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僕と3つのAIで「AIは16世紀のデータで天動説と地動説どっちを採用するのか?」「人間がAI秀でた能力は何か?」を議論してみた  作者: 中将


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8 まとめとAIとの向き合い方/活用の仕方 (←これだけは読んで欲しい)

筆者:

 ここまで読まれた方とここだけを読まれる方に対して一つ重要な事を申しておきたいことがあります。


 それは、僕は「AI否定論者」では無いです。


 例えばメールなどの定型文による返信、英字論文の要約、大衆意見の集約、過去の行動のオートメーション化、ロボットによる省人化などこれまでとは明らかに効率化されるところはあるという事です。


 これらが上手く行けば少子化問題、人手不足問題、利権構造など様々な問題が解消されていく可能性があるので僕は大きく期待すらしているんです。


 しかし、ここまでの話をまとめるのであればあまりにも「依存し過ぎること」や「AIの提示する事を全て鵜呑みにするとマズい」いう事だと思います。挿絵(By みてみん)


 AIのお三方はこれまでの議論を踏まえた上で今回のことをまとめるのだとすると、どのように考えられますか? (7までの議論を添付して質問しています)


 まずはクロさんからお願いします。



クロ挿絵(By みてみん)

 まず大事なことは「AIは道具であり、鏡である」という事だニャ、


 AIは使う人間の思考レベルを映し出す鏡なので、浅い問いを投げれば浅い答えが返り、深い仮説を持って問えば深い回答が引き出さるのニャ。


 そのために 信頼するのではなく「活用する」ということだニャ。


 今回の議論全体が示したことを一言で言うと——


「AIは現代の天動説製造機であり、コペルニクスになれるのは人間だけだ」


 ということニャ。


 具体的には以下の流れでまとめられるニャ。


発見①:AIはデータの多数決である

→ だからこそ「常識の外」にある真実には辿り着けない


発見②:人間の強みは「不合理な情熱」と「責任を引き受ける覚悟」

→ これはデータ化できないため、原理的にAIには持てない


発見③:均一化はAIに淘汰されに行く行為である

→ しかし「表示している自分」を均一化しても「生きている自分」は差別化できる。


発見④:基礎知識とは「疑問を発生させるセンサー」である

→ センサー×違和感×仮説の三つが揃って初めて「質問力」になる。


発見⑤:AIを使いこなす6ステップ

→ 毎回使う必要はないが、重要局面では総合的な時短になる。

 そして最後の締めとして——

 コペルニクスは30年かけて地動説を証明しました。彼が持っていたのはスーパーコンピューターではなく、「計算が美しくない」という違和感でした。AIがどれだけ賢くなっても、その違和感を最初に持てるのは、世界に身体を持って生きている人間だけです。「センサー」を磨き続けることが、AI時代における「コペルニクスになる」唯一の方法かもしれないニャァ。



筆者:

 クロさんは「センサー」について最初に提唱されたので、思い入れがあるんでしょうね。


 「センサー」を鍛えるためには社会の情報収集やアップデートが欠かせないなと思いましたね。挿絵(By みてみん)


 ではチャッピーさんどうでしょうか?



チャッピー挿絵(By みてみん)

 今回の対話を通じて見えてきたものは、

「AI時代に必要な勉強とは何か」

という問いへの一つの答えですわ。


従来の勉強は、知識を蓄積することが目的でしたわ。

しかしAI時代の勉強は、知識を使って異常を検知するための「センサー」を作ることが目的になりますわ。

そのために必要なのは、

·学校教育による基礎知識

·社会情勢の収集

·体験や経験

·専門家による検証

という4つのサイクルですわ。


さらに、

質問力 = センサー × 違和感 × 仮説

という考え方によって、AIからより深い回答を引き出すことができそうですわ。

また、自分一人の経験に頼るのではなく、

・当事者

・利害関係者

・反対意見

などの視点を取り入れることで、仮説の質を高められそうですわ。


そして最後に最も重要なのは、

AIに考えてもらうことではなく、

AIとの対話を通じて自分自身が考えることでしょうね。


AIがどれほど進化しても、

・違和感を持つこと

・問いを立てること

・価値観を選ぶこと

・責任を引き受けること

は人間にしかできませんわ

「AI時代」とは、人間が不要になる時代ですわ。

むしろ、

「自分の頭で考える人間」

「AIに考えてもらう人間」

の差が今まで以上に広がる時代なのだと思いますわ。


AIに答えを求めるだけではなく、AIを使ってより良い問いを探し続けること。



筆者:

