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本日二度目の地下

城壁の途中に現れた隠し通路。

当然と言うか何というか、地下への下り階段だった。

降りてちょっと歩いた所にまたくるんと回る扉があり、その先には鉄格子が並んでいた。


「ここが何処なのか気になるかぁ?町外れの孤児院だ。安心したろ?お前の部屋はこれだけどな。」


ガシャン


これまた案の定というか何というか、鉄格子の部屋の中に閉じ込められてしまった。

それを見届けると、黒ローブは興味を失ったと言わんばかりに何処へと消えていった。


隠し通路から反対側の壁には木製のドアが着いていて、本来はそちらが正式な出入り口なんだろうと想像できた。

残りの誘拐犯2名はそのドアの前で見張りをし始めた。

顔はクズなのに仕事熱心な奴らなんだな、人は見かけで判断できないな。


周りを見回すと、他の牢屋の中にも子供が捕らえられているのが見える。

俺を入れて全部で3人。

子供を捕まえて来てどうするつもりなんだ?

そんなことを思っていると、木製のドアが開いて、何者かが入ってきた。


これまた全身黒………だけど今回は女の人だな。

教会のシスターが着るような修道服ってやつか?

ローブから金髪ストレートの髪がこぼれ、優しげな目に華奢な体つき。

見た目は20代前半ってとこか、泣きぼくろがセクシーなお姉さんだ。

そして、どうしても目が行ってしまうのが、胸。

なんなんだ、スイカでも入れたんか?って位のサイズ。

前世でもお目にかからないくらいのレベルだな、これがファンタジーか。

ピッチリサイズの修道服なんかを着ているせいでボディラインがくっきり出てしまってる。

絶対これわざとやってるだろ。

その人は俺たちの入っている檻を見回しながら、見張りの二人に声を掛けた。


「あら、今日は2人とも大仕事だったわね。」

「いやいや。」「こんなの朝飯前でさぁ。」


まぁ助けな訳ないよなー、タイミング的に。

黒幕か、又はそれに近しい者だろうな。

お姉さんと実行犯は暫く和やかに喋っていた。


「所で」

お姉さんの一言で、その場の空気が一変した。


「さっきレイから聞いたのだけど、貴方達は必要のない事をペラペラ喋ってくれているみたいね?そして必要な情報を仲間には伝えていない、と。」

レイってのはさっきの黒ローブか?

それにしても中々の威圧感だな、部屋の温度が下がったような感覚すらある。

いまのだけで、俺以外の捕まっていた子供は失禁してしまっている。


「ヒィ!?」「お、お許しを!」

実行犯2名は見てるこっちが可哀想な位動揺してる、と言うかこいつらも股が濡れている。

俺も皆に倣って漏らしておくべきなんだろうか?


「と、言うわけで。」

2人の男の内の1人、顔の角ばっている方を指差し、

「“ダークニードル”」


男の首に穴が空いたと思うと、そのまま後ろに倒れ込んだ。

傷口から夥しい血を吐き出している、喉からヒュウヒュウという音だけが辺りに響いた。


「ちゃんとお仕事ができていたら、気持ち良くあの世に行けたのにね、こんな質の悪い精力じゃ吸ってあげる気にもならないわ。」


男は暫くもがいていたが、やがて動かなくなった。

直後、男の体から黒い煙のようなものが浮かび上がり、お姉さんの手の平に吸い込まれていく。

煙が全て吸い込まれる頃には、男の体は骨だけになっていた。

相棒の成れの果てを呆然と眺めていた男は、涙を流しながらガタガタ震えている。


「貴方も一緒にいかが?私の中で生きられるわよ?………そう、ならこれからはしっかりやる事ね。」


とりあえず、顔が長い方は命だけは助かったっぽい。

でもまぁ恐怖からかありとあらゆる所から汁が出て非常に見苦しい、可哀想に。

それにしても、さっきのは契約魔法かな?

このお姉さん、人間やめてるかもな。


「さて、と。」

お姉さんはもう一度誘拐された子供達を見回すと、


「一人くらい、つまみ喰いしたって良いわよね。」


こっちに寄ってきた。

だんだん本職が忙しくなってきたので、投稿が間延びするかもしれません。

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