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ラチサ  作者: 藤ノスエ
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4. 中学1年 1月 病院

 三連続休んで、まだ熱があるので、病院へ行った。

 だって本当に病気かもしれない。足もなんだか痛かったので、初診受付で整形外科に行かされた。その後、内科か小児科に回されるかもしれませんと言われた。

 総合病院だけど、昔、祖父母の入院してた大学病院なんかに比べたら、規模は小さい。

すごく待つだろうなと思ったら、案外すぐ呼ばれた。

 足を見てくれて、伸ばしたり曲げたり捻ったりされて、レントゲンを取って、採血もした。結果はまた予約とって来る。

 また休む言い訳になるから、ちょっとホッとした。レントゲンは特に異常はない。


 再び土日になり、堂々と休めるので、気分は軽い。

 一週間休んだので、さすがに担任から連絡が来て、学校からの配布物があるので取りに来て欲しいと言われた。もちろん母が取りに行ってくれた。

 母は一週間、毎朝、欠席の電話をしていた。が、担任はまだ出勤しておらず、いつも言伝だった。ほとんどが教頭で

『シモツキ中学、教頭の船田です』

とワンコールで出る。いつもすみませんなどと言うと

『いえいえ、お大事に。大塚には伝えておきますので、お気になさらず』

と言ってくれるとか。教頭ともなると、登校しぶりかな〜と思ったりするんだろうかね。

 担任の大塚先生は、五十代の女性で遅刻が多くて、欠勤もたまにある。

 朝のホームルームに副担任で新卒の“ちゃん前”がきて、『午後から来ます』やら『お休みです』と言う。

 女子なんかは『ちゃん前が担任になっちゃえば』なんて言ってる。“ちゃん前”は男性で“前山先生”だが、男子アイドルグループにいそうな可愛い容姿だ。あっという間に女子生徒達の注目の的となり、職員室の廊下に“ちゃん前”待ちの人だかりができる。

 大塚先生も“ちゃん前”も教科は社会。

 ちなみに副担任は3クラス受け持っている。

もう3クラスは別のやはり新卒の先生だ。

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