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『僕』と『先輩』の迷宮と日常  作者:
第七話 カフェレディハドソン開店!
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scene4 内装はコンセプトにそって!

 





 カフェをやろう! と決めてから二度目の朝です。朝食を済ませた僕達従業員はオープンへ向けての内装準備を始めました。昨日兄さんが三人のスカウトに成功したからね! やったよね! 厨房できる人が四人になったよ! あ、同じく昨日決まった三班のアラン君とトロンさんもできるんだー。なので憂いなく、


「今日はレイアウトを決めて、テーブルセットの注文、調理器具と食器の買い増しをしましょうね!」


 物も揃えよう! テーブルセットはもちろん型とかカップの量が足りないもんね。……ちなみにこの初期投資は二年以内に回収予定。入りによっては一年……いやいや、回転率より客単価とリピーターで!


「とりあえず最大人数はどうします?」


 食堂は三十人くらいだけど……あ、離れのリビングダイニングの広さと間取り? ええと間取りはね、大人二人が余裕ですれ違えるくらいのカウンターキッチンに、正方形のリビングダイニング、それでキッチンの逆側にウッドデッキに面した大きい窓があるんだ。広さは……、


「んー、ここには四人掛けが……四つ入りますよね? それとカウンターに六人?」


 くらい。んー、四人掛け四つかー……でも、


「ソファーセットも残したいんですよねー……ちっちゃい子用の椅子を用意すれば喜ばれそうですから」


 親子で同じテーブルはウケると思うんだ。


「で、その一角は毛脚の長いラグで土足禁止で……」


「ああ、なるほど、お子様コーナーですねぇ」


 うんうん!


「多分時間帯とメニュー的に女性客中心になると思うんです。で、子育て中のお母さん方を取り込めれば」


「……彼女達の口コミ力は凄いですよねぇ」


 うんうん!


「目にも美味しいランチと可愛いスイーツ、そして多種多様な魅力の紳士的な店員男子!」


「……流行る目しか見えませんねぇ」


 ですよね!


「……ふむ、四人席二つにソファーセットか?」


「……同意したくないが同意だ」


 ってことで、窓から見て左側に四人掛け二つ、右側は四人掛けのL型ソファーセットコーナーだけ、ここはラグに直接座れば七人くらいで使えるかな? カウンター側はこちら側が空いていて店員の出入りがあるので何も置かない方が良いってことになりました。で、カウンターは席間を空けた方が良いとの先輩の意見を取り入れ五席に抑えて屋内は最大二十人に、でもね?


「そしてデッキに四人掛け二つ、芝生に六人掛けのテーブルとベンチセット……ああ、それから空いたスペースにブランコを置きましょう」


 おそと席が十四もあるし、その上、


「ブランコかぁ……」


 懐かしいなー……母様と暮らしたお屋敷にも、お父さんとお母さんと暮らした家にもあったなー……、


「お子さんに喜ばれそうですし、装飾としても良いでしょう?」


 うんうん!


「じゃあ注文は……」


 四人掛けテーブル二つとそれ用の椅子を予備を入れて十二脚、それにカウンター用の椅子も予備を含めて八脚、ウッドデッキ用の二セットはデッキに布庇を取り付けることにしたのでパラレルは抜きで、デザイン的に鉄製かな? 六人掛けのテーブルとベンチはピクニック感がほしいから素敵な木目の木製、ここにはパラレルね。で、残留決定したソファーセットには合う高さの幼児用の椅子を、元々デーンとあった十人掛けのテーブルセットは、普段は二階で眠っててもらうことになりました。イベント時には起きてもらうかも?


 あ、お客様の出入りは僕らのお気に入りのお茶場所、宿屋の母屋の布庇の側の勝手口、あの庇の下でお出迎えと会計をする予定。担当は兄さんです。


「後は食器……んん、カップは揃えるより色々あった方が素敵かも」


 カトラリーは揃えた方がカッコイイけどね。


「では、私が家具屋と改装屋にまいりますのでシャーロック君は食器と調理器具を」


「お任せを! で、テーブルや椅子のサイズが決まったら布小物ですねー……」


 さすがの僕でも作りきれないから……うん、買おう。


「ああ……では時間が足りれば家具屋に」


 了解です!





  

『ブランコ』


シャーロックの思い出。


母と過ごした屋敷の物は背もたれのあるベンチ型の木製。

養父母と過ごした家の物は大樹にロープと板。


ちなみに白雨亭に置かれるのは鉄の支柱に鎖に木の板の座面のブランコです。

 

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