に突き刺さった剣を抜こうともがく魔王。そんな風に苦しむ姿を見ても、何も感じなかった。どうやら私は本当に魔王向きの人間だったようだな。

 アスタロトは上に手を上げて助けを求めた。


「いやぁっ!ああっ……!あ、たすけ―――ディレク!」

「ああ……そいつなら貴方が……殺したよ」


 絶望した顔を浮かべて、彼女は消え去る。

 ディレク……彼女が狂う原因となってしまった、愛おしい彼。自分が手に掛けてしまった事も忘れてしまったのか。いや、忘れていたかったのか。

 ……どちらにしても、彼女はやっと解放される。この暗い闇からも、何もかもから。

 なぁ、神様。いるなら彼女に幸福を与えてやってくれ。何もかも忘れて、両想いにさせてやってくれ。できないなら私が貴方を殺しに行こう。

 なに、私は魔王だ。それくらい出来そうだと思わないか?


 ガシャン!


 ガラガラと暗い闇が崩れていく。

 倒れ伏していた魔王達も、サラサラと消えていく。彼らの魂にも、救いを。

 私は片膝をついて、目を瞑って祈った。

 彼らは守ろうと思っていた。仲間を、家族を。それを壊したのは彼女の毒なのだ。彼らに罪はない、そうだろう。

 周りの崩壊する音が止まって、目を開ける。


「……」


 ドクリと心臓が跳ねた。

 ここは、私の日本での……家。まだ両親と住んでいた時の、家だった。リビングで私は立ちすくむ。

 誰もいない、ただそこには静寂が。

 カチ、カチ……と時計が音を刻む。その音は、嫌いだった。何故、またこんな所に……。あの悪夢が蘇り、身震いする。はぁ、と溜息をつき、心を鎮めようとする。

 もう大丈夫だ、もうあれ程の酷い悪夢もないだろう。ただ、私が両親の命を奪ったという事だけは覚えておけばいい。

 待っても待っても、誰も迎えに来てくれない。それは私にお似合いなのだろう。

 ゆっくりと廊下に出て、玄関へと向かう。


「―――、―――っ」

「……?」


 ふわりと甘い香りがして、誰かの声が聞こえた気がした。振り返っても、そこに誰もいない。

 何を言っているのか、良く聞こえなかった。けれど、先程までの恐怖が僅かに和らぐ。誰かに抱きしめられて、幸せを願われたような気がした。

 胸に手を当て、笑った。

 ああ、今のは、母さんの声だったかもしれない。


「いってきます」


 そう言い残し、私は玄関を出た。

 扉を開くと、そこは溢れんばかりの光が。思わず目を瞑る。先程までずっと暗い所にいたのだ、普通に眩しい。

 目が少しずつ光に慣れて、周りを見る。

 家の玄関、庭の花、門……全てが懐かしい。いやもう……本当、懐かし過ぎて忘れてたよ、こんなの。まだ幸せだった頃に住んでいた、私の家だ。

 風が吹き抜ける。日差しは暖かく、丁度良い気候に恵まれている。ああ、緑の匂いもするし、鳥の囀りも心地よい。

 なんだか、長い夢を見ていた気がする。

 これから学校にでもいけそうなくらいだ。まぁ、公式とか色んなモノ忘れてるけどな。

 長かったなぁ、ここまで来るの。あの門を抜けたら終わりなのかな。

 ホッと息を吐く。

 もう悪夢は見ないだろう。アスタロトなら、私が殺した。最低最悪の魔王の私が、勝てない訳がない。存外、あっけないものだったな。果たしてこれは夢か現実か……。ま、本当だと信じてた方が良いな、色々。歴代魔王も勇者は苦労して倒したのに、随分とあっけない。それだけ、私がチートだったって事なのだろうか。


 じゃり……。


 見ると、門の前で誰かが座り込んでいた。

 ボロボロで、どこもかしこも傷だらけで、疲れ果てた顔をしていた。その黄金に輝く髪がサラリと風に揺れる。

 ……ああ、やっぱ夢かな。こんな所に彼がいるなんて。

 彼は、ゆっくりと瞼を開き、青い宝石の様な瞳を私に向ける。私の姿をみとめて、ほんわりと柔らかく笑った。

 なんだか無性に泣きたくなった。良く分からないけれど、とても泣きたい。ずっと、待っていてくれたのだろうか。私にも、迎えに来てくれる人がいたのか。


「遅い」

「……ごめん」

「謝っても、絶対許さない」

「……ふっ」


 そんな事を言っている彼の顔は穏やかで、良い笑顔を浮かべている。私もつられて微笑む。彼の周りの空気はいつでも柔らかいのだ。

 スッと手を差し出された。


「行こう」


 私は迷いなくその手を取り、光に包まれた道に足を踏み出した。

勇者稼業は思いの外重い完結です。

最後まで読んでくれた忍耐強い読者様、有難うございました。

魔王は光の道へ、ループは終了めでたしめでたし。

さくさく歴代魔王を殺してますが、歴代魔王は多少劣化してます。

それでも倒せるっていうのはアルが強すぎて……もう何もいうまい。



また別のお話で会えることを祈ります。

ご愛読ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 前作ともに、あっという間に読ませていただきました。 久々に感動できるすばらしい作品に出会えました。 [気になる点] マリアたちがその後どうなったのか少し気になりました…
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