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『僕』と『先輩』の迷宮と日常  作者:
第七話 カフェレディハドソン開店!
55/63

scene6 制服は七難隠すよね!

 





 初めて買い物疲れを覚えた僕は、仕事をなんとかこなし、ようやく帰れた──この時の心象では──自室でバスルームに直行し、お気に入りのバスボムを入れたお風呂にぐでーんと浸かりながらポカに気づいた。


「あ、制服忘れてた」


 と、


「オーナーは普段のシャツウエストコートスラックスにタイ、でいし、僕も綺麗なブラウスとアンクル丈のパンツに可愛いエプロンドレスと共布の三角巾でいい……でも先輩達お兄さんズはなー……」


 私服ではヤバいことになるに全額ベット、多分大穴狙いさえでない。


「んー、んー……あ、ダメだこんな眠い時に出るアイデアはろくなものじゃない」


 ってことで僕はザバっと上がって美容ケアだけはちゃんと頑張り、ベッドに倒れ込んだのです。


 ……お休みなさい。



   *   *   *



「うん、白シャツ黒スラックスダークグレーエプロン」


 おはようございます。僕です。朝食中の現在、給仕に勤しむ先輩と兄さんを眺めていたら昨夜の宿題の解答が浮かびました。──この両極端な二人が共に似合うのはモノトーンだと、


「仕立て屋さん選んで採寸に行ってもらおう」


 うん、すっきりした。



   *   *  *



「ええと肩幅62……」


 ……って何やってるんだ僕? うん、わかってる採寸だね。


 ……ちょっと前まで順調だったんだよ? オーナーに許可をもらい、オススメの仕立て屋さんを教えてもらい、そこで布地とデザインをつめ……え、個々人でちょっとずつ変えてくれるの!? と、はしゃぎ、じゃあってお供してくれてた先輩と兄さんの採寸をってところで詰まった。


「……他人に触られるのはゴメンだ」


 との先輩の発言で、


 ……いやあなた会ってすぐの僕の手料理食べたよね? 二十分後には手つないだよね!? ……は? 僕が特別で特例? ……そんなこと言われたって……言われたって……、


 …………………………あー、もうっ!


「じゃあ僕が採寸すればいいんですねっ!」


「……ああ」


 か、可愛いなんて……ちょっとしか思わなかったぞ!



    *   *   *



 ……終わりました。


 ……先輩は全体的におっきかった。


 ……兄さんは顔に似合わない筋肉の持ち主だった。


 ……もちろん僕はどこもかしこも肉がない。


 ……うう、に、荷物持ちさせてやるぅ!


 ……ダメージはゼロでした。





 

『体格』


ギュスノは長身でそれに似合った筋肉。

オルギースは中背だがごついくらいの筋肉。

ロムスは小柄だが研ぎ澄まされた筋肉。


シャーロックは小柄で華奢、筋肉も脂肪もない。

 

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