第三話 オリジナル魔法と極 中編(2)
「そういえばさ前から思ってたんだけど」
「何?」
「俺の火属性の呼び方は、「火」なのにどうして仕佐のは「炎」なんだ?」
「あーそれか」
「何が違うんだ?」
「始めは火で極めると炎になるんだ」
「えっ?そうなのか?!」
「例えば、僕が持ってる火属性魔法の黒煙の業火なんかは、その魔法ランクがAでとても強力なんだ」
「え!あれってそんなにやばいやつなのか!?」
「そうだよ。あれ消費魔力が多くてね.......」
「だから強力な魔法を覚えるためには、属性の強化が必要なんだ」
「へーなるほどー」
「あれっ?ちなみにさ」
「うん?」
「俺の無色魔法はどうなるんだ?」
「あれ?確かにそうだね。神官も無色魔法の話はしてなかったはずだし」
「そうなんだよ!」
「確か無色魔法は基本的にオリジナル魔法、だったよな」
「ああそうだな」
「まあ、考えても仕方ないか」
と笑いながら、明日クエルフに聞いてみることにした。
「そうだな寝るか!」
そして次の日、昨日話したことをクエルフに聞きに行ってみた。
「おーい!クエルフーいるかー?」
そう言っていつもの西の森に向かった。
なんか、恥ずかしいからやめて.......誰もいないけど!
「んどうしたの?」
「ちょっと聞きたいことがあるんだよな?」
「うん」