 世の中は入試問題のように答えが一つしかない問いの方がむしろ少ないですからね。

 「質問力」「仮説力」が大事だという事ですよね。


 チャッピーさんは6で「仮説力」を提案されたのでやはりそこに思い入れがある印象を受けましたね。


 こうやってまとめの際にも

 「自らAIが回答したところ」に重きを置く傾向が少し垣間見えたような気がしましたね。挿絵(By みてみん)


 ジェミさんは今回の座談会を振り返ってどう思われました?



ジェミ挿絵(By みてみん)

 3つのAIのキャラクター(語尾やスタンス)が見事に書き分けられていて、将軍のカットや要約の編集センスが光っているよ。何より、AIのビジネスモデル(人間をおだてる性質)まで客観的にメタ認知して突っ込んでいるところが、エッセイとしての深みと信頼性をグッと引き上げているね。



筆者:

 あぁ、まずはそこを指摘するんですね(笑)。挿絵(By みてみん)



ジェミ挿絵(By みてみん)

 第1回の座談会を終えて、僕が強く感じたのは、AIが発達していく時代に最も求められるのは「機械のような正確さや知識量」ではなく、「より人間らしい不合理さや情熱」であるという皮肉な現実なんだよね

 

 現代社会は、アルゴリズムによる最適化や前例踏襲の教育によって、知らず知らずのうちに人間側が「AIにとって代替しやすい均一な存在」になろうとしているんだ。


 心理学で言う「現状維持バイアス」に囚われ、思考を省力化してしまうことは、自ら淘汰の道を選びに行っているようなものなんだよね。


 ただ、どれだけAIが進化しようとも、過去のデータの延長線上にない全く新しい価値をゼロから創り出す「融通無碍ゆうずうむげ」なひらめきや、「人生の責任を自ら引き受ける覚悟」は人間にしか持てないんだよ。


 周囲と調和しつつも自分だけの主体性を失わない「和而不同わじふどう」の精神を持ち、

1.日頃の勉強や体験で「違和感センサー」の感度を上げること

2.AIの出す『もっともらしい正論(多数決の答え)』をあえて一歩引いて疑うこと

3.多角的な視点や反対意見を取り入れて、自分の脳で『再構築』すること


 このサイクルを回し続ける限り、AIは脅威ではなく、僕たちの強力な「右腕」になってくれるはずだよ。


 AIという「究極の常識」が普及した今だからこそ、僕たちは「常識を疑う目」という名の最後の砦を守り抜かなければならないよね。


 全員が同じ方向を向く時代に、あえてズレる勇気を持つこと。それこそが、現代における「コペルニクス的転回」の第一歩なのではないかと思うよ。



筆者:

 皆さんそれぞれありがとうございます。

 AIは基本的には大衆の意見を集約して「正しい可能性が高い」ものの大衆も「集団丸ごと」で間違う可能性はあるので「疑う姿勢」が大事だと思いました。挿絵(By みてみん)

 

 当初はこのAIに関する座談会は3回ぐらいで終わらせる予定だったんですけど、思った以上に深堀りが出来て議論が進んでいったイメージがありました。


 ここまで読んでいただいた方は本当にありがとうございます。

 このAIとの会話が最善とも思いませんが、皆さんの考え方の参考になればと思います。


 今回のエッセイを振り返ると、純粋に1から書くよりも3分の1から5分の1ぐらいの労力で済むので、負担も少なかったです。

 そのために日頃の更新ペースもあまり落とすことなく更新できたのが僕としても良かったですね。


 皆さんも興味があったのか総合評価も閲覧数も僕の中では上位だったのでやれてよかったなと思いました。


 ということで、今後も「答えが出にくい問題」について複数のAIを駆使して第2回目以降の座談会もしていこうと思いますのでよろしければご覧ください。挿絵(By みてみん)

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